見出し画像

60歳からの生き方(会社を捨てて街に出よう)

60歳からの生き方(会社を捨てて街に出よう)

■責任放棄する人々

今まで行なってきた仕事が縮小したからと言って社員をないがしろにする経営者は今のはじまったことではない。
 IT業界では、COBOLの技術者をJavaの技術者に移転させようとして失敗したので旧い技術者を切り捨てた例を知っている。新事業の立ち上げのために、社内から技術者を集め、その事業が儲からないからと言って彼らを退職に追い込んだ会社を知っている。

「働かないおじさん」がいるわけではない。
 「働く場所を奪われたおじさん」がいるだけだ。

○退職か、働かないおじさん化か──50代社員を“用済み”扱いする社会のひずみ
2022年08月12日
 そもそも、「働かないおじさん」を生んだのは、経営者の怠慢。高度成長期の成功にとらわれ、「昭和のカタチ」に安寧し続けたことが原因です。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2208/12/news028.html

当たり前の話だが、現在多忙にしている仕事があったとき、貴方はそれに全力を注いでいるだろう。新しい知識や技術の研鑽に時間が避けられないとしたら、今の仕事にしか通じない経験を積むだけだ。そうした状況に追い込んでいるのは企業である。

彼らの次のステージの準備をしない会社にこそ責任がある。

■踏み切れない人々

自分の仕事に誇りを持つことは良い。しかし、今の仕事に忙殺されているなら、その割合を100%にしてはならない。そんなことをすれば、あるとき全てを失うことになる。その状況を受け入れられない人々は「今」と言うときにしがみついてしまう。

少しでも良い。できれば1日の10%は未来や今と違う状況を想像してみよう。
 あなたが、「働かないおじさん」などと呼ばれるのは、そうした変化をずっとしてこなかったからだ。

■今でしょ!

少しでも疑問を持つなら、会社を離れるべきだ。
 成功や失敗を不安に思ってはならない。未来はどうせ分からないのだから。
 今やりたいという、自分の思いを大切にして欲しい。

年齢も関係ない。今でしょ。

<閑話休題>

いいなと思ったら応援しよう!