首相官邸地下11階 2話
2。見つけた地下11階
僕は総理の愛猫で、源ちゃんって言うんだ。
住まいは首相官邸、ここの事は一番詳しんだ。
でも、まだ秘密があるらしい。
総理は、深夜に2時間程姿を消す。
エレベーターで下の方に行くんだ。
エレベーターは地下10階の機械室で止まる。
そこは、マイクロ原発炉がある、危ない所なんだ。
今日は、この機械室で待っていよう!
僕には、猫道があって何処へにも行けるんだ。
通風筒が僕の道なんだよ。
ここを通って、機械室で待つことにする。
そろそろ時間だ。
コツコツと足音がする。
総理だ!
入って来た。
奥のマイクロ原子炉に向かっている。
原子炉のボタンを押すと、床が開いて階段が見えた!
僕の知らない通路だ!
総理は降りて行く。
僕もついて行こう。
冷たく、薄暗い部屋だ。
音楽が流れている。
JAZZが流れている。
人もいない所に何故JAZZが?
真ん中に4つの水槽がある。
そこから、声がしたんだ。
「待ってたよ」とか聞こえた。
円筒形の4つの水槽には水が入っていて、ライトで照らされいる。
二つの水槽には、ブクブク泡が出ていて何か白いパンのようなものが浮かんでいる。
パンには、色々な色の線が繋がっているんだ!
総理は真ん中の椅子に座った。
何をするんだろう?