この恨み、晴らさでおくべきか
最近ツレがバチェロレッテを見たいと言い出しましたので、
最初の15分くらいを一緒に見ていたのですが、
バチェロレッテが男性たちと挨拶を交わしているあたりから、
ワイの感情が大爆発を起こしまして、見れなくなりました。
大爆発というのは、「怒り」のことを指します。
きっとつれぴは、やいのやいのと言いたかったと思いますが、
隣で見ていたワイがつれぴに絡みながら
「なんやこの男は!!!」
「バチェロレッテのことなんも考えずに、自分のアピール時間にしてるだけやんけ!!!!!」
「運命の愛??? ハッ!!!!! 覚悟が足りねえ!!!!!」
「相手の話を聞かんか何してんねん!!!!!」
とバチギレ出してしまったので、そこで強制ストップでした。
そう、ワイは、恋愛リアリティーショーを見ることができません。
バチギレしてしまうので。
ということで、本日扱うテーマは「怒り」にしようかと思いましたが、
もう少し踏み込んで、「恨み」にしていこうかなと思います。
「怒り」は危機を感じた時、瞬発的に出てくる生物としての本能的な反応ですが、
「恨み」は蓄積された濃度の濃い感情になるので、ワイは、知性が発達してしまった人間らしい感情やなと思っています。
そもそも、「恨み」という感情は、定義が曖昧です。
このテーマを書くにあたって、何本か論文を読みましたが、
国によって、感覚が違うように感じました。
特に、韓国は「恨(ハン)の文化」があると言われておりますが、
まさに、「恨み」によって形成された技術、芸能があるように思います。
だから、韓国ドラマとかみていると、すごい感情の渦に巻き込まれる登場人物たちが、自らまたその渦を作って泣き叫ぶみたいなことがあると思うんですが、
あれは「恨(ハン)」の根付きがあるからかなと、勝手に思っています。
一方、日本でいう「恨み」はもっと爆発的なエネルギーは低いように感じます。
鈴木拓朗さんという方の論文で、「恨み」は、ある3つの要素を同時に有するときに体験される心理的状態であると書かれていました。
確かにぃ!!!となりました。
この「どうしようもなさ」が、エネルギーが低いように感じる部分なのかもしれません。
しかし、「恨み」が溜まれば、とんでもない攻撃性で持って、相手にとんでもないことをしでかすこともあるわけです。
いじめや、犯罪、自傷など、それはそれはもう、大変な事態を引き起こすわけです。
溜まっていく時は、じっとしている感じであっても、それが表出される時というのは、とんでもない爆発力だと思います。
さて、では、どうやって日々の恨みを晴らしていくか、が問題です。
溜まり切った恨みというのはマグマのようなものです。
時折発散させていかないと、まじでとんでもないことになります。
そういう時は、どうするか。
自分を大切にするとか、アンガーマネジメント力を鍛えるとか、
まあそんなことも言えるんですが、
ワイは、愚痴を言う、だと思っています。
ワイの中で、悪口と愚痴は明確な違いがあります。
悪口は、対象の人を悪く評価すること、
愚痴は、ある対象に対しての自分の嘆きを言うこと。
つまり「あいつ、仕事できなくて心底ありえない」は悪口のニュアンスが含まれますが、
「あの人と仕事するとなかなか進まなくて、困っちゃうんだわ」は愚痴のニュアンスが多く含まれているって感じです。
あくまでこれは個人的な意見なので、「そうかなあ」と思われる方もいらっしゃるとは思います。
あくまで、参考意見程度にしてください。
つまり、自分のネガティブな感情を誰かと共有する、共有できないなら言語化だけするのが、結構対策として有効だと思っています。
一人で抱え込んでいたものが、解き放たれるわけですから。
ちょっと膿も出るってものでしょう。
と言うことで、もしかしたらツレがバチェロレッテ見たいって言ったのは、
二人で愚痴を言い合いたいみたいなことだったのかもしれないなと思い出しました。
とはいえ、ワイは本当にああいった恋愛リアリティーショーを見るのが苦手なので、違う方法を提案させていただこうと思っています。
ごめんね、つれぴ。
今日は花金だから、愚痴大会しよね。