【本の話】まるで、この為の30分だったんじゃないかと思うぐらいの古本屋との出会い
「いつか、できたらいいな」程度の気持ちが、強くなる出来事がありました。
来年は節目の年であり、それを実現する為には、具体的な事業プランと長期的な準備が必要になりそうなのです。
どうしても叶えてみたい。
私の好きが全て詰まった集大成になるのは間違いないのです。
今回はそう思う事ができた不思議な話✍️
『本と古本屋』
この日、バスに乗りながら「成瀬は天下を取りにいく」をaudio bookで聴いていました。
登場する”成瀬”は、「次は何をするんだろう」と、続きを聴くたびに楽しみで思わず笑顔になってしまうのです。
そして、車窓から気になる看板。
「bar & books」
チラッと見えただけでしたが、頭の片隅に残しておきました。
■乗車予定のバスが30分後
用事を済ませて、帰りのバスの時刻表を見たら、30分後。
そういう時、私はバスが通るルートを家に向かって歩いてしまうのです。
歩いている間に30分が過ぎ、乗車予定のバスが近づくタイミングで、その場の最寄りのバス停から乗る。
この日もそんな流れで、バスのルートを歩く事にしました。
***
せっかくだから、行きのバスで見かけた気になるお店に行ってみよう!と、少しの上り坂を登って、歩きながら街並みを楽しんでいました。
途中、道を尋ねられたりと、行きのバス停でも年配の女性とバスの待ち時間に話したばかり。
最近の私は何かと人と話す事が多い。
目的の場所に辿り着き、お店の中を覗いてみると、雰囲気があるカウンターと窓際のテーブルに積まれた本と本棚。
「大好きな雰囲気だ…」
■古本の出す雰囲気と出会い
私はいつも本屋では、フィーリングを大事にしています。
この日も、私は本棚を上から下へ眺めて、久しぶりの古本の雰囲気にワクワクしておりました。
眺めている間に、店主の方から話しかけられ、ここに辿り着くまでの経緯と本が好きな事をお話ししました。
***
年々、本屋が減っている中、いろいろな方法で本に触れる機会をたくさんの方が作ってくださっているのは、小耳に挟んでおりました。
私が大きな本屋に行くまで、車で片道30分。
お目当ての本は、インターネットで調べて、オンラインストアで購入すればいいのかもしれません。
中身だけ知りたい本は、電子書籍でいいのかもしれません。
しかし、本屋でしか出会えない本がある。
■本屋で海と私の話をする
私が現在住んでいる神奈川県横須賀市は、よく場所によって東と西と表現する事が多いのですが、このお店は東側。
店主の方の「何をされている方ですか?」の質問に対し、私の仕事や活動、住んでいる場所や海の話をして、最後は名刺をお渡ししました。
この日、購入した古本は4冊。
この場所に辿り着き、話をして、出会えた本はまた私の大切なモノのひとつになったのです。
***
私の活動と本は関係ないと思っていたのですが、
どんな場所でも何に繋がるか分からないという事。
ちょっとした所に小さなチャンスが転がっている事がある。
実際に、今回の私の話をしたキッカケで繋がった縁がありました。
それはまた別の機会に。
■時間を忘れて、最寄りのバス停へ
素敵な雰囲気のお店と出会えた古本。
それだけで、歩いた甲斐があったと、それだけで満足しておりました。
最寄りのバス停に辿り着くと、ちょうどバスが向かってくる。
時間を見ると、ちょうど乗る予定だったバスだったのです。
30分後のバスが来る時間まで、なんて濃い時間を経験したんだろうと、思いました(笑)
帰りのバスに乗りながら、お店で帰り際に頂いたブックミュージアムのチラシを見ながら、
もし、私の活動と本をかけ合わせる方法があるとしたら…
そんな事を考え始めている私がいたのです。
■最後に
実は、この話には続きがあるのですが、またそれは違う機会に執筆したいと思っております。
久しぶりの古本の雰囲気を味わい、ここから少しずつ物語が進んでいるような感覚です。
Nagiko
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