最近の記事

「いつも1人で格好いいですね」「私が格好悪くしてあげましょうか」 ←天才!天才!!

    • 8/18

      実家から東京に帰るバスの中で忘れらんねえよのCからはじまるABCを聞いて訳もなく泣きたくなってしまった。「いつのまにか三十路になってく いい それでいい」ってあまりにもパワーフレーズすぎる。幸せなんてものは生きてるだけで継続する不幸の狭間にある給水地みたいなもんに過ぎず、給水地に向かって走り続ける体力と、そういったポイントがあったとしてそこを給水地として認識できる感性みたいなもんを丁寧に養っていかなきゃあいけんなと最近つくづく思う。嬉しかったことをあぶり出すために、嬉しくない

      • 「虫歯が何本あったって愛せよ、それが愛ってもんだろうが」っていう友達の言葉、今になって良くなってきたな

        • 「正欲」を読んだ

          絶対に言葉を間違えてるし、不快に思われる表現であることを承知の上で言うんだけど、「多様性」だとか「フェミニズム」とか「マイノリティに人権を」とかいう言葉、聞いててどこか薄っぺらく感じないですか?虚しく感じないですか?俺は感じます。でもそれはあくまで俺がマジョリティ側に立ってるからであって、そういった人たちの立場に立った考えができないが故の傲慢な感覚であり、悪いのは俺だと思っていました。この本を読むまでは。 朝井リョウの「正欲」はまさにそういった、「多様性」という言葉が持つ薄

        • 「いつも1人で格好いいですね」「私が格好悪くしてあげましょうか」 ←天才!天才!!

        • 「虫歯が何本あったって愛せよ、それが愛ってもんだろうが」っていう友達の言葉、今になって良くなってきたな

        • 「正欲」を読んだ

          「6人の嘘つきな大学生」を読んだ

          ミステリと聞いて連想する単語といえば「殺人事件」「刑事」「探偵」あたりなんだろうけれど、この本はミステリでありながら「就活」「大学生」と言ったワードが付随する。とても日常的なのだけれど、書かれる内容は生きるか死ぬかのデスゲーム、この上無いほどのサスペンスだった。 超大手IT企業の最終面接は「自分たちで内定者を決める」という、就活生のみで行われるグループディスカッション。「正々堂々とやろう。だれが内定しても後悔しないように。」そう意気込んで入室する6人の就活生だったが、部屋に

          「6人の嘘つきな大学生」を読んだ

          ショートカットの女は首にキスマークを付けさせるな

          ここ最近はギターという弦楽器を手慰みに弾いている。いや、手慰みという表現は適切ではない。これはやることがない人が目的もなく暇を潰すという意味であって、上手にギターを弾けるようになって女性と親密になるという明確な目的のもと効率と合理を重視し最短で上達しようとしている今の俺に使うのは間違っている。俺がギターを弾けることと俺が女性と親密になり、閑静な住宅地に一軒家を建てて女性と猫二匹としっぽり暮らすことに一見相関はないように見えるだろうが、実はある。俺は数学が得意なのでその辺の事情

          ショートカットの女は首にキスマークを付けさせるな

          彼奴(きゃつ)

          率直に言って2020年というヤツはクソッタレな年だった。今年も終わるし締めくくりにビシッと一発noteでも書くか、と思い立ったは良いものの、いざこの1年を振り返って見ると印象的な出来事はこの2つしかなかった。 ・受験全落ちした ・恋人と別れた 良いことも悪いことも全部ひっくるめてこの2つだけ。薄っすい1年。しかも両方とも最序盤に経験したイベント。どっちも引きずっているとかそういう訳ではなく、本当に特筆できるようなことがこれしか無いのだ。正直な所、5月から昨日までの記憶が一

          彼奴(きゃつ)

          啓蒙

          駅の便所の洗面台に置いてあった毬栗(安全)です。なにとぞ。 俺の好きな木下龍也という歌人が「天才による凡人のための短歌教室」という本を出したのを見て、いいなあ、俺も天才として凡人を対象にした◯◯教室を開きたいなあ、と思った。言うまでもなくこの世の中の99.9パーセントの人間は凡人で、俺も当然ながらその中に含まれる訳だけど、俺は天才になりたい欲が人よりも半端なく強い。本当に半端ない。藤井聡太や久保建英が活躍したニュースを見るたび歯軋りして貴重な永久歯を擦り減らしている。親

          草野球レポート

          9/12 A.M9:00 駿ベネマーク模試を受けに予備校へ行く。この日は理科と英語、昼で上がりであった。教室に入ると真剣な目をした予備校生が既にほぼ全員待機していた。筆記用具と申し訳程度の勉強道具、そしてグローブを入れただけのスカスカのバックパックに背徳感が入り込み、この瞬間背中がやけに重く感じた。負けてたまるか。俺は野球をするんだ。 P.M0:30 理科と英語を受け終え、リスニングとかいうアホ科目に対して呪詛を唱えながら友人が待機してくれている車へ向かう。道中で自

          草野球レポート