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なぜ私たちが徹底的な情報公開にこだわるのか?

こんにちは。
ガイアックス採用マネージャーの流です。

もう4月なのに今年の東京は寒いですね。
この時期は、
多くの2020卒就活生にとっては勝負の時期。
2019卒新入社員にとっては、
社会人生活にワクワクしたり、
戸惑ったりしている時期。
そんなところかと思います。
 
さて、そんな就活や入社に関するお話と一緒に今年よく見られるのが、
『透明性』『情報公開』に関するお話です。

私が最近目にしたものだと、
「就活中、企業側のことが不透明すぎてわからない」
「何の情報を信じたらいいのかわからない」
「内定先のことがよくわからない」
「入社したらギャップを感じた」
などなど

逆に、
自社の採用基準を表明する企業が現れ始めたり、
ワンキャリアさんが渋谷で合格ESの見本を配布した #ES公開中 の活動だったり、
大手企業が『配属リスク』について公開したり、
『透明性』を意識した『情報公開』の動きもたくさん起こっています。

実は私たちもかなり『透明性』ということに関してはこだわりを持っている会社の一つです。

それは会社としてもそうですし、
採用チームとしてもそうです。

大事にしているカルチャーも
『フリー・フラット・オープン」

3つ中2つが、この話題に関係する
「フラット」と「オープン」です。

 

さて、今回は
なぜ私たちがこんなに情報公開にこだわるのかを語らせていただきたいな思います。

【目次】
・採用(入社)より先を見据えているから
・フィードバックは多いほど強い

 
■採用(入社)より先を見据えているから
 

採用(入社)がゴールになっていないか?

一番シンプルな理由はこれです。
また問題になりやすいのもこれです。

採用担当者が『採用』することだけを考えていて、その先のことを考えていない。
求職者が『入社』のことだけを考えていて、その先のことを考えていない。

このようなケースで、
不透明さが問題につながることが多いです。

なんのために採用活動をしているのか。
その具体的な理由は組織によって異なると思いますが、
活躍していただく必要があるのは間違いないはず。

なんのために就職活動をしているのか。
「あそこの内定もらったよ」と自慢するためというよりは、
基本的には入社して働くため。

しかし、それを忘れて、
内定をもらうこと
承諾してもらうこと
がゴールになってくるとおかしなことになります。

企業側(採用側)が
その後の活躍まで考えると、
事前に防がなければならないことがいくつもあります。

例えば、入社前後のギャップによって、
・ベストパフォーマンスが出せない状態になる
・早期に退職となる
という事態は避けなければならないと思います。

事前に情報を公開しておけば、それは防げます。

というか大学生のサークルでもそんなことはわかっているから、新歓の交流会とかやってるんだと思います。


■フィードバックは多いほど強い
 

先ほどのミスマッチの話は、
斜めな見方をすると、綺麗事と思われてしまうかもしれませんが、
もっと自社にとってのメリットもあります。

それは「フィードバックは多いほど強い」
ということです。

採用担当の皆さんは、
採用方針に基づいて、
具体的な施策を決めたり、
選考フローを改善したりするとき、
どうしていますか?

採用担当者だけで決めていますか?人事関係者全体からフィードバックを集めていますか?
社長に相談していますか?
この質問に、私が回答するとしたら、

「世の中に相談しています」

になります。

情報を公開すると、何が起こるか。

その情報をキャッチした方の生々しいリアクションが見えます。
時にはSNSやwebサイト上で、
場合によっては、私にダイレクトで。

それをくださるのは、
社員かもしれませんし、
SNSでつながっている友人かもしれませんし、
他社の経営者や採用担当者の方、
今まさに就活中の方、
来年以降の就活に不安を覚えている方、
各業界の専門家かもしれません。

最近はTwitte上で、
「次はガイアックスにこんなことを公開してほいい」と投稿してくれている方がいらっしゃったり、
一次面談の段階で、すでに社員でも全員考えたことがあるかどうか怪しいレベルの質問をいただいたりすることも多くなってきました。

一人の採用担当者、採用のプロとして、
最終的に自社で何をするのかは自分で決断できなければならない。

しかし、何をするのか考えるのは自分一人じゃなくてもいいはずです。
であれば、フィードバックは多いほど強い。

何が学生に刺さるのか知りたければ、
学生に聞けばいい。
聞くツテと暇がないなら公開してしまえばいい。

もしも、採用チーム内の会議でブレストなんてしているのであれば、今すぐ社会全体でブレストした方が100倍速い。

妄想で仕事していないで、直接顧客のニーズに応えた方が早い。

※一応言っておきますが、ここでの「顧客」の定義は各社それぞれです。ペルソナに当てはまる学生に向き合いたいのか、全就活生に向き合いたいのか、特定の領域の学生に向き合いたいのか。それは各社が判断することかと思います。

■どれくらい透明にこだわっているか

ガイアックスは具体的にはどれくらい『透明』な会社なのか

【会社として】
社員総会や合宿(社員旅行兼研修?)は誰でも社員以外でも参加OK

・オフィスビルは7フロア中6フロアを社外に解放
(無料コワーキング、イベントスペース、貸し会議室など)

・取締役会、執行役会、経営会議の議事録はすべての社員が閲覧可能

・取締役5人中4人(80%)が社外取締役
(昨年社外取締役を3分の1にしましょうと話題になっていましたが、うちは5分の4です)

などなど

【ポテンシャル採用チームとして】

月ごとの採用活動のレポートを公開
(2月分の公開が間に合っていなくてゴメンなさい、、、3月分と一緒にリリースします!)

採用チームは全員実名顔出しでSNSを使用

匿名性QAサービスの利用

会社紹介資料をそのままPDFでオフィシャルサイトにアップ

・選考中、会ってみたい社員を聞いて可能な限り応えている
(中途で入った社員、事業ではなく管理部系の仕事をしている方、部長ではなくメンバーとして活躍している方、子育て中の女性などのオーダーをいただくことが多いです)

などなど

これから先も透明にしたいことがまだまだたくさんあります。

■まとめ
まだまだ書きたいことはたくさんあるのですが、
このまま全て書こうと思ったら、
数日はかかりそうなので今回はここまでとさせていただきます。

私たちが徹底的な情報公開にこだわる理由
・採用より先を見据えているから
・フィードバックは多いほど強いから

企業と求職者を対等な関係にしたいと願う人事、経営者の皆様は言わずもがなですが、
自社の採用を強化したいという思惑があるだけの方々でも『情報公開』は強い武器になります。

より透明な世の中になることを願っています。


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流 拓巳
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