「なれの果ての僕ら」ヒトが獣になるまでの数日間
感想1️⃣5️⃣本目
「なれの果ての僕ら」(U-NEXT視聴)
最終回まで見終えたので、私なりに感じたことを書きます。
※感想部分に一部ネタバレを含む場合がございます。
~あらすじ~
かつての親友だった夢崎みきおから小学校・6年2組の招待状を受け取るのはこの長い物語の主人公であるネズこと真田透。
同じく6年2組のクラスメイトである桐嶋未来と交際しているが、その事実は隠して二人で同窓会に参加することに。
まさかその決断が人生を大きく左右することになるとはまだ知らない二人である。
久しぶりの再会に懐かしい話で盛り上がっているところに、主催者であるみきおが登場する。
するとみきおはクラスメイトである谷口のバラバラ死体をお披露目する。
不参加で返事をした谷口のことが許せず殺したと発言するみきおに震えが止まらないネズたち。
そう、みきおはただの同窓会でみんなを集めたわけではなく、ある「実験」をするためにみんなを呼んだのである。
「人の善性は極限状態でどこまで保たれるのか」を知りたいみきおは、第一の実験として「みんなの信頼度を問う実験」を始める。
7人がリレー形式で毒薬を飲み、次の人が飲んだら解毒剤がもらえる恐ろしい実験が始まる。
誰かを殺さないと自分が死んでしまう極限状態の中で一生忘れることのできない恐怖の3日間が始まる。
~キャスト~
・真田透/ネズ…井上瑞稀(HiHi Jets)
・夢崎みきお…犬飼貴丈
・桐嶋未来…大原櫻子
・雨宮鈴子…大原優乃
・橘公平/委員長…ゆうたろう
・葉月依莉奈…紺野彩夏
・山口茉莉花…中村里帆
・黒田大輝…西村拓哉(Lilかんさい)
・水野カイト…矢花黎(7MEN侍)
・石井礼夏…工藤遥
・桜庭橋子…我妻三輪子
・長谷部弘二…佐久本宝
・谷口純太…松原冬真
・杉田将矢…新原泰佑
・坂本大聖…倉本琉平
・早乙女菊也…菅生新樹
・小清水唯…阿部凛
・梶原紘…斉藤流宇
・小山内彩…椛島光
・及川龍雄…草野大成
・相沢すみれ…北原ゆず
・中座貴司…ニシダ・コウキ(ラランド)
・月岡小紅…吉田伶夏
・夢崎亜夜子…雛形あきこ
・星野薫子…森カンナ
~スタッフ~
・原作…内海八重
・脚本…モラル、鈴木藍、城定秀夫、倉地雄大
・監督…城定秀夫、柴田啓佑、的場政行
・エンディング…HiHi Jets「ロベリア」
・プロデューサー…倉地雄大、清家優輝
~放送~
・放送局…テレビ東京
・放送期間…2023年6月28日~9月13日
・放送時間…毎週火曜深夜0時30分-1時
・放送枠…ドラマチューズ!
・話数…12
~感想~
率直に感じた感想としては、グロいシーンが多めなので苦手な方にはおすすめできません。
人間の嫌なところが前面に出てるというかなんだか見進めるほどに苦しくなるというのでしょうか。
”死” に直面した時に冷静でいられる人間って少ないと思います。
私も自分が殺されると分かった時点で正気ではいられません。
家族や恋人、大切な人のために命を落とすなら少しは考えられるのかもしれません。
でも友達はどうでしょうか。
もちろん友達も大切な人であることには変わりないですが、友達のために命を落とすことって正直難しいなって思います。
このドラマを見て強く感じました。
死ぬことももちろん怖いけど、人を殺すことも当たり前に考えられません。でも自分が生き残っていくには同級生を殺すしかない。
自分を守るために。
次々に死んでいく同級生をこの目で見ていくデスゲーム。
ただ同窓会に行った。それだけなのに….
個人的に殺し合いのゲームを始めるみきおよりも、小学生の頃の仲の良さに執着しているみきおのほうがよっぽど怖く、サイコパス感を感じてしまいました。
小学生の頃みなさんはどんな子供でしたか?
あまり思い出せなくなっているのは私が年齢をこつこつ重ねている証拠だと実感します。
そう、普通は日々思い出せなくなるものなんです。
思い出せなくなっても過去がなくなったことにはならないのに、いつまでも固執している。
みきおだけが時代に取り残されてるようなそんなように感じて一人で勝手に同窓会行くの怖いなって感じてました(笑)
そしてみきおももちろん恐怖でしたが、一番怖かったのは先生でした。
自分の生徒が殺し合っているのをただ見ていて巻き込まれないようにと願っている先生が一番サイコパスだと思ったし、頭大丈夫か?とツッコミたくなるようなそんな感じでした。
殺されたくないのに殺したくない。
当たり前のことなのに大人になった6年2組の世界ではそんな当たり前が許されない。誰かを殺さないと自分が死んでしまう。
教室内に銃があって毒薬、血、死体があるのが当たり前になってしまっている。
絶対に子供に見せたくない作品の一つになりました。
個人的に同窓会って変わらないものを確かめに行くものだと思っています。
容姿や性格って年を重ねるごとに変わっていくものだけど、何年も会っていなくても友達であることは変わらない。
思い出がなくなることもない。
一人じゃないって気づかせてくれるものが同窓会であってほしいと願います。
きっとこれから同窓会を行うことであろう若者たちよ。
今起きてる大半のことは将来笑い話になっていることと思います。
自分が将来笑い話にできる程度のことしか友達にやってはいけないということです。
自分が許せないことって相手も許せないんです。
つまり何が言いたいかというと、将来同窓会に参加する立場になった時、笑っていられるかは今の自分の行いで決まるということです。
将来の自分が笑っていられるように友達は大事にしてくださいね^^(誰だよ)
以上少しだけ先輩な私からの一言でした。
そしてネズの「復讐は何も生まない」という考えがあまりピンと来ませんでした。人としては正しいことなのかもしれません。
でも正しいことが正解ではないと思うんです。
みきおを殺しても自分が罪を背負って生きていくだけです。
それでも大切な人を殺した犯人を目の前にして正論で返すネズが大人すぎるのか、私がまだまだ子供すぎるのか考えたら止まりません。
皆さんはいかがでしょうか。よかったら教えてください。
個人的にもう見返すことはなさそうですが、グロめの作品が好きな方、人間の心理戦が好きな方、井上瑞稀くんが好きな方、サイコパス作品が好きな方、6年2組の同窓会の終焉が気になる方にはぴったり!
好き嫌いが分かれるテイストの作品でしたが、とにかく井上瑞稀くんがイケメンだなと思って見ていました。
気になる方はぜひ見てみてくださいね👀
どなたかの目にこのnoteがとまりますように。
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