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行動しない人の3つのNGワード改善法
「目標達成するには行動が大事」なのは誰でもわかることだと思いますが、その行動が実行されるかどうかは「計画の立て方」が肝だというと、驚くでしょうか。
「できたことノート」は、「できたこと」という経験から学び取り、次の行動に活かしていくための思考ツールです。
のべ1万2000人の行動データと内省文を分析した結果、うまく新しい行動に結び付けられている人とそうでない人の違いがわかりました。
それが、「行動計画の立て方」なのです。
「意識する」
「向上させる」
「努力する」
これらは、実践できない行動計画に使われる言葉の代表例です。
そこで今日のコラムでは、「行動しない人が使う3つのNGワード」とその改善法を解説します。
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NGワード① 頭で考えることで行動ではないもの
例:「心がける」「意識する」「考える」「検討する」
行動計画を立てる時、「実際の行動のように見えて、実は頭で考えること」を使っている場合があります。その場合、行動の実践度は下がります。
改良ポイントは、「具体的な行動を書く」ことです。
事例で学んでいきましょう。
NG「部下が相談しやすい職場づくりを意識する」
↓
Good「朝礼の時、部下から相談を聞きすぐアドバイスする」
このようにタイミングや具体的な行動を書くことによって、実践度は格段に上がります。
NGワード② 何をするか曖昧で分からないもの
例:「徹底する」「管理する」「向上する」
実際には、何をするのでしょうか?
こちも事例で行動計画の改善点を見てみましょう。
NG「プログラミングスキルを向上させる」
↓
Good「毎日100行以上プログラムを書き、単体テストを実施する」
このように「曖昧な言葉」を「明確に行うこと」に変えると
行動の実践度は格段に上がります。
NGワード③ 人や状況によって解釈がブレるもの
例:「努力する」「励む」「踏んばる」
こちも、何をどれぐらいするのが「努力する」ことなのか、「励む」ことなのか、人によって全く違いますよね。
こちらはその程度や度合いを明確化すると良いでしょう。
NG「スタッフが問題意識を持つように努力する」
↓
Good「ミーティングで10分使い、お客様の声をスタッフに伝える」
このように、どれぐらいするか、という度合いを”数値化”することで
具体性が増すことになります。
「人や状況によって解釈がブレるもの」は"数値化"すると明確になります。
「しっかり」「ちゃんと」「もっと」といった程度を表す「副詞」を使った言葉も、数値化すると良いでしょう。
まとめ
以上、NGワードの改善例を幾つか挙げましたが、共通ポイントは、「明確な行動を示す」ということです。
できたことノートにおける週1回の「内省」の最後に、「次から(明日から)どのような工夫をするか」という欄があります。
まさにできたことから学び取り、新しい行動計画を見出す部分ですが、上記NGワードに気をつけて改善を行ってみてください。行動実践度が格段に上がり、さらに自信につながってくることでしょう。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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・動画で学ぶ(YouTube動画)
【そのワードはNG!改良すれば行動が変わる! 】
・テキストで学ぶ(noteの記事)
【Vol.42 行動しない人が使うNGワードの改善法】
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【#2-13 行動計画の立て方の極意「しっかり・キチンと・頑張ります」はキケン?!】
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Vol.017 (2025/01/29)
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