【学力格差】学校環境だけが格差を生むわけではない教育の実情
予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。冒険者ブログを運営しています。
今回は「学力格差」についての問題を解説していきます。
格差問題は今に始まったことではありませんが、教育について言えばコロナウィルスの影響で学校が休校になったり、オンライン授業をやれている学校があったりなかったり・・・
このような社会情勢の中で、教育格差に拍車がかかったわけです。
よく言われるのが「うちの学校はオンライン教育をやっていないから授業が受けられなくて勉強できない!」とか「うちはオンライン授業をやっているから安心!」というニュースや話題を目にします。
しかし!
このオンライン授業をやったかやらなかったか!が格差を生んだのではないのです!
今回は「学校環境だけが学力格差を生むわけではない、本当の現場の真実!」を公開していきます。
今回もnoteは簡単に、詳細はブログで!という流れで行きます。すべてを知りたい方はブログへGo!です。
ではさっそくいってみましょう!
学力格差は家庭の意識の差
もう早速、結論から書きます。
見出しにもあるように「学力格差は家庭の意識の差」から生まれる!です。
今回、コロナウィルスで休校を余儀なくされた小学生~高校生までの間で休校期間中に公教育や私教育を受けられず、ずっと家に自粛してとどまっていた生徒は多かったと思います。
ここで、家庭の方針が「学校がない分、自分の本当に必要な学習ができるチャンス!」と思って勉強に励んだ子どもはどれくらいいるのでしょうか?
高校3年生の受験を控えた学生であればまだしも、それ以下の学生が進んで勉強したでしょうか?
いや、そうではないですよね。
子供は勉強は根っこでは嫌いですし、面倒です。ですから、親がどれだけ強制力を持ったり、ルールを決めたり、また休校期間中だからこそ家庭でできる勉強にコミットしたりすることで、子供の学力を向上させることができるのではないでしょうか?
学校の授業で進度が遅れて問題がある科目は理数系の科目です。
英国社の授業は、進度が遅れてもさほど問題でもないのです。
つまり「オンライン授業の有無」での学力格差、ではなく「家庭の学習への意識」が如実に表れたことでの学力格差がうまれたように思います。
現場で指導してきた学生でも「あ~、この家は方針がしっかりしているから勉強が順調に進んでいるな~」って思います。
逆に「この子は家にいたら堕落した過ごし方をしているに違いないな!」という風にも思ってしまいます。
家庭の意識の差、これが「自由に使える時間への個人の質の違い」が顕著に表れているのです。
学力上位を狙う「自立と自律」
では、学力格差の上位に位置している学生はどのような特徴があるのでしょうか?
それは・・・
「自立していて、自律している」
ですね。どのような状況でも「自分が置かれた状況を把握し理解し、その中でできることを模索し実行に移し、さらに自分を律する力を備えている」ことが特徴です。
「はい、明日から休校!」と言われて、子供自らが「今後、どうする?」を考えられたかが格差につながっているのです。
一応、現段階(2020年6月21日)では休校は解除され、元の生活リズムに戻っていると思います。
しかし、2020年3月から休校を全国的に実施して、休校が完全に明けた6月までの3カ月間での「差」は計り知れないものになっているはずです!
指導中の高3生は「このコロナのおかげで自分は変わることができた」と言っていましたし、逆に「よくわからないうちに休校期間が終わった」という生徒もいました。
もうその差は歴然。
自立していて自律している。これが学力上位層の特徴、というのが理解できたかと思います。
学力格差 まとめ
いかがでしたでしょうか?
ブログの方では、もっと具体的に学力格差について説明していますが、簡単にまとめただけでも「コロナの格差」について理解できたのではないでしょうか?
自由な時間が与えられた人間(子ども)は、その使い方ひとつで「本当の意味での成長」を遂げたことでしょう。
幼ければ幼いほど家庭での意識の差が色濃く出ることもわかっていただけたかと思います。
休校が明けた今、教育に携わる人(親、教師、塾、学童、地域)に、こういった情報がきちんと伝達されることを願います。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました!
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