喫茶店を舞台に<アンコール>が良かった!
3分で読める!コーヒーブレイクに読む喫茶店の物語
「このミステリーがすごい!」編集部編
喫茶店☕の物語、というタイトルに惹かれて手に取った1冊です。
25人の作家が「喫茶店」を舞台にショートショートを掲載しています。
最初は、「このミステリーがすごい」編集部編と記されていたので
ずべてミステリーかと思いきや、ミステリーもある中で
情緒的な話も含まれていました。
その中で私が印象に残ったのをご紹介します。
情緒的な話というのは、<おじいさんと猫の喫茶店 著者:高橋由太さん>というお話。
ミステリーな話は、<フレンチブレスといくつかの嘘 著者:岡崎琢磨さん>
短い話の中に駆け引きと正直な気持ちが交差する。
店員と私の会話から見えてきたものは?
そして私が最後にとった行動は?
あぁ良かったと思う、ぎゅっと凝縮したミステリーです!
そして、ミステリーの要素を少し含め、女心を巧みに表現しているのが
<アンコール 著者:青山美智子さん>です。
「木曜日にはココアを」で一躍有名になられた青山さんが
好意を抱いている男性にある賭けをする様子を描いています。
勇気をもって相手を誘ってみたが、相手の選択にゆだねている怖がりな自分。しかしその惨敗と思った合図は別の意味だった・・・。
相手がどう思っているかはわからないことが多いけれど、
わたしたちは勝手に相手を探って
自分の都合のいいように結論つけてしまうことが多いんじゃないかなと
感じた話でした。😉
青山さんの作品、これからもっと読みたいです!
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