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献立力アップ大作戦~食材、レシピ情報インプット×脳トレ~

こちらのnoteでは私が考える献立力を高める方法について書いています。
内容としては脳科学に関する内容を含みますが私は脳科学については素人であり、参考資料をもとに考え出した私なりの仮説を紹介する形になります。

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献立力の定義

まずは献立力の定義についてです。
ネット検索で出てくる献立力は「栄養バランスの良い献立を考える力」ととらえられているケースが多いように感じます。

ただ、私の考え方では「栄養バランスの良い献立を考える力」というよりは「在庫食材や特売食材をもとにそれらを活用した料理を考えだす力」ととらえています。
あえて言うなら料理の組み合わせは二の次です。
このnoteは料理をひらめくための方法を紹介するような記事になります。

仮説「食材、レシピ情報インプット×脳トレで献立力を高める」

早速脳科学の話題へ入っていきます。
まず私の仮説からお話したいと思います。

献立力を高めるためには食材やレシピに関する情報をインプットする必要があります。
それに加えて献立を考えるために自分自身の脳を鍛えておく必要があります。
これらを掛け合わせることで献立力を高めることができるのではと考えます。

つまり、
・レシピ本やレシピサイトでいろんなレシピに目を通す
・冷蔵庫の在庫食材をチェックして早く使いたい食材などを把握する
・スーパーの特売チラシをチェックする
×
 脳活性化

これが私が提唱する献立力を高める方法です。

脳活性化以外の3項目は具体的に書きましたが、脳活性化の詳細については後ほど詳しく触れたいと思います。

ひらめきの4STEP

これは献立をひらめくことに限らず何かをひらめくときすべてに言えることですが「ひらめきの4STEP」とも言えるものが存在します。

まず第1段階が「準備」です。
これは問題解決のために必要な情報をインプットし、問題解決に向けて格闘する段階とされています。
この段階ではいろいろ考えて結果が出なくてもよいのです。
考えること自体が意味を持つという事です。

第2段階は「孵化(インキュベーション)」と呼ばれる段階です。
この段階では一旦その問題を放置します。
ぼーっとしたり、リラックスしたりするのが良いそうです。
この段階を踏むことがひらめきには必要になってきます。

第3段階で「ひらめき」がやってきます。
ただこの段階では正しいひらめきである可能性も間違ったひらめきである可能性もあります。

そこで第4段階として「検証」が必要になるわけです。
ここで正しいかどうかを見極めるのです。

ちなみに第2段階の「孵化(インキュベーション)」に関して「創造性の4B」というものがあります。

Bathroom (入浴中、トイレ)
Bus (バス、移動中)
Bed (寝ている時、寝る前、起きた時)
Bar (お酒を飲んでちょっとリラックスしている時)

これらの環境でリラックスしたり、ぼーっとすることが良いそうです。

ひらめきの4STEPをもとにした献立の考え方

この考え方はそれぞれの家庭の事情によって現実的でない可能性もあると思います。
ひとつの活用例として説明します。

まず夜寝る前に冷蔵庫の在庫チェックや翌日の特売品のチェックをします。
またレシピ本やレシピサイトでいろいろなレシピに目を通します。
その後料理を考えます。
この段階で良い物が思い浮かばなくても構いません。
ここまでが第1段階の「準備」です。

その次は普通に寝ます。
これが第2段階の「孵化(インキュベーション)」です。

翌朝目覚めると理論上第3段階の「ひらめき」を迎えることができているという流れです。

「ひらめき」が迎えられていれば第4段階の「検証」を行います。

実際私もこの方法を試しました。
前日夜にひらめかなかったが、翌朝にひらめいたことは事実としてありました。
しかし、明らかに結果が出ているという実感はありませんでした。
というかこの実験を行う前に対照実験として普段の自分ならどの程度結果が出せるか調べていませんでした。

脳トレについて

脳トレをすることでなぜひらめきやすくなるのかということについて少し触れておきたいと思います。

脳トレをすることで普段の日常生活で得られないような刺激を受けることになります。
この刺激が脳の神経細胞ネットワークの発達を促すのです。
その結果「ひらめき」やすくなるということです。

脳トレにはいろいろな種類があります。
・脳を使うもの・・・クロスワードパズル、日記など
・体を使うもの・・・ウォーキング、指の運動など
・感性を養うもの・・・芸術鑑賞など
他にも調べれば出てくると思います。

献立と脳トレ

私のXアカウントで献立を考えるのが得意な方と苦手な方へ次のようなアンケートを行いました。

これらと関わりが深いですか?
・脳トレ(暗算、漢字問題など)
・クイズ、なぞなぞ
・パズル(クロスワード、間違い探しなど)
・日記をつける
・ブログ投稿
・頭脳労働

そのアンケート結果がこちらです。

1枚目のグラフが献立を立てるのが得意な方、2枚目が苦手な方です。
投票数としては得意な方で4票、苦手な方で11票という投票数であったため十分満足できる数とは言い切れません。
ただ、得意な方の方が脳トレをされており、苦手な方の方が脳トレをされていない傾向にあるように見て取れます。

検証中の脳トレプログラム

ここでは私の実生活で検証中のプログラムを紹介したいと思います。

朝のウォーキング

身体を動かすタイプの脳トレです。
ウォーキングをすることで脳の血流量が増え、脳の活性化へつなげることができます。

また、ウォーキングで行ける距離に自然豊かな環境があればぜひ行ってみてください。
ひらめきの4STEPの第2段階である「孵化(インキュベーション)」に必要なリラックスが得られることでしょう。

絵日記

日記を書くことは思い出し力が必要になります。
また、「絵を描くこと」で普段使わない右脳を刺激することができます。

日記はただ書くよりもアウトプット前提で日々を過ごすことが良いようです。

同じ考えで言えばブログの投稿もよいことになります。
SNS投稿ではなくブログ投稿です。

私は日記と絵以外にその日ひらめいた料理のことなども書いています。
これを書くことで脳トレがどの程度効果として目に見えてきているのか実感することができます。

暗算

家計簿をつけるときに電卓ではなく暗算をするというのもいいようです。
またお買い物中に商品をかごに入れるときに暗算でかごの中に入っている商品の金額を計算するのも良いでしょう。

パズル

クロスワードパズルや間違い探しなどのパズル誌が売られています。
これらは正解の回答者から抽選で賞品などが当たるシステムになっているものがほとんどですね。
プライベート時間は取られますが、楽しく脳トレをして賞品がもらえるチャンスがあるというのは魅力的です。

クイズ番組

最近はテレビを見る方も少なくなってきたようですがクイズ番組を見て自分も一緒にクイズの答えを考えるというもの一つの脳トレです。

料理

レシピ本を読むことは言語理解力が、同時進行で作業を進めることは計画立案能力が求められます。
他にもいろいろな能力が料理には求められるようです。

そのため脳トレの視点だけで考えると、作り置きやスーパーの総菜を温めて食べるだけの食事よりも毎食料理をして食べる方が効果的と言えそうです。

食事そのものに関して言えば三大栄養素ばかりに目を向けるのではなく、ビタミンやミネラルも意識したバランスのとれた食事をすることが大事になってきます。
栄養不足だと脳がうまく働かずひらめきません。

バランスのとれた食事に関する情報をインプットすることも(レシピチェックや在庫チェック、チラシチェックと同様に)献立を考えるうえで必要となります。

新しい体験

新しい体験はひらめきのきっかけになります。
ひらめきは新しく得た知識や経験、既存の知識をミックスしたときに生まれてくるとされています。

新しい体験の具体例はいつもと違う店で買い物をする、いつもと違う商品を買うなどがあります。
また、図書館で興味のないジャンルの本を借りて読むというものもありますね。

このような体験はマンネリな体験ではなく新鮮なものなので絵日記のネタとしても書きやすいでしょう。

余談ですが、本や新聞などを音読(声を出して読む)するというのもよいそうです。
さらにその時立って読めば足を使うので体を使った脳トレにもなります。
学生時代、国語の授業で指されて立って本読みをしていた時のようにです。

まとめ

本noteでは私が提唱した仮説についてお話させていただきました。
今回この仮説について検証していく中で「そんな面倒なことをせずにネットでレシピ検索をすればよい」と言われたこともありました。
こちらの真意が伝わっていなかったようです。

ここでふたつのアンケート結果を紹介したいと思います。
一つ目は自炊をされる方を対象に行ったアンケートです。

献立を考えるときに「A 自力で献立を考える/考えたい」、「B レシピ本やレシピサイト、チャットGPTなどに頼る/頼りたい」のどちらに当てはまるか現実と理想について聞いたものです(回答数:14票)

自力で考えたいという意見が多いようですね。
「そんな面倒なことをせずにネットでレシピ検索をすればよい」もひとつの考えではありますが、自力で献立を考えたいと思っている方が多いことはこのアンケート結果から見て取れます。

もう一つアンケートはこちらです。。
これは自炊をされている方で普段からレシピサイトやレシピ本などをチェックされている方に行ったアンケートです。

献立を考えるのは得意ですか?

得意が29%、苦手が35%でした。
全体では14票の回答が得られたアンケート結果です。

私のXのフォロワーさんは栄養士さんが多いです。
それを踏まえると一般の方を対象とした場合にはもう少し得意が減り、苦手が増えるのではないかと考えられます。

つまり、ネット検索でレシピ情報を集めるだけでは献立力を高めるには限界があるという事です。
そのため脳活性化も必要になるというのが私の考えです。

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参考文献

学びを結果に変える アウトプット大全 樺沢紫苑
脳が10歳若返る! 1分脳活 白澤卓二


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中野照規@かかりつけ管理栄養士ココナラ&BASE
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