毒親だけどこの世でかけがえのない親

わたしの両親との溝は深い
何回話しても
通じない
何度も
こちらから
連絡を取るのを
辞めたり
行方をくらましたりした

でも、
わたしのひとり娘にとっては
かけがえのないおばあちゃんだ
シングルマザーであるわたしの
娘にとって
数少ない
親族

すべてを受け入れることは
わたしはまだできていないけど
娘と母の関係を
見ていて
無理に引き離さなくて
良かったと
心から思う

人は
親は
みんな
間違う
正解なんて
この世にはないんじゃないかな
時が過ぎて
「あぁ、よかったな」
そう思える瞬間のために
今を
必死に
思い悩み
それでも
いいと
信じた方に進んでいる

わたしもまだまだ
未熟な人間
未熟な親

わたしの子どもに
たくさんのことを
教わっている
子どもがひとりでも
いる奇跡に
感謝して
一日一日を
少しでも
うれしかったことを
大切に
感じ取って
穏やかに
優しく
生きていきたい