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私の本棚

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読んだ本や日々の学びから自己成長や変化を楽しむコンセプトのマガジン。
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記事一覧

「してもらいたい」病にかかった私がビジネスの本質に気づいて「してあげたい」ニンゲンになるまで

もの(サービス)づくりをして商売をしていると、最初は「こんな社会課題を解決したい」とか「こんな風に人を喜ばせたい」と思っていたはずが、いつの間にか、お客様に「〇〇してもらいたい!」という強いエゴにすり替わっていることがある。 売上利益を追求し過ぎるがあまり、まずはたくさんのユーザにうちのアプリをダウンロードしてもらいたい。 とか 自社のサービスや製品に自信や誇りを持っているがゆえに、ぜひお客様に購入してもらいたい。 とか そういう自分たちでも気づくと突然ハッとしてし

天職と思えるものに出会うには運とタイミングと答え合わせ:『なぜ会社辞めたんですか!?』Chapters森本さん編を観て

最近だいぶハマってしまった動画がありまして… Chaptersという読書×恋愛のマッチングサービスを展開している社長の森本萌乃さんの電通辞め話。 この動画をみて、自分自身の人生とキャリアを照らし合わせながらこんなことを考えていた。 1人生とはどこでどうなるか自分でも予測不可能な面白いもの私たちは結構な割合で自分の人生をコントロールしようとしている。そして、コントロールできると信じている。でも、案外、自分が想像したように事が進むことはどれくらいあるのだろうか? 例えば身

あきらめることとやめることで人生を存分に楽しむ道筋ができる:『QUITTING やめる力』を読んで

諦めがよく、スパッと物事(や人間関係)をやめてきた20代の自分はどこへ行った? ここ最近、仕事で上手くいかないことが増えてきた。成果を出そうにも出せない。なぜだ… スキルや技術力が不足している? 社内での人間関係がよくない? 自分のやる気(モチベーション)がない? 上手くいかない原因をいろいろと考えてみた。悩んだときの必殺技のごとくいつものように大量の本も読んでみた。 あきらめが悪いと上手くいかなくなる社会人経験を積めば積むほど、日本社会に飲み込まれていく。いつの

ネガティブ思考の負のループに陥ったときの特効薬:『Chatter 頭の中のひとりごと』を読んで

ここ2週間ほど仕事においてネガティブな思考が続く状態から抜け出せず、ネガティブな思考に押しつぶされそうになり、頭の中の悪魔(内なる声)に苦しめられた。 社内事情を同じように分かっている同僚と話してみてもネガティブ思考をポジティブ思考に変換できない… なぜネガティブ思考の負のループに陥ってしまったのか同僚にいま目の前で起きている問題を話したくなってしまったから 職場環境に秩序を感じられない瞬間が多々あり自身のコントロール喪失感が高まってしまったから 今回ネガティブ思考の

検証好きは圧倒的に成功する確率が高い

最近なぜだかふと「予定調和」ということばが頭に浮かんでくるようになった。予定調和とは、予想通りに動いて結果もまあそれ相応になるよねという意味。自分がそうしたいと願うことの実現において、周りの物事をあたかも最初からそうであったかのように調整することである。例えば、私自身の例を挙げてみると、《海外に住みたい》だから〈海外でも通用する仕事をする〉ために職種を変えた、といった具合だろうか。 それはそれで、目的を達成するための手段となり得るし、過程においてその手段さえも納得するものに

理由なき学びを楽しもう!未来を拓く学びとは:『最高の学び方』を読んで

これまで「学び」というものにかなりのこだわりをもってきたことに気付いた。 どんなこだわりかというと、せっかくお金と時間を投資するのだからちゃんと見返りがほしいというものだ。 そのこだわりは、元を辿れば自分の英語教師時代の固定観念が影響しているのだろう。 生徒を試験に合格させねば 生徒を志望校に入れさせねば 教育が資本主義に翻弄された結果だ。 生徒の辛そうな顔を見ながら、自分自身も学びは単なる学びでよいのではないかと思いながらも、資本主義経済で教育を施すというのはそ

資本主義をどう生きていくかを考えよう!個人の生き残りをかけた闘い:『僕は君たちに武器を配りたい』を読んで

ITベンチャー企業であるサービスに携わっていると、資本主義で一企業が生き残っていくことの難しさと大変さを身に染みて感じる。 資本主義で、すでにより安くより良いモノ・サービスが溢れかえっている世の中。 消費者も何を選んだらいいのか、自分は何が欲しいのかを分からずに商品を買っている(買わされている)。 そんな中、どうしたらうちのサービスは広がるんや!多くの人に利用してもらえるんや!(利益を最大化していくにはどうしたらいいんだ!)みたいなことをただの一社員だが毎朝ふと思いなが

大人こそたくさん遊んでいい!:『自分のために生きる勇気』を読んで

おとなになった今だからこそ、もっと遊ぼうと伝えたい。 おとなになると、遊ぶことを忘れてしまう。 金のため、キャリアのため、ポジションのために休日も資格の勉強やらビジネス書やらに吸い込まれていく。 そんなことをしていると気がつけばあっという間に月曜日だ。また1週間が始まる。 習慣化し意識せずに繰り返していくと普通に2年や3年経っている。 それがたまらなく好きでついやってしまうならばそれは幸せ以外のなにものでもない。職業病というやつだ。 そうではなくて将来への不安や心

シゴトと関係ない本もたくさん読んでみよう:私の読書遍歴と人生を変えた本

最近ふと気づいたのが、自分の読む本が以前と変わってきたこと。 これまでは趣味=仕事か?ってぐらい仕事に関連する本ばかりを読み漁ってきた。もちろん仕事をするうえで日々自己研鑽し知識をアップデートするために仕事関連の本を読むことは大事だ。 Kindleに入っている本を眺めてみたときに、もうだいぶ昔(大学生~社会人になりたて)に購入した本を読み返す気には自然とならない。当時はあんなにも熱中して読んでいたのに不思議だ。 働く環境や職種、住んでいる場所、家族構成、解決したいことに

IDEA:人生や仕事に計画を立てたり目標を持ったりすることをやめよう

企業で一社員として働いているなかで、全社目標やチーム内OKR、個人目標に対して、目標を立てることってそんなに重要なのか?と思うことが最近よくある。(もちろん目標を立ててそれを達成することには企業成長において大いに意味のあることだが) だいぶ前だが前職で教育業界に従事していたからかもしれない。いい意味で比較対象を持っているということにしておこう。 教育業界は営利追及が主ではなく、生徒の人格形成や学力向上が主となるため企業でよくある目標設定や評価制度といったものは基本的に存在

IDEA:仕事を面白くしたいなら最高のチームを作ろう

Googleが提供しているオンライン学習ツール「Coursera」を活用して最近学んでいるプロジェクトマネジメントコースで得た洞察がある。 ちなみにプロジェクトマネジメントのコースは、どの業界どの職種においてもマネージャーと呼ばれる立場に就いているひとは一度は学んでおくとどこかで必ず役立つはすなので結構おすすめ。 早速、そこで得た洞察とはの話で、この記事のタイトルにあるように仕事において最高のチームを作ろうということだ。 私は職種をガラッと変えたジョブチェンジを経験して

IDEA:評価制度の土俵に乗らないというオプションをもっておこう

最近は、まだまだ駆け出しの社員数が少ないベンチャー企業でも評価制度をしっかりと導入している。会社の業績をあげるには社員に頑張ってもらわねばならない。そのときのモチベーターのひとつの要素として「評価制度」というツールがある。もちろん、モチベーションをあげるための施策として働き方の柔軟性や働く環境の整備などもある。 そのなかでもやはり会社員のモチベーションの上位にくるのが評価だろう。 人間は、属しているコミュニティ(会社/組織)において、自分もそのなかの大切な一員だと認められ

IDEA:家の中のモノが心をざわつかせたらミニマルとダウンサイジングを組み合わせよう

モノがたくさんある家はなんだか落ち着かない。リモートワークをしていても集中力が途切れてしまうし、休みの日にゆったりくつろごうとしても気が休まらない。 モノがあることで家の中の余白が失われているからだ。 コロナ禍でのリモートワークや未経験の職種にチャレンジする転職による年収減、地方への引越しなどの度に、空間的な問題と金銭的な問題の両方を解決しようとありとあらゆるモノを売ったり処分したりしてきた。 その過程でこんなことに気づいた。 たいして稼いでいない割に案外たくさんのモ