秋の味覚、それは甘くて温かい思い出
秋といえば、食欲の秋!
美味しいものがたくさんあって、目移りしちゃう。
栗、柿、梨、ぶどう…
どれも、秋の味覚の代表格だよね。
でも、私が一番好きな秋の味覚は…
そう、焼き芋!
あの、甘くてホクホクの焼き芋は、秋にしか味わえない特別な美味しさ。
子どもの頃は、秋になると、よく祖父母の家に遊びに行って、庭で焼き芋を作って食べていた。
祖父母の家は、鎌倉の海から少し離れた、緑豊かな場所にあった。
広い庭には、大きな柿の木があって、秋になると、たわわに実をつけていた。
その柿の木の下で、焚き火をして焼き芋を作るのが、毎年の楽しみだった。
焚き火の中にサツマイモを放り込む。
しばらくすると、焚き火の中から、甘くて香ばしい香りが漂ってくる。
焼き芋ができるまでの待ち時間は、まるで永遠に続くように感じられたけど、その時間も、また楽しかったりする。
焼きあがった焼き芋は、熱々で、ホクホク。
皮をむくと、中から湯気が立ち上る。
一口食べると、口の中に、甘さが広がる。
まるで、蜜を食べているみたい。
「はふはふ」しながら食べる焼き芋は、最高に幸せな気持ちにさせてくれる。
焼き芋って、なんか、懐かしい気持ちにさせてくれるよね。
子どもの頃に戻ったような、そんな気持ちになれる。
あの頃は、焚き火の温かさ、パチパチと燃える薪の音、そして、焼き芋の甘い香り…
五感を刺激するものがたくさんあって、子どもの私は、いつもワクワクしていた。
大人になった今、あの頃の思い出を振り返ると、なんだか、心が温かくなる。
焼き芋は、私にとって、ただの秋の味覚じゃない。
甘くて温かい思い出を運んできてくれる、そんな特別な食べ物なんだ。
…あ、そうだ!
今度、ユキちゃんにも、焼き芋、おすそ分けしようっと!
ユキちゃんと一緒に、焼き芋を食べながら、昔話に花を咲かせたいな。
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