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236:デザインから見る独学の脆弱性

・自分は「とりあえずやってみよう」の精神が強く、何かしらの技術獲得にはわりと積極的な人間である自負がある。
・世は大𝐈𝐧𝐭𝐞𝐫𝐧𝐞𝐭時代、探せば情報はいくらでも転がっているのだ。
・やろうと思えば、独学でもできることはいくらでも増える。

・そう考えていたが、無料で会得できる情報は所詮無料でしかないな、と最近は思う。
・有料で得れる情報には、有料足り得る理由がある。

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・なお、今回言及するのは「技術獲得に焦点を置いたスクール事業」的なことに関して。
・デザインと題しているが、専門学校はまた別だと思う。あれは技術獲得ではなく、芸術だ。
・自分の語れる領域では無い。

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・昔はオンラインスクールなどにウン十万も払う人間たちは情弱だと結構馬鹿にしていた。
・自分でやろうと思えばできるだろう、と思っていた。

・たとえば自分はデザインのことは2024年の4月からやり始めたが、まだまだ素人レベルであることは重々理解しつつも、比較するとかなり上達したとは思っている。
・たとえばこの2つ。

noteのサムネの変遷

最初の頃

同人誌・ZINE活動の告知バナーの変遷

最初に出た即売会。COMITIA148。
最新で出る予定の即売会。ZINEフェス東京。(また告知する)

・どうだろう。この8ヶ月で、少なくともできることは増えたというか、見せ方の引き出しは増えたと思う。

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・とは言え、これだけのことで8ヶ月かかったことも事実である。
・平日は法人営業サラリーマンなので仕事でIllustratorなどに触る機会は一切なく、なんとか自分を律しながら仕事終わりや休日を捧げて技術獲得に励んだが、苦労は多かった。

・振り返ってみると、お金をかけて学んだ方がもっと早く・楽にこのくらいはできるようになっただろうな、と思う。

・最低限覚えるべきことが体系立ててカリキュラムとしてまとめられてあり、わからないことがあれば質問できる講師がおり、自分の作ったものを評価してくれる環境があるというのは、贅沢なことなのだ。
・その贅沢を手に入れるためにお金をかけることは、悪くないことなのだろうな、と思う。

・そしてその贅沢さの極めつけは、受講生という形で切磋琢磨できる「仲間」がいることである。

・今でこそ活動を通じて素敵な縁がたくさんできたが、最初の頃は創作活動においては孤独だった。
・仲間がいるというのは本当に素晴らしいことなのだ。

・技術獲得において最も重要なのはモチベーションである。
・お尻を叩いてくれる仲間は、絶対的に必要だ。

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・まぁ、ものによっては本当に詐欺的な情報商材もあると思うので、金をかけるにしてもきちんと精査はしなければならない。
・コミュニティが形成されていそうなスクールが良いのではないのだろうか。

・そしてここまで話したが、別にデザインを勉強するために何かオンラインスクール的なものに通おうとは微塵も思っていない。
・もうここまでできれば、いったん良いだろ。ここから先は、自分次第だ。

・無料の情報は「知識」しか手に入れられないが、有料の情報は「知識(わかりやすい)」「環境」「仲間」が手に入れられるのだろうな、と思い改めて言葉にしただけである。

・仲間は自分の成果物を出しながら、今後の創作活動の中で見つけていく。

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