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子どものゲーム問題:家族ができる会話の作り方

こんにちは、心理士のなべたです。

「ゲームばっかりで宿題をしない」
「取り上げようとしてけどだめだった」
このような体験はありませんか?

この記事では子どものゲームのやり過ぎに対して、家族ができるコミュニケーションの工夫を紹介します。

参考にした書籍はこちらです。


うまくコミュニケーションがとれない

最近、不登校の問題に関連して、子どものゲームへの没頭が話題になることがあります。

実際に、子どもの長時間のゲームに対して、生活に支障が生じないように制限を試みているご家庭もあると思います。

しかし、制限を試みた結果、子どもが怒ってしまったり、閉じこもってしまったりすることで、親子関係がぎくしゃくし、うまくコミュニケーションがとれなくなってしまうこともあります。

ゲームと拮抗するコミュニケーション

保護者を含む他者とのコミュニケーションは、ゲームのプレイと拮抗する行動になります。

拮抗するとは、同時に起こり得ないという意味で、保護者とコミュニケーションをとっている時間は本人はいつも通りにゲームをすることができなくなります。

もし子どもが親との会話を少しでも楽しいと感じるようになれば、自然と話す時間が増えていき、その結果としてゲームをする時間が徐々に減少する可能性があります。

一見、すぐには大きな変化が見えないかもしれませんが、小さな一歩を積み重ねることが大切です。
焦らずゆっくりと、前向きな気持ちで取り組んでいくことが重要です。

褒めてみる

子どもに関わる上でとても大切なのは、よく言われることですが、子どもが何かをよく頑張ったり、上手にできたりした時に褒めたり、労うことです。

子どもがゲームに多くの時間を費やしていると、他の活動があまり目立たなくなるため、保護者はつい「いつもゲームばかりして」と感じ、叱ることが多くなりがちです。

しかし実際には、子どもはゲーム以外にも日々の生活の中で多くのことをしています。

例えば、食事の後に自分から食器を片付けたり、お風呂に入ったり、歯を磨いたりしているかもしれません。

これらはゲームと拮抗する行動であり、この活動があることでゲームに没頭する時間を相対的に減らして社会性が維持されています。

ゲーム以外の日常の行動に目を向け、それを認めてあげることが重要なのです。

まとめ

子どもがゲームに夢中になっている問題を目の当たりにすると、親として「これは自分のせいかもしれない」と思ってしまうことがあるかもしれません。

しかし、ほとんどの場合、親は子どもの健康や幸せを一番に願っていて、ただ今のやり方がうまくいっていないだけです。

親に問題があるわけではありません。

大切なのは、コミュニケーションを工夫し、子どもがどんな状況にあるのかを理解しようとすることから始めることです。
それによって、問題に向き合い、よりよい解決策を見つけることができるでしょう。


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