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2023.12.19 結果発表を見るのが好き
今書いている小説の初稿が今週中にはできそうである。最近どんどん書いてしまう。こんなにどんどん書いてどうするのだ、という気もする。どうするもなにも応募するのだ。ありがたいことに、小説を応募できる賞はたくさんある。書いたらどんどん応募する。どんどん書いているけど、同じことをずっと書いている気がする。自分では手をかえ品をかえのつもりでいても、読む人にとっては同じことばっかり書いているな、となるのかもしれない。いろいろ考えつつも、どんどん書く手が止まらない。小説も、詩も、noteも毎日書いている。作品がどんどん溜まっていく。小説を書いてきた何年間のうちで、今一番書いているかもしれない。
純文学の賞は、短編も応募可、というところもあるけど、100枚からというところがわりと多いので、だいたい100枚に到達したら書くのをやめる。もう今ではそれが癖になっている。だから、書いる最中も、分量を考え、100枚をこえすぎないように、短すぎず、長すぎず、とコントロールしている。そうやってコントロールするのって、どうなのだろう。
小学校のときに「りぼん」や「なかよし」などの漫画雑誌をよく読んでいて、その中の、漫画の新人賞の投稿欄を読むのが好きだった。この人また名前が載っている、とか、ずっと名前が載っていたあの人がついに受賞した! とか、自分は応募していないのに毎月欠かさずチェックしていた。なので、賞に応募して結果を待って発表を見る、その一連の流れ自体が好きなのかもしれない。小説を書き始めてからは、自分が応募している賞はもちろん、応募していない賞まで、結果を見るのを楽しみにしている。これは、一体どういうあれなのだろう。脳からなにか物質が出ているということなのだろうか。
女による女のためのR18文学賞に応募していて、1次選考の結果が多分来週には出そうな予感。この賞に応募するのは今回で4回目で、過去3回のうち1次選考を1回通過して、あとは予選落ち。賞に合っていないのかもしれないな、と思いつつ、締め切りが迫ってくるとソワソワし、短編の賞ということもあってなんだかんだで書き上げて応募している。
今年の初め辺りだったと思うんだけど、近所の本屋で川上弘美さんの小説を読んだらすごく面白くて、何作か買って読んで、ああわたしもこんなふうに書けたなら! と気持ちが盛り上がって、その勢いで書いた小説を、R18文学賞には出した。川上弘美さんの小説を読んだときの気持ちの盛り上がりが継続して、今のどんどん書いている状況に繋がっているように思う。
もうすぐ子どもたちは冬休みに入る。冬休みに入ると書く時間の確保がたいへんだが、それまでに初稿ができそうなので、あとはゆっくり推敲、となるのが理想だと思っている。こうして、文章を書く時間があること、書ける状況にあること、甘い物を食べることができること、すべてのことがありがたい。
今日は鶏肉を焼いて、大根を煮て、短縮授業になった娘が帰ってくるまでの間に小説を書けたらいいな、と思っている。