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【灘中に~~絶対合格するぞ~~】灘中学に60%ぶち込む浜学園から学んだ真実

灘中に~~絶対合格するぞ~~!! by先生

灘中に~~絶対合格するぞ~~!! by生徒×200

年末にもなると、毎日のように見られるようになる「異常」な光景。
はちまきを巻いた200人の灘中受験希望者が、張り裂けるような声で自らの願望を切に謡っている。その異常性を、彼らはまだ知らない。

関西随一の中学受験塾、「浜学園」。
今や50以上の教室を関西中心に展開し、生徒数は8000名を超える。
2020年の灘中学の合格実績は、なんと102名。
入学者180名の57%を、この無敵艦隊浜学園が創出している。
灘中学を卒業した生徒が、その後社会に与えていく影響を考えると
浜学園の功績は筆舌に尽くしがたい。

浜学園には、特殊な「行事」がいくつかある。
たとえば、「12耐特訓」
その名の通り、「12時間」「耐久する」「特訓」である。
灘や東大寺、洛南など関西の進学校の受験を控える小学6年生たちは、
12時間、いや正確に言うと13時間以上、ブタ箱(教室)の中に閉じ込められて、ひたすら勉強させられる。その異常性を、彼らは知らない。

異常なのは、塾や生徒だけではない。
灘を志望する生徒は、6年生になると毎週土日、本部西宮での特別授業を受ける。
生徒の人数を大幅に絞り、「超優秀」な生徒に限定して「超人気」の先生たちが、ハイクオリティの授業を展開する。
そこには、毎年5名ほど、全国各地から集まる「猛者」たちがいる。
あるものは岡山、あるものは香川、あるものは山口から。
はるばる新幹線に乗って、毎週、1年間、数にして40回以上、一つの授業のために通いつめるというわけだ。
「異常性コミュニティ」は、塾、生徒、生徒の親によって形成されていく。


灘五郎は、異常性が大好きだ。
正確に言うと、「異常であることに気づかない異常性」が大好きである。
これこそが、突き抜けた結果をもたらすために、クリティカルに必要な要素なのではないかと考える。

考えてみると、甲子園なんてまさにそうだ。
朝6時起きで朝練、昼練、正規練、居残り練習。
いまどきスマホの使用を禁止する強豪校も多いと聞く。
コンビニの利用制限も決まっており、全寮制で体調管理や食事管理も徹底。

ただ彼らは、それを異常だとは思っていない。
一つ上、二つ上の先輩の姿を見て、甲子園に出るためには自分たちもそこまでやるのが当たり前だということが、勝手に頭と体に刷り込まれる。


学校、部活、サークル、会社、友人、オンラインサロン…
私たちは生まれてから死ぬまで、あらゆるコミュニティに身を置く。
どのコミュニティに身を置くか、どの環境を選ぶか。
人生の大事な場面で、選択はつきものである。

何か成し遂げたいことがあるのなら、何か突き抜けた結果を出したいなら
一つ頭の片隅においてもらえると灘五郎は泣いて喜ぶ。


(文責:灘五郎)

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灘八郎
え、ホント!いいの?ダイスキ!