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ミズグルマ 勇者編

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ジャンル: 小説 SF(ただしサイエンスファンタジー) 舞台をハイファンタジーにとったSFなので読者を選ぶと思います。読みやすさには留意したつもりなので、お暇なら手に取ってみて…
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#戦記

水車 第二章 第9話

 試しに火薬式弾頭ボルト何発か持って行きたかったんだけど、陸軍の主計官に渋い顔をされた。魔石とか劣化させちゃうから運送経路まで考えないといけないらしい。
 二十本ぐらいで良いんだけど…。それ位なら、と言う事で保管所に貰いに行ったら水撃銃の口径に合うボルトがなかった。大口径水撃銃も必要か、今回は間に合わないな。
 そんな訳で
 「おちねー」
 ただ追いかけっこしただけで二度目の強硬偵察は終了。うん二

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水車 第二章 第7話

 お誂えむきに吹雪いていた。雪上戦車の立てる雪煙は発見されるのが遅れるだろう。跨乗歩兵は乗せたままで進軍、敵に発見される前に出来るだけだけ距離を稼ぐ。
 敵陣に動きが見えた、兵の影が増え揺れるカンテラの明かりも増えた、怒号がここまで聞こえる。
 「跨乗そのまま、敵陣に突っ込む!」砲が吠える。防柵や掩体が吹き飛ぶ。戦車は壕を乗り越え敵陣に入った。反撃は散発的で何名かの兵が落車したが怪我らしい怪我もな

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