自分に「完璧」を求めていたのは他でもなく自分だった
突然だけれど私はずぼらだし日々雑に生きている怠け者だ。
物の上に物を置いて片付けた気になるタイプ。
完璧???はて??というぐらい縁のない言葉だ。
けれどエステの仕事、特にお客様との関係作りにおいてはちょっとしたミスでこの世の終わりぐらい思い悩む。ノミの心臓過ぎる。
余計な一言だったかな、返答に困る事言っちゃったかも。
なんでそこでオヤジギャグかましたんだろう。
またテンション上がりすぎてお客様の語尾にかぶせてしまった…
みたいなコミュニケーションでくよくよすることもあれば
うわー!!!!忘れ物したー!!!!私は最低だ!!!!
設備トラブルで時間通りにご案内できないかもしれん!!!
みたいな直前のアクシデントで冷や汗をダラダラ流しながら震える指でお客様へご連絡することもある。
とにかく円滑に会話や物事が運ばないようなことがあれば(もうこの方とお会いするのは今日で最後かもしれない…)と勝手に失恋してるし
帰り際に苦言の一つや二つ覚悟してお見送りをしている。
その度に他店で働いていた頃に私のミスでお客様を怒らせてしまって「見送らなくていい」とメンチ切られた記憶がよみがえる。
それでも翌月また「予約お願いします!」とご連絡を下さるお客様方は心広すぎでは…?と拝まずにはいられない。
まさに「お客様は神様」。
他にも死ぬほどエステサロンがあって私よりもデキる人は沢山いるのに。
私がここ2~3年指名している美容師さんは技術力は申し分ない上に物腰柔らかくて余計なことは言わない、でも親しみやすくて、(多分)歳が近いこともあってとても尊敬している。
完璧な技術者だなあと思うからこそ私も技術者として完璧でありたい。
けれどここぞという時にズッコケる。何故私はこんなにも出来ないのだ!!!
けれど変わらずご愛顧くださるお客様と接していると、自分が思ってるほど私は完璧を求められていないのでは…と思い始めてきてしまう。(だからといってそれに甘えるのは論外)
お金を頂く立場としてお客様の前では完璧でいなければいけない
というのは私の強迫観念なのか、いや違うはず。
それとも私には完璧よりも別の事が求められているのだろうか。
私に対する需要が何なのかを考えてしまう今日この頃だ。
(あくまで代打としてではなく私の施術を優先してくれるお客様にとっての話。)
とにかくポンコツだしカリスマ性もなければ可愛げもないのでお客様の心を鷲掴むことは難しいが、
せめて施術ではお客様をうっとりさせたい、頼れる人間でありたい。
と、その一心で最近はとにかく技術練習をしている。
ずぼらだけど!!立ててあるストレッチポールにペットボトルとか置くけど!!!
技術だけは!!!誰もがっかりさせたくない!!!
と心に誓っている。
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