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【山と私】愛犬を亡くして寂しさを紛らわせるために高尾山に行ったら登山が趣味になって長野に移住してしまった編

『トレイルブリス』マガジン初投稿は、「なぜ私は山へ行くの?」。

登山やトレッキングが趣味だと言うと、必ず周囲からは「なんでそんな大変なことをわざわざ好んでやるの?」と聞かれるのが常。

正直私も今の今に至るまで、人が山に登る理由が分からなかった。ニュースで登山家が滑落した報道や遭難者の捜索報道を見聞きしては、自分は生きているうちにそんなことやろうともしないから大丈夫だと思っていた。

思っていたけど、ついにやってしまった。

小学生の頃から年下の兄弟のように可愛がって育ててきたワンコが老衰で亡くなったという寂しさをなんとかして紛らわしたかったから。家の中に閉じこもっていても気持ちが晴れないし、健康のために続けているヨガをやってみたけれど精神を集中させている1時間程度しかワンコの死を忘れることができなかった。

もっと長く続く癒し効果を発揮する解決策はないだろうか。

そんな折に、電車の広告でこんな本を見つけてしまった。

この本の表紙に写っている人がなんだかとても幸せそうで楽しそうに見えて、羨ましささえ感じた。そして、もしかしたら山を歩くだけで自然と心が癒されていくかもしれないと直感的に思った。ヨガと違って一瞬では終わらず数時間自然のなかに没入することができるし。

案の定、効果はてき面。山から帰りたくなくなってしまった日のことをいまでも覚えている。ずっと木や森林の匂いをかぎながら歩いていたい…

私にとってはこれまでの人生一の衝撃で、自分は一生関わらないと思っていた山や自然から助けられるとは。

山に登る理由は人それぞれあるが、なんとなーく、人が山に登る理由が分かった気がした。山がそれだけ人を魅了するということだ。

今でもワンコのことは忘れられないし忘れもしないけれど、山は私に元気を取り戻させ、笑顔にさせ、夢中にさせ、希望や未来を与えてくれた。そんな山の虜にならないわけがなく。ついには長野にまで移住してしまった。

「なぜ私は山へ行くの?」
「山にいるとそのままの自分でいればいいって思えるからだよ。」

お~、あれは富士山じゃないか!(高尾山から)


森林浴がすき(高尾山)


家の左手がすぐ山(長野)


花見にも山(長野)


栂池自然園からも山(長野)

『トレイルブリス』というマガジン名は、Trail = 道+Bliss = 至福で、山を歩く(登る)ことの楽しさや自然とともに生きる幸せをより多くの人に伝播していきたいという思いで命名しました。

このマガジンでは、自然の美しさや楽しさとともに自然と共生することについても発信していきます。自然にはたくさんのパワーがあります!当時の私のようにエネルギーを必要としている多くの方に届きますように。

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