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登る度に、自信を1つ積み重ねる
他のSNSを見ている方は、僕が最近やたら山に登っていることは知っているかもしれません。
実は、自分の趣味というよりも、子どもと一緒に登っているのです。
籠もりがちの子どもと一緒に、何かできないかな?っていう方がいたら、参考になれば幸いです。
運動=スポーツ、だけじゃない
3人の子どものうち上の子は男子新体操が忙しく、年間を通じて休みはほとんどありません。
しばらくは、長男の貴重な休み合わせて出かけるようにしていましたが、コロナ禍を避けてのお出かけともなると、学校も習い事もコロナが落ち着いているときに集中して予定が詰め込まれているような状況ですね。
こうなると、下の子たちは、いつも留守番することが増えてきました。
特に次男はもともと長男ほど活発に動くタイプではなく、このままではますます引きこもりがちになり、あまり喜ばしいことではありません。
外に出るのが嫌いというわけではなく、優劣を競ったり、ルールに縛られるスポーツが好きではないのだと思います。
草や虫を観察したり、星を眺めたり、自然科学の世界にはとても興味をしめしています。
そこで、運動と行ってもスポーツの習い事などではなく、アウトドア系で考えたほうが興味が向くだろうと思ったのです。
昨今のアウトドアブーム
ここ数年は、じわじわとアウトドアブームじゃないですか。
しかも、去年からは箱に入るイベントは次々中止になっていることから、アウトドア遊びはますます注目されています。
最近知り合った人は、僕がアウトドア人間というイメージはあまりないかもしれませんが、学生の頃までは、わざと遭難したがるようなちょっと危ないくらいの山好きでした。冷静に考えたら、よく命落とさなかったなということも多々あります。
それだけに、オートキャンプ場で密になっているのを見ると、「おまえら、家でヤレ」と思ってしまうわけです。そして、こういうタイミングで、僕もアウトドアが好きなんですって、逆に言いたくないみたいな気がしていました。
山に登ってみないか?
そのような思いの中ではありましたが、僕がイメージしているような楽しいアウトドア(山で過酷な体験)をして、自然嫌いになっては元も子もないし、第一、保護者としての安全面を考えたら、何があっても絶対に子どもたちの命はすくわなければなりません。
かといって、高級なツインバーナーを買って、公園でバーベキューなんていうのは気が進みません。
そして思いついたのは低山登山でした。
もともと自然が好きな子どもたちはすぐに乗ってきました。
「登山」というと大げさに考える人がいますが、1000メール以下の低山でも楽しめる山はたくさんあります。
大人なら、1~2時間で登れるといっても子どもだと1.5倍から場合によっては倍近くかかることもあり、1日がかりで結構イベントになります。
20年以上前から使っている道具は、ほとんどが問題なく、いつかこんな日が来ると思ってしまっておきました。
調理用のガスバーナーだけは、ホワイトガソリンが洩れてしまうような状況だったので、処分してお手軽なガス式を買いました。
昔より、道具もずいぶん進歩しているのだということを実感します。
低山登りでは調理器具は必要ありませんが、肌寒い山の上で飲むホットドリンクは格別で、雰囲気を盛り上げるために、それくらいの準備はしたいと思いました。
あとは気分を上げるために、それぞれのシュラカップを買いました。
僕のは、25年前に買ったものをそのまま使います。
最初に選んだのは八剣山
札幌市南区に八剣山という山があります。
実は、八剣山というのは通称名で、正式には観音岩山と言います。
山の標高や高低差を考えたら、極々初心者向けの山ではありますが、決してファミリー向けではありません。
名前の通り、剣が切り立ったような、見方によっては観音様のように尖った岩が並んでいる独特の地形をしています。
したから見上げてもなかなかの迫力ですが、8合目くらいからは、かなり危険な崖になっています。
冗談抜きで、「落ちたら死ぬ」レベルの断崖絶壁の際を歩くとになりますので、崖の下が気になり始めると脚がすくんでしまうほどです。
残念なことですが、過去には事故もたくさんあり、つい半年程前にも滑落で1人亡くなっています。
でも、様々な危険な条件や子ども自身の体力面を考慮して、最高の達成感で山頂でアドレナリンが出まくりそうな山と考えたときに、八剣山以外は考えられないと思ったのです。
実際の山頂付近
僕は、八剣山から車で20分ほどのと頃に実家があるにもかかわらず、一度も登った事がありませんでした。
正直、子どもだましみたいな山だろうくらいに考えていたのです。
いや、でもぜんぜん違いました。良くも悪くも想像以上。
娘は高いところが平気で、以外と崖っぷちをひょいひょいと進んでしまい、見ていてヒヤヒヤします。
無事登頂できましたが、次男は、山頂で一息つくと急に脚がすくんでしまい、膝が震えて歩けなくなってしまいました。
震えた膝を見ながらサポートしていると、だんだんと恐怖が伝染してきます。しかも時折、突風が吹くと、崖が近寄った気がしてゾクっとします。
お尻をずらすように移動して、なんとか歩ける場所まで移動したわけです。
決して難しい登山ではないけど、高いところが苦手な人は、脚が止まって断念する人もいるだろうなと感じます。そんな、迫力満点の山です。
この写真のあたりは、これでもあまり怖くない場所です。
登り終えて
小さい頃から色々アクティビティにチャレンジしてきましたが、今回の登山は格別だったようです。
すっかり、山が好きになり、またひとつ小さな自信を積み上げたようにも思います。
その後、砥石山、紋別岳と、毎週のように登っているわけですが、その話は追々。
低山巡りは、僕としては物足りないかと思いつつ、40代の身体にとっては、程良い負荷で満足しています。
子どもが自分の命に責任が持てる知識や体力が付いてくればいいけど、今は、本当に何かあったときに、親の方がへばっていては生死に関わりますからね。
当面は、2,3日行方不明になっても、子どもを連れて生き延びれるくらいの体力は残せる範囲で楽しんで行くのがいいでしょう。
とりあえず、久しぶりに、夏山ガイド買いましたよね。
めくってるだけで楽しい。とりあえず、「道央の山々」
今年は山の話、時々書くかもしれません。
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