鬼滅の刃という映画を観て
2020年7月に鬼滅の刃 無限列車を見ました。
私は、数年前に鬼滅の刃が台湾で大ヒットしており、日本人なら見るべきだと台湾の人が言っていることかから
いや台湾ではなくフィリピンだったかも。
そんなYouTubeの人の話から興味を持ってネットフリックスの鬼滅の刃をアニメで見ました。
しかし5話程度見ましたが、なぜ日本人なら見るべきと言っているのかわからないままそんなに心は動かず全話見ることはありませんでした。
映画が大ヒットしている事を知り
このコロナ禍の中でなぜそんなにヒットするのかをまたもや別のYouTube解説で内容確認しました。
その解説者もアニメなんか25年ぶりに見たとおっしゃっていましたが家族で見に行きました。
泣いてしまいましたと仰っていました。
その事を妻に話すと、妻も日本人なら見るべきと言っているという話を知っていて、では見に行くかと2人で映画館に観に行くことになりました。
よい歳をした2人の大人が鬼滅の刃の映画を映画館の前から2列の席中央に座って見上げる様な角度で観覧しました。
子連れも多いのですが、大人だけの観客も多く、入りは50%ぐらいでしたが、その映画館では9つあるスクリーンのうち6スクリーンはこの映画でした。
ストーリーには触れませんがたしかに後半涙が止まりませんでした。
初めからグイグイと物語は進み退屈する事なく引き込まれていきます。
主人公の他に出ている煉獄さんという主人公を指導する立場の柱の身の上、父親と母親との関係で、母親に言われた言葉に私はないてしまいました。
この煉獄さんは、大東亜戦争時の兵隊さんだと思いました。
強く生まれた訳を母親に諭されて煉獄さん
その言葉を実践する煉獄さん
それは、力や権力立場を得たものが自分のためではなく人のためにその力を発揮する運命である事を理解していたかつての日本人、武士道、貴族
そういった人たち。かつての日本の指導者
にあった考え方なのではないかと思いました。
今の日本にそんな指導者がいますか?
東大を卒業した賢い人は国民のために自分の能力を発揮することはなく自分の利益のために小賢しく知識を使う。
財務省などの役人も国益ではなく自分の省益のために税金をあげる。
しかしこの煉獄さんの母親の教え、それを守る煉獄さん本人そのために死んでいく柱
この考え方を漫画、アニメが子供達に伝えている事、そしてそれが大ヒットしていることに私は深く感動して涙を流しました。
バイデンとトランプの戦いもふと頭によぎりましたよ。
煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)
母
煉獄瑠火(れんごくるか)の言葉
なぜ自分が人よりも
強く生まれたのか
わかりますか
弱き人を助けるためです
生まれついて
人よりも多くの才に恵まれた者は
その力を
世のため人のために
使わねばなりません
天から賜りし力で
人を傷つけること
私腹を肥やすことは
許されません
弱き人を助けることは
強く生まれた者の責務です
責任を持って
果たさなければならない
使命なのです
決して
忘れることなきように
母はもう
長く生きられません
強く優しい子の母になれて
幸せでした
あとは頼みます
出典:鬼滅の刃 8巻64話 吾峠呼世晴 株式会社集英社 2017年10月9日第1刷
煉獄さんの最後の言葉
俺は
ちゃんと
やれただろうか
やるべきこと
果たすべきことを
全うできましたか?
母の言葉を守りそのために命を落とす。
最後に亡き母を見ました。
母は、
立派にできましたよ
と語りかけた。
出典:鬼滅の刃 8巻66話 吾峠呼世晴 株式会社集英社 2017年10月9日第1
感動しました。お勧めです。