【私の話】「いつか行こう」と思っていた、憧れの場所:石垣島に行けちゃった話
私が海に憧れを持つキッカケになった人がいます。
深夜パート時代の直属の上司。
彼が話した中に、石垣島に住んでいた時の話がありました。
OL時代に、沖縄本島へ社員旅行には行った事はあったけれど、石垣島には行った事がない私は、その話を聞いて、石垣島への想いが強くなったのです。
そして、話を聞いてから7年経って、初めて石垣島に行く事になった話✍️
『憧れの場所:石垣島』
子ども達が巣立って、一人の時間を多く持てるようになったら、「いつか、石垣島に行ってみたいな」と思っていたのです。
2023年1月。
ちょうど、友人が石垣島に出張に行くという話を聞き、なんとなく航空券を調べてみると、片道8,000円代。
その時、ダイビングコンピューターを購入しようと貯めていた、5万円を使って、思い切って、一人で石垣島に行く事にしたのです。
■思い切った一人旅
この時の私は、シングルマザーであり、海の仕事にどっぷり浸かっている状態。
「旅行をする」という考えは、まったくなかったのです。
ましては、一人旅なんて、考えもしませんでした。
15年間、一人で過ごす時間は仕事とちょっとした息抜きぐらい。
ずっと石垣島へ行くのを夢見ていたのですが、友人の出張を聞いた時、「また石垣島の話が出てきたな」と思ったのです。
航空券を調べると、片道1万円でお釣りが返ってくる。
そして、航空券とホテルの予約もしっかり取れた。
これはタイミングなのかもしれない。
子ども達を妹にお願いをして、一泊二日の一人旅に出発したのです。
そして、石垣島への旅は、私が私自身を知る事になった旅でもあったのです。
■目的はしっかり。でも曖昧に。
飛行機に乗ってるだけでも興奮しているのに、朝日を見ながらのフライトはとても贅沢な時間です。
南ぬ島 石垣空港に到着し、「本当に着いてしまった」と、空港の空気だけでも感じる事になりました。
「まさか、こんなに早く夢を叶えてしまうとは…」
今回の目的は、「石垣島に行く事」、「海を見に行く事」、「船を見る事」、「マリーナを見に行く事」、そして「友人と食事をする事」。
あとは、フィーリングとタイミングで、楽しむ!
予約していたレンタカーは新車らしく、ビビりながら、いざ出発!
■とんでもない所に来てしまった…
最初に訪れたのが川平湾。
ジャングルの中に突然現れた、見た事のない色の海と白い砂浜。
王道の観光ルートは無視をして、海を見て、浜辺を歩き、ただ海を感じるだけの時間。
途中、三線を練習している人にも遭遇をして、それがBGMになり、海に響く三線の音色は、海風と一緒に包んでくれるようでした。
時間を確認して、次に向かったのは、コンビニ(笑)
ナビを設定すると、「20キロ先…」というアナウンスに笑ってしまいました。
私はジャスミン茶が好きなのですが、ジャスミン茶を探してもどこにもなく、「そうだ!沖縄はさんぴん茶だった」と独り言。
地理も距離も分からない私は、フェリー乗り場へ。
こんな色の海がずっと続いている事に慣れてきた頃、フェリーを見て「かっこいい」と呟き、1月とはいえ、気温24℃の中、駐車場に車を置いて、歩き出しました。
距離感が分からない為、なんでもいいから歩いて、ナビ頼り。
漁港を見て、また歩いて、そして浜崎マリーナへ。
関東の海関係の定休日は、だいたい火曜日。
これは全国共通だと思っていたのですが、石垣島は日曜定休日が多く、そこにも驚きでした。
仕事で見慣れた船を見ながら、ギャップに驚きつつ、フェリー乗り場に戻りました。
■一人だと見えてくる自分の性格
今まで誰かの為に時間を使っていた私。
「自分がどうしたいか」と自分自身と格闘している事も多かったのです。
しかし、一人旅は私一人。
ホテルにチェックインして、私自身の性格を知る事になります。
着いて早々、ベッドにダイブするかと思えば、しっかり荷物整理を初めて、シャワーを浴びて、しっかり服を畳み、ハンガーを使う。
友人に会う為にしっかり用意をする。
今まで一杯一杯になると、家事ができない事なんて山ほどあったので、ズボラな性格だと思っていたのですが、結構ちゃんとしてたようです(笑)
友人に会うまでの時間、ホテルでのんびり。
「こんなに頭を空っぽにする事はあっただろうか。」
そんな事を考えながら、部屋から見る夕日は格別でした。
■お酒が好きなわけではない。雰囲気が好き。
友人の時間までの間、私は一人で居酒屋で飲む事にしたのです。
正直、お酒も食べ物も私好みなのです。
友人が予約を取ってくれたお店に向かい、久しぶりの再会。
彼女のおかげで石垣島に来れた事、ダイビングの話など、あっという間に時間は過ぎていきました。
■次回は、船とダイビング
一泊二日なんて、あっという間です。
ホテルをチェックアウト後、そのままレンタカーを返して、飛行機に乗る予定だったのですが、やはり名残惜しい。
時間に余裕のある動きをしてきたのですが、少し無茶をしてみたい気持ちになったのです。
「思い立ったが吉日」
次はいつ来れるか分からない。
それなら後悔のないようにしなきゃいけない。
車を走らせ、玉取崎展望台に向かう事に。
ここからの景色を見て、次回の目的を決めたのです。
「次は、船を借りて、船に乗ろう。ダイビングをしよう。」
「また絶対に来るから、その時まで関東の海で修行しておきます。」
見た景色は壮大で、また一つ夢ができた瞬間でした。
■最後に
事故もなく、怪我もなく、無事に帰ってきたのですが、そこから私の行動が変わったと言っても過言ではありません。
この年に、海の近くに引っ越して、仕事も辞めて、フリーで海の活動をしている。
「夢はいくつあってもいい」
「夢に大きい、小さい、なんてない」
まだまだ、私には叶えたい夢がたくさんあります。
そして、死ぬまで、夢を持ち続けるんだと思うのです。
次に石垣島に行けるのは、いつだろう。
この投稿を執筆するタイミングが来たという事は、すぐかもしれません。
Nagiko