「タグライン」ってなんやねん。
「タグラインって何ですか?」
お客様から聞かれることが多いこの質問。何となくキャッチコピーよりも大切そうな気がするが、いまいち分からない。企業理念みたいな感じなのか。
今回はこの「タグライン」について、コピーライターが解説していきます。
タグラインとは何なのか?
何となく言葉の響きがかっこいい「タグライン」。これ、「タグ」と「ライン」で分けて考えるとイメージがしやすいです。タグは、服とかカバンにピロピロっとついている「アレ」です。ラインは「一言」みたいな意味です。つまり…
あなたの商品すべてにひもづいている一言
というのがタグラインのイメージです。
「一言がひもづいているって、なんやねん」
って思いましたよね?ここで具体例を挙げてみたいと思います。
ロッテのタグライン
「チョコパイ」やアイスの「爽」などでおなじみの有名お菓子メーカー「ロッテ」のタグラインをみなさんご存じでしょうか?それが、こちらです。
「お口の恋人」。癒されたい時にいつでも甘えられる存在、まさにロッテのお菓子にピッタリの言葉ですよね。そうです、これがタグラインです。
いやいや、キャッチコピーとどうちがうねん?
というツッコミが聞こえてきたので、改めてその違いについて解説してきたいます。
キャッチコピーとの違い
ロッテの「お口の恋人」の例で言うと、このようなイメージです。
キャッチコピーは各商品ごとについている、商品の特徴などを示す一言。それに対してタグラインは、どの商品にも紐づいてくる一言ですね。
「チョコパイをつくっているのは、お口の恋人ロッテです」
「爽をつくっているのは、お口の恋人ロッテです」
というように、商品やサービスそのものではなく、企業がどのような想いでこのようなサービスを提供しているのかの共通項を示すような言葉です。何となくイメージできましたか?
タグラインは、企業をブランド化する一言。
このように言い換えることもできるかなと思います。タグラインがあることで、ただの製造元をブランドとして見せることができる。「へー、こんな想いで商品を出しているんだ。これからも応援してみようかな」とファンもつくることができる。そんな効果がタグラインにはあるかと思います。
いきなり売上に結びつくセールスコピーとは違って、タグラインは長期的な目線で企業のブランドの礎を築くようなイメージかなと思います。
信念を持っている人って、応援したくなる。
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