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174:"精神疾患持ち"という強み

・自分は躁鬱だしADHDも診断済みだが、それで良かったなと思っている。

・ちなみに開示すると驚かれる程度には一般人に擬態できている。
・というか擬態している感覚もない。普通に生きているだけだ。

・「精神疾患を診断される」ということは、「お前にはここに弱みがあるぞ!」と親切にも教えてもらうことであり、自分の弱みを学術的に・他者によって言語化して貰うというのはかなり便利だ。

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・「苦手なこと」が明確だと、それにどう対処したら良いかという部分に思考のリソースを割きやすくなるので、結果的にむしろできる幅が広がる感覚を受けている。

・例えば、最近始めたこの記事のマガジン。

・正直記載している内容はADHDに限らず結構一般論だと思うのだが、「自分はADHDだからここの部分が弱い」というのは既に病院によって証明して貰っているので、確定情報としてそれを自分に落とし込めるというのにはかなり助かっている。
・苦手なことが明確なので、それをどう対処・回避するかというのは、勉強しやすかった。

・ちなみに躁鬱に関してはこの記事。

・躁鬱だからこそできた良い生活習慣がある。

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・であるが故に、弱さをさらけ出して共感を求めようとする仕草に憤りを覚えてしまうのは少しある。
・「弱さをさらけ出す」というところまでは全然良いのだが、なんというか、だったら対処しろよとか、弱いくせに承認されようとするなよ、と思う。

・世の中どうにもならないこともあるかもしれないけど、どうにかなることもたくさんある。
・自分は未成年の頃は自殺未遂をしたり非行に走ったり、社会人になってからは1年休職したり1ヶ月で2社目の会社を辞めたりと、「詰んだな」と思ったことが多々あったが、なんだかんだ充実した人生を送っているという実感がある。
・文句を言いたいのなら、まずはどうにかなることをどうにかしてから言ったらどうだろうか。

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・世間的には可哀想と見られがちだが、精神疾患を持っているということはむしろ恵まれていると思う。
・そのことに気づいて欲しいし、頑張ったらある程度はどうにかなることも知っているので、一緒に頑張ろうやという思いも込めて「ADHD流仕事術」というマガジンは始動した。


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