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いいじゃないですか。

今日2日は箱根駅伝往路。
事前番組の『絆の物語』で取り上げた選手たちの動向が気になるので、今回は自宅でのんびりとではあったけれど、しっかりとテレビ観戦した。

本選とはまったく関係ないが、箱根駅伝をテレビで観るもうひとつの楽しみは、CMだ。新年の特別バージョンや、この箱根駅伝のときだけ流れるコマーシャルもある。それぞれが工夫を凝らしていて、見ごたえのあるものが多い。

今年は、ソフトバンクの作品(作品と呼びたい)が素晴らしかった。
白戸家のお父さんが日本代表として大ジャンプをするのだが、「犬は競技に出られないので失格とします」「規則ですから」と言われてしまう。すると、いつしか雪山の競技場からどこかの牧歌的な街に景色が変わり、ミュージカル調になって、家族全員が歌い出す。
「♪~常識はずれで、いいじゃないですか」
「♪~チャレンジしたって、いいじゃないですか」
「♪~自分は自分で、いいじゃないですか」
「♪~もっと平和で、いいじゃないですか」
「♪~いぬ年だから、いいじゃないですか」
秀逸なのは、そんなふうに楽しく歌われちゃって、さっきまでNGと断固反対していた人(主催者側か審判員)が「まあ、いっか」と容認してしまうところ。この「まあ、いっか」も、力が抜けていてとてもいい。

さて。箱根駅伝、明日は復路。
往路優勝の東洋大学は、36秒差で2位の青山学院の猛追(たぶん。『絆の物語』で紹介した四年生の下田が8区で走る予定だ)を振り払うことはできるのか?

個人的に残念だったのは、神奈川大学。
本来ならば優勝争いに絡める実力があるのに、往路15位に沈んだ。
5区の山登りでのブレーキが痛かった・・・順位をきっちり上げて、シード権獲得してほしい。

逆に5区では、法大の青木のごぼう抜きが凄かった。城西の選手にも目を瞠った。やはり「山を制する者は、箱根を制する」のか。

追伸。
ちなみに、見出しの写真はきのうの元日に浅草寺で見かけた「お父さん」。
戌年キャンペーン、大々的にやってるんだなあ。
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