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夢がないと嘆く君たちへ「時の流れは一緒に嘆いてくれない」

そんな君たちに1つ聞きたい事がある

「夢や、やりたいことがなくて。進路が決められないんです」

そんな言葉をこの時期多く聞きます。
こないだお話ししてからもまだ日が浅いし、テストも近かったから進路関係についてゆっくりみる時間が少なかったかな。

でも、1つそんな君たちに聞きたいことがあります。(煽っているように聞こえたらごめんなさい)

「いつ考える?」


‥「今でしょー!」なんてつっこみの言葉も聞こえてきそうですが、、、。
そうねー。今、進路を決められたらそれほどいいことはないなと思えることもあるだろうけど、君たちにとってはそれは厳しいと言いそうです。
だからこそ、じゃあ、「いつ考える?」

「時間」というものの捉え方

君たちは、何が一番大切?「お金」「家族」などなど、いろんな考え方や価値観があるでしょう。
私にとって、一番大事なものは「時間」です。

そう思ったきっかけや、私にとっての「時間」の捉え方を紹介します。これはあくまでも私個人的な考えです。ので、「ああ、そういう風に考える人もいるんだ」ぐらいで流してもらえれば。でもその中で共感することがもしあれば、それを使って、自分の進路について考えてほしいとも思う。

ドラえもんの力をちょっと借りてみる

大学受験期に、やる気を出したくて、スマホの待ち受け探しをしていました(勉強しろよって今ならあの時の自分に思います。)
その時に出会い、私の中での大切な価値観を見つけたのがこのドラえもんの秘密道具「タイムライト」です。

『ドラえもん』藤子・F・不二雄

これは何か困っていることを解決するものではなく、単純に「時の流れが見える」だけの道具です。ですが、この道具に衝撃を受けているのび太くん同様、私も強い衝撃を受けました。

時の流れってめちゃくちゃ早い。皆さんも後少ししたら高校生活の3分の1が終わります。こないだ入学したばかりなのにね。

これだけの猛スピードで流れ去っていく時間の中で何をしていくのか。それを常に考えて行動することが大切だと感じました。あの時は、受験勉強としてのとらえ方ですが、受験を終えてからもこの価値観は今の私を構築する大切な考え方です。

「時間」=「有限」
もう戻ってくることのない「今」というとき、なによりも大切にしたい。

改めて、流れ去っていく時の流れの中で、みなさんは何をしていきますか?

煉獄さんの言葉をちょっと借りてみる

『鬼滅の刃』吾峠呼世晴

『鬼滅の刃』から。煉獄さんの最期の言葉。

「時間の流れは止まってくれない。共に寄り添って悲しんだりしてはくれない」

本当にその通りだと思います。何か辛いことや悲しいことがあった時に、嘆き悲しむことももちろん人間なら誰にでもあることだと思います。

ただ、ドラえもんの秘密道具でも見た通り、その間もすごいスピードで時間は進んでいきます。一緒に立ち止まって悲しんではくれない。だからこそ、限られた時間の中でどのように過ごしていくのか。それを考えるという姿勢を持つことが求められるのではないのでしょうか。

時間は社会を急速に変えている

この流れ去っている「今」という時、グローバル化、IT化による変化。そして、新型コロナウイルス流行や、世界各地で勃発する戦争など、予測困難な事態。このような変化が起きています。そして、今まで以上に急速になってくると言われています。

今まで身近にあった「当たり前」や「安定」が確実なものではなくなっている。時間というものは、今生きる社会を大きく変化させているのが事実です。

君たちは、そのような時間の中で生きて、そして、社会へと羽ばたく数年後は、より変化が激しい時代へと変わっていきます。この1秒1秒、その変化が実際に起きているのです。

もう一度、君たちに聞きたい

このことから、夢がないと嘆く君たちへ伝えたい事。

「ないから」「わからないから」と嘆いている時間も確かに必要な時もあるかもしれません。ただ、その間にも時間が流れ去っています。一緒に立ち止まって嘆いてもくれません。そして、その時間の流れの中での社会の変化は急速になってきています。

もう一度君たちに聞きます。
「いつ考える?」
皆さんの進路は誰かが用意してくれるわけではない。先生や親が決めてくれるものでもないのももう分かっているでしょう。

そして、皆さんは高校を卒業した後は、大学社会と自己選択をする機会が大きく増えます。自分の手で未来を切り開くのです。それは、何かきっかけを待つことなく今からでも君たちならできると思います。

繰り返し伝えているので、もう皆さんはわかっていると思いますが、これから先の未来は予測困難で変化の激しいVUCA時代です。その中でどのように生きていくのか、常に変化している未来を考え続ける中で、自分で自分の軸を探し出し、コンパスを身につけ、進路を切り拓くことが大事なのです。

いますぐ進路をきめろ!なんてはいいません。言えません。(前の前の記事を参考に。「夢がないと嘆く君たちへ「夢を今きめろなんて誰が言った?」)でも、決めようとする努力はみんな次第なのです。待っている必要はないと私は思います。

「嘆く」時間を「考える」時間に少しでも変えてみませんか?

大丈夫。不安なこともあると思うけど、私は皆さんの味方でありたい。ちょっとだけ先を生きている先輩としてできることがあれば頼ってもらえたら嬉しい。

この先を生きる「未来」を一緒に考え続けていきませんか?

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