会社の飲み会をお断りした日
会社の飲み会が苦手だ。
まず、大人数が苦手。からの、’’会社の人’’というのも苦手。
個人個人と関われば、’’会社の人’’ではなく、◯◯さんという個人として関わることができるので問題ない。
だけど、大人数となると、そこに居る人たちは’’会社の人’’として捉えてしまうため、「あ、ダメだ。しんどい。。。」となってしまうのである。
会社で働く人が嫌いなわけではない。会社という組織に対して、どうにも拒絶してしまう。
この感覚、伝わりますかね。笑
そんなこんなで、会社で飲み会があることが知らされた。それを知った瞬間、一気に萎えた。
だけど、驚くべきことに、私以外全員参加できるとのこと。「え、全員参加できるの?言われたの飲み会の4日前とかだけど、みんな予定とかないの?むしろ予定とかあれよ!!」と内心思った。
「なぎっこさんは参加難しい?」と聞かれ、さすがの私も、全員参加するとなると、自分だけ参加しないのは気まずい。「ちょっと確認しておきます、、、」と、あたかもすでに予定が入ってる風を装っておいた。(ちなみに、予定は特にない。)
飲み会に参加するか、しないか。このことを考えるとすごく憂鬱な気持ちになった。今後の関わり方を考えると、「参加しておいた方が無難か」と考える自分も居れば、「いやいや、飲み会に参加しただけじゃ何も変わらん。自分の気持ちを優先して!」という自分が居て、心が揺れる。
こういうとき、周りの目とか気にせず、スパッと断れるタイプか、もしくは、「大人数とか全然平気!みんなで飲み会?めっちゃ楽しそうじゃないっすか!」と、ノリノリで参加できるどちらかのタイプだったら、いいのになと思った。
私のように、中途半端な人間が1番、面倒くさいのだ。笑
どうしたらもんやらと、翌日の仕事中も行くか行かないか悩んでいた。すると、職場で、例の飲み会の話になった。
私は、全員参加すると聞いていたから、てっきりみんなそれなりに乗り気なのかと思っていた。どうやら、そんなこともないっぽいぞということが、会話をしていたわかった。
私の肌感ではあるけど、
・私みたいに全力で飲み会に参加したくない人1割
・断るのもあれだし参加する人7割
・会社の飲み会が苦じゃない人2割
って感じなんじゃないかと思う。
会社の飲み会が苦じゃない人からしたら、「なんであの人参加しないんだろう」と思われているかもしれないけど、大多数を占める「断るのもあれだし参加する人7割」の人たちにとっては、「あの人参加しないんだ〜」ぐらいの感じで、特になんとも思っていないのではなかろうか。
あくまで、私の偏見が含まれた見解ではあるけど、飲み会を断る勇気を持つには十分な仮説となった。
「なーあんだ、みんなそこまで乗り気じゃないけど、参加してるのか!」と思うと、なんか気持ちが楽になって、お断りすることにした。
それにさ、もし私みたいに、全力で飲み会に参加したくない人がいて、でも、断りづらくて参加している人がいたとしたら、私の勇気ある行動によって、その人も断りやすくなるかもしれない。という、都合のいい解釈も付け足しておきます。笑
昨日のnoteでも書いたけど、生きやすい世界っていうのは、自分のできないこと・苦手なことを安心してシェアできる世界だと思う。そして、自分ができることや得意なことを活かして、人の役に立つ。
話は変わるけど、先日、寝坊で遅刻してきた同僚がいた。遅刻の常習犯であるため、上司も「どうやったら遅刻しないかな…」と悩んでいたそう。
その話を聞く前までは、寝坊で遅刻するのは、その人の怠慢だと思っていた。でも、その上司の言葉を聞いて、「あ、本当に朝起きれないんだ」と思った。
私にとって、朝起きて時間通りに出社するのは当たり前にできるけど、その同僚にとっては、苦手なこと。
私にとって、会社の飲み会に参加するのは苦手だけど、他の誰かにとっては何の苦もなく参加できるもの。
自分が当たり前にしていることが、誰かにとっての当たり前じゃない。自分にとっての当たり前を、あたかもそれが常識のように押し付けてしまうと、そこには「苦しさ」が生まれる。
できないこと、苦手なことは、そう言っていい。
その代わり、「これならできるよ!」と自分ができることで貢献したらいい。
そういうマインドになれれば、より生きやすく、自分らしく生きられるのだと思った。
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