見出し画像

自分の気持ちに応えてあげる

みなさんはやりたいことをあとまわしにしていませんか?

思い立ったとき、やる気スイッチが入ったとき、やってみたいことは遠慮せず、時間が許すかぎりやってしまった方がいい。
そんなお話しです。

自分の中にぽっとわいた、やりたいことを実行する。
すると、自分で自分の気持ちを受け止めてあげられたことになります。

よく自分の気持ちに正直になるとか、自分を大切にするといった言葉を目にしませんか?
正直わかっていたようでわかっていなかった。
こういうことか…と、今回のことで腑に落ちました。

いつかやってみたい…
大金が必要とか大がかりなことではなくて、普段何気ないときにふと、してみたいと思った気持ち。
それをずっと無視しつづけ、ほとんどのことを実行しないまま何十年と過ごしてきたのが原因だろうと思います。

したいことなのに何もかもがめんどうなことにすりかわってしまっていたのです。

手間がかかるという点でめんどうに思ってしまう気持ちもあったけど、なによりも「しなくていいや…」と自分で勝手にブレーキをかけていた。

しないことがあたりまえ。
しないことがクセづいてしまっていることにも気づいていなかった。

今日はひょんなことからパン作り欲が高まりました。

素人なのでパンを焼くハードルが高いことはわかっています。
昔はホームベーカリーを使って成形だけしていました。
ずっとしたかったのは、粉の状態から自分の手でこねて作るパン。

おうち時間をたのしもうと買い置きしてあった強力粉。
一向に行動にうつさないため賞味期限は過ぎ、別日に買ったイーストもパッケージを開けることなく期限切れに…

さっさと作ればいいだけなのに、なにが邪魔をしていたのか…
純粋に自分の気持ちに応えてこなかったのです。

よし!
今日は作りたい気持ちを優先する。
もう、したいことをあとまわしにはしない!

そんな意気込みで、ボウルに賞味期限切れの材料をぶちこみました。

生地をこねていると手にベタベタまとわりついていた生地が、だんだんまとまってひとつになってくるのがわかります。

ずれる台に手こずりながらも、粉とイーストの香り、生地の様子を見ている時間は案外至福でした。

まとまってきた生地を時折台にバンッ!と打ちつけます。
誰の顔が浮かんでいたかは伏せますが、何度もバンバン叩きつけてスッキリもしました。笑

次にバターを練り込む難関があります。

YouTubeでパンを作る人の動画を散々観てきました。
実際に自分の手がバターまみれになっていく。

溶けるバターに逃げる生地。
ほんまにまとまるんかいな…
生地がバターの油分をはじいてなかなか混ざってくれません。
それでもひたすらこねつづけます。

すると気がつけば分離していたバターがなくなっていて、生地に混ざりこんだ様子がわかります。

やればできるやん。
ちょっと得意気になったりして。

バターとシュガーで化粧

生地にクープ(切れ目)を入れるとぱっかり割れて、見た目のおいしさ度が増します。

作ってこなかったものの、クープを入れるための刃先のするどいカッターナイフのような専用道具がある知識だけは無駄にあったりします。
数百円では買えません。
入手してみたところクープを入れるのは至難のワザでした…

ですが人様の作り方を観ることはしょっちゅうしてきましたから、ある日ハサミでガッツリ切り込んでいるところを目の当たりにして「なんだよぉ」と思いましたよね。
早速その方式で。

出来栄えは…

思いのほか大成功

予想外の出来にびっくりしました。
今回ばかりは自分を褒めちぎってもバチは当たらないんじゃないか…

土曜の朝がたのしみ

したかったことを実行にうつす。
日常のヒトコマだけど、こんな小さい積み重ねがわたしの人生になっていく。

まずは自分の心の声を自分が聞いてあげる。
他人の愚痴よりも先に、自分の声に耳をかたむけることを優先する。

そうすることで自分が確立する。
ご機嫌なわたしになれる。

本来のわたしはここでスタート地点に立ったことになる。
ここからようやく、自分以外の他人に対してどうこうできるようになる。
他人を重荷に感じるようなら、まだまだ自分の声を聞いてあげられてはいない。

そう思う。


いいなと思ったら応援しよう!