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【JICA海外協力隊】160/730日目「私が所属する国際機関の文化」

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こんにちは。JICA海外協力隊 2024-1次隊のなべみです。

本日もなべみの記事にアクセスしていただきありがとうございます。


今日は仕事初めデーです。オフィスに来たのは約20日ぶり。

活動に行くまでは家で「あーーー活動行きたくないー社会復帰できないーーー」とうだうだしていましたが、いざ出社して同僚たちに会うと嬉しいしまあ頑張れるものですね。

新年一発目の同僚挨拶キャンペーンは "How was your vacation?" と、同僚たちの年末年始について聞きまくりました。

ずっと任地にいた同僚もいれば、遠くに住むお子さんたちに会いに行った同僚も。思い思いの年末年始を過ごしていたみたいです。

同時になべみは挨拶に行った同僚みんなに "I went to Tanzania~!!!!" と任国外旅行の自慢をして回りました。

同僚たちがみんな優しいので、"Wow that's nice!!!" とか言ってくれて話を聞いてくれるんですよね。

同僚たちとの絆を深める意味でみんなの話を聞きに行く挨拶キャンペーンなのに、挨拶しに行ったなべみが自分の話をたくさんして勝手に満足して帰っていくって。どんな挨拶キャンペーンだし、って我ながら思います。

そういう日もあるか、と都合よく解釈することにします。


さて今回は、私の活動先である某国際機関の文化を一部紹介します。

今回の内容は、あくまでも事実に基づいた個人の見解が一部含まれております。

決して某所属機関や派遣国を否定するようなものではないことを念頭に置いて読んでいただけますと幸いです。


よく使うシェアタクシー乗り場。いつもの光景かと思いきや遠くに三角形の山が見えました。ずっと使ってきたシェアタクデポなのに遠くに山が見えることにこの日初めて気づきました。いつもと違うところに目をやると新しい発見があるものだな。




国際機関の主役は誰? 若いインターナショナルスタッフの役割とは?

では早速皆さんにちょっとした質問です。

なべみの配属先(某国際機関)における主役は次のうちどれだと思いますか?

① ナショナルスタッフ(現地スタッフ)
② インターナショナルスタッフ(なべみを含む外国人スタッフ)







正解は、① ナショナルスタッフ(現地スタッフ)です。

皆さん当たりましたか?


なべみがいる国際機関は、ナショナルスタッフが9割、インターナショナルスタッフが1割という圧倒的ナショナルスタッフで構成されています。

代表・副代表はインターナショナルスタッフですが、いくら国際機関とはいえ、数だけで見てもインターナショナルスタッフは圧倒的マイノリティです。

自国の人々を助けるための国際機関ですから、自国出身のナショナルスタッフが主役なのは当然といえば当然なわけです。

特に若いインターナショナルスタッフは、この国際機関の主役であるナショナルスタッフを引き立てるのも、役割の一つかなと最近思っています。

日本でもあるじゃないですか、若い社員が年上の社員を引き立てる文化。

私の配属先でも、ナショナルスタッフを主役にするために、若いインターナショナルスタッフがナショナルスタッフを引き立てる文化があるな、と感じることがあります。若いが故の役割というか。

これはマラウイに「若者が年上を敬ったり引き立てたりする」文化があることの現れなのかな、とも考えたりします。


配属先に根付く「若い女性インターナショナルスタッフ」に対する文化

ではここからは、特に「若い女性」に対する文化について綴っていこうと思います。

どうやら私の配属先には「若い女性インターナショナルスタッフは雑務をやる」という文化があるみたいです。

それは若い女性インターナショナルスタッフ全員に対してではなく、中でも "No" を言わない女性スタッフだったり、地位のあまり高くない女性スタッフに、雑務をお願いされる傾向があるように感じています。あくまでも私の所感です。


最近までオフィス内の雑務を全てやってくれていたJPOの女性スタッフが先月12月に退職しました。

彼女は人が良くてなんでも仕事をしてくれる、いわゆる何でも屋さんでしたが、常に仕事がたくさんあったようでとても大変そうでした。

毎日遅くまで残業、平日だけでは仕事が終わらなかったらしく、休日も家で仕事をしていたみたいです。

実は、そんな頼りになる雑務担当の彼女の後任がなべみだという認識をしているスタッフが、今ちらほらいるように感じます。

今の時点でもうすでにちょっとした雑務をお願いするスタッフがいるのも事実です。

負担になるほどの仕事じゃないので今は仕事お願いされても全然構わないんですけどね。

「若い女性インターナショナルスタッフは雑務をやる」という文化。最初は迷信みたいに思っていました。

しかし、自分がいざ雑務をやる当事者になろうとしている段階で、「この文化が根付いているのは本当なのかもしれない」と思い始めました。


嫌な思いを抱え込む前に

先月退職した彼女がどうだったかはわからないけど、私は仕事に関して "No" が言えません。

どんなに小さな仕事であっても、全ての仕事はこれからのキャリアに繋がると信じています。

あとは仕事が人としての信頼に直結する可能性も捨てられないんです。

だから簡単に断ることができない。

私も、これから活動をする上で「雑務する系インターナショナルスタッフ」になる可能性が全然あるんですよね。

でもそんな雑務に追われて自分自身を保ったり大切にしたりできなくなれば、それは協力隊員としては本末転倒。

もしこれから雑務が増えて「こんなに仕事できない」と思ったら、仕事を断る勇気も必要なんだと思います。心苦しいけど。

これが丁寧で相手に嫌な思いをさせない断り方を覚えられるきっかけになる可能性だってあるわけで。

嫌な思いを抱え込む前に "No" を言うスキルを身につけたいと思っています。


あとがき

本日もお読みいただきありがとうございました。

今回は、なべみが所属する国際機関の文化について綴ってみました。

こういう所属先とか赴任国の文化を書くのって難しいですね。

なぜなら私がこうやって書いた内容は私の所感が少なからず含まれていて、「これは所属先や赴任国の文化だ!」と断定することがとても難しいから。

そして私が書いた内容が、所属先や赴任国の文化の全てだと捉えられてしまう。

責任を持って発信することの大切さをしみじみと感じています。


繰り返しになりますが、今回の内容は、あくまでも事実に基づいた個人の見解を書きました。

決して某所属機関や派遣国を否定するようなものではないことをご理解いただけますと幸いです。


では本日はここまで。

いつもなべみの記事をお読みいただきありがとうございます。

また明日お会いしましょ〜👋👋👋





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