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子どもが読書家になる3つの方法

最近は、子どもの読解力ガー、語彙ガー、文章力ガーと、とにかく子どもの国語力全般に低下しているということが、よく話題になってる。

統計を見ても、現場の肌感覚としても、たしかにそれはそうかもなーと思う部分はある。半面、じゃあ大人はちゃんと読めているのか?書けているのか?というと、甚だ疑問である。

国語力の低下

子どもの国語力の話になると、みんな二言目に言うのは、本を読めって話。

本を読んだ方がいいというのは、子どもに限らず、あらゆる世代に対して言われることで、どんな世界でも成功している人は読書家が多い。ビジネスマンや起業家、自己実現したいにも、本を読めという指南は多い。

だから、本を読んだ方が、きっと良い人生になるということは、おそらく正しいのだろう。

本を読む目的

ここで、ちょっと考えたいのは大人に対して読んだ方がいいという意味と、子どもの国語力が下がっているのは本を読まないからだというのは、本を勧める意味合いが違っている。

大人は、教養、視野の広さ、視点の高さ、知識、最新事情、自己啓発など目的を持っているか、小説やエッセイのように、作家のアウトプットを楽しむ娯楽として読んでいる。

そこにきて、子どもに「本を読みなさい」という命令はあまりに乱暴で、ほとんどの子どもは、そもそも本が楽しいと思っていないし、何かの縁で面白そうだと思っても、本を読む目的というのは、大人のように明確にしてから手に取るわけではない。

どうすれば子ども達は本を読んでくれるのか

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「子どもの読書量が減っています」みたいな統計で、何パーセントの児童は、月に1冊も読んでいませんとか、そんな情報はよく見かける。

不安を煽った方が商売になるので、世の中はそういう情報はあふれている。

じゃあ、どうすれば読んでくれるのか、それとも本を読む意外に解決策はないのか?という話題は、あまり盛り上がらない。

子ども達に本を読んでもらうための、具体的な動きというのは、とても建設的で良い話題だと思うのだ。

うちの小学生3人は、飛び抜けて賢いわけでもないが、本に関していえば、わりと読んでいる方だと思う。実際にやっていること3つを紹介しよう。

1,親が読書する

これは必須。

親がまったく読まないのに、子どもだけ異常に本が好きということは、100%ないとは言い切れないが、ほとんど無いだろう。

親が月に10冊読んで、子どもは月に1冊でも気に入った本が見つかれば、十分効果があったと言っていいんじゃないかな。量じゃなくて、本が楽しくてしょうが無いっていう姿勢をみせることだよね。

「この前、本で読んだんだけど・・」って、親子の会話の中で本の話題をたくさん出すのも良いと思う。

大人はスマホゲームに熱中しながら、あんた達は本読みなさい、ってそれはさすがに苦しいでしょ。

2,選書と読み聞かせ

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これは、大人でも読書が苦手な人がよくいうことだけど、「何を読んだら良いのかわからない」っていうの。

子どもの場合は顕著で、幼児期に絵本にかじりついていたような子なら、低学年でもこの本を手元に置きたいとトキメク本を自分で見つけられるかもしれない。そうじゃない子は、どれから手を付けたら良いのか、全く検討もつかないという事態が起きる。

だから、年齢や好みに合った本を一緒に選び、そして、読んであげると良い。その時間自体が子どもにとっては良い時間だし、本の良さもわかりやすい。

学校の推薦図書なんかはあるし、確かに良い本であることは多いけど、それが必ずしも、うちの子に合っているとは限らない。
だから、ベストセラーの子ども向け本を安直に押しつけたりせずに、本屋で一緒に、真剣に選んであげるということも大事。

最後はこれを読みなさいではなく、これを読んでみたいと本人が思える本を買ってあげるのがいい。

上手くあらすじをリードしながら、子どもが興味を持ちそうなところでオススメできるというのは、親しかできない。今は、想像以上に子ども向けの良書がたくさん出ている。

あまりに、幼稚すぎたり、難しくてうちの子読めないんじゃ?ということは多々あるが、簡単な本でも自分で読めるのは喜びだし、難しすぎたら読み聞かせにちょうど良い。一度読んであげると、2回目は自分で読めたりもする。

気づいた人も多いと思うけど、ここでも親の読書量が物を言う。
そもそも、親の方がセンス悪すぎだったら、そのせいで子どもが本嫌いになってしまうかもしれない。まあ、そんな場合も恐れることなく、子どもと一緒に読書家になろうという感覚で、ともに成長できると良いよね。

あと、体裁も意外とウェイトが大きい。うちの次男は、ハードカバーの単行本を嫌う。持ったときに表紙がカーブしないので、読みづらいんだそうだ。
今日は、星新一の本を買おうと子ども向けの単行本を見ていたんだけど、結局そういう理由で、大人向けの文庫本を買った。

字の大きさや漢字の難易度など好みや個人差が大きいので、できれば本屋さんで一緒に開いて、本人がこれなら読めそうだと思えるものが良い。

3,マンガでもいい

ドラえもんの中に出てくる「のび太くん」は、よくマンガばかり読んで叱られている。これは、昭和の感覚だ。

マンガをよく読む子は、字ばかりの本もいずれ読む。だから、マンガを読むことは否定しないで欲しい。

しかも、最近は「マンガでわかる」みたいなアプローチが大人向けの本でもはやっていて、ビジネス書や自己啓発書でベストセラーになると、それのマンガ版というのはけっこうでている。(大人もマンガなら読めるという需要の表れなんだろうけど・・・)

僕らが子どもの頃も、伝記のマンガなんかは結構人気があった。

最近だと、朝日新聞出版のサバイバルシリーズは、子ども達に絶大な人気がある。

うちの子が最初に読んだ、砂漠のサバイバル

あと、ここでいう「マンガでもいい」というのは、こういった学校の図書館にあるようなマンガだけでなく、ドラゴンボールやワンピースでも良いという意味だ。

お父さん達も、色々なマンガから、男としてのかっこよさ、生き方みたいなものを学んだ記憶がある人も多いんじゃないだろうか。

マンガを多読できる子は、そのまま字の本に移行するのはそれほど難しくない。

まとめ

読書はたのしい。
子ども達に自然と読書の輪が広がって欲しい。

ただそれは、親にしてみると、とても根気のいることだし、本より夢中なことがあれば、そっちの方が大事かもしれないので、押しつけることはできない。

一冊読めると、きっと道が開ける。

小学生向けの本をシェアできるような機会があれば面白いな。そういう企画なにか考えられないだろうか。

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ながおか@小中高学生の子を持つ経営者
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