作品を寝かせる
今、とても長い詩を作っていて、詩は、小説もそうなんだけど、1回目書いて、それを置いておいて、見直して、そうすると単純な誤字の他に変だなと違和感がある箇所が必ず出てきて、それを直して、また置いておいて、見直して、それを繰り返さないと作品がわたしは仕上がらない。
なので、直す文章が長ければ長いほど時間がかかる。たくさん作品を作りたいので、ひとつの小説や詩を置いている間に、別の小説や詩を書いたり直したりして、それを置いておく間に、また別の小説や詩を書き始めたりしている。
こういう執筆のやり方だと、なにを今書いているんだっけとか、どの賞に応募するのだっけ、と混乱するのに、今までメモを取っていなかったので、最近、どの賞にどの作品を応募しようとしているのか、結果を待っているのはどの作品なのか、ようやくメモをするようになった。
一度、どうしてもその日中に詩を1篇仕上げたい、というときがあって、そのときは、直したらまた1時間後に見直して、そしてまた1時間後に直して、というのを一日中繰り返したことがあって、これは何度も思っていることなので前にも書いたかもしれないけど、この寝かせる作業が、すごくパン生地を作るのに似ている、と思いながらわたしはやっていた。