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【JICA海外協力隊】182/730日目「『これやりたい!』が実現しにくい環境」

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こんにちは。JICA海外協力隊 2024-1次隊のなべみです。

本日もなべみの記事にアクセスしていただきありがとうございます。


最近訓練所時代の友達と電話したことで、ふと訓練所での生活を思い出しました。

最初は全く期待していなかった訓練所生活。期待値ゼロからのスタートでした。

ですが訓練所生活を終えて思うこと。思ったより楽しかった。

期待値を限界まで下げていったから楽しかったのもあるかもしれません。

でもそれを抜きにしても楽しかったかもしれない。

語学訓練や講座で直接習ったことだけでなく、仲間たちの姿から学ぶこともたくさんありました。

そして最近一番思い出す訓練所での思い出。それは友達と一緒にわざわざ市内のバスを乗り継いで二本松市内にあるマックを食べに行ったこと。

訓練所生活では毎日3食決まった食事が出ました。金曜夜と土日の食事は取るか取らないかを自分で決めることができました。

二本松訓練所の周りには本当に何もなくて、飲み屋に行くのにも片道30分歩く必要があります。

ましてや最寄りのマックまで行くのに片道1時間半くらいかかった気が。

でもあのときのマックが人生で一番美味しかった説ある。はあ、私のサムライマック。

残念ながらマラウイにマックはありません。残念極まりない。

親愛なるマクドナルド様、どうかマラウイにも出店をご検討いただけないでしょうか。世界最貧国ですがご出店いただければもれなく国中の外国人があなた様のお店へと駆けつけます。

次の任国外旅行の行き先はマックのある国がいいな。


さて今回は、昨日に引き続き国際機関での協力隊活動について綴ろうと思います。

本日も最後までお付き合いいただけると嬉しいです。


昨日の記事はこちら👇👇


家の裏の土が綺麗に耕されていました。何か植える気?


今朝すれ違った人が両手にニワトリを抱えていました。ニワトリを持つときは足元を持ちます。逃げないように足を縛ることも。


今日のお昼ご飯。昨夜トマトリゾットを作りました。最近同期から作り方を教えてもらい実践。美味しいです。




「これやりたい!」が叶いにくい環境

JICAボランティアとして国際機関にいるデメリット。

それは「これやりたい!」が叶いにくいこと。というか、配属先にいても「これやりたい!」というアイデアすら浮かばないんです。

協力隊にいれば、配属先の改善点を見つけて「これやりたい!」とカウンターパートに相談し、解決策を一緒に考えて行動に移していく。これこそ協力隊活動のロードマップって感じです。

しかしなべみの配属先ではそもそもなべみの新しいアイデアなんて求められていない。

というか国際機関で実現できるアイデアは、やはり長年現場にいて状況を隅から隅までわかっているような人が立案しないと、実現可能性が極めて低いというか。

国際機関新参者のインターナショナルスタッフ兼JICAボランティアという立場のなべみには、「これをやりたい!」「これをした方がいいと思う!」と、アイデアを立案する役割は、正直求められていないのです。

なぜなら「これをやりたい!」を実現するのは、実力・実績のあるスタッフの役割であり、なべみに求められていることではないからです。

なべみが「これをやりたい!」「これをした方がいいと思う!」と言ったとて、同僚は「なんだてめえ新参者のくせに今まで私たちがやってきたことにケチつけるつもりか!」となってしまいます。

誰も取り合ってくれないどころか同僚との信頼関係を壊しかねない。

なのでなべみが今やっているのは、会計書類の作成サポート、エクセルを使った日々の雑務、会議の技術サポートなど、完全に同僚たちのサポート役です。

これ他の人にも同じ話をしたのですが、あんまりわかってもらえず。

「国際機関で働けるんだから他の協力隊がやってるような活動はできなくていいんだ!」と腹を括ればいい話なのかもしれません。

でも他の隊員の活動の話を聞くと「自分は他の隊員がやっているような活動はできないんだな」とモヤモヤしてしまいます。


どうしてもやりたいことを実現したいなら

でもそんななべみがやりたいことを実現するただ一つの方法に最近気づきました。

それは活動外でやりたいことを実現すること。

例えばボランティアの分科会、地域に向けた個人ボランティア活動、他の隊員の活動見学・お手伝いなど。これなら配属先関係なくやりたいことが実現できる。

国際機関での活動を絡めずにやりたいことを実現する。これもなべみにとっての協力隊活動。

でもこれは本来の活動を蔑ろにすることではありません。

普段の活動を最優先しながらも、協力隊としてマラウイでやりたいことを実現していく。

活動と活動外のやりたいことを両立するってかなり忙しそうで、それなりのタイムマネジメントが求められそうな気がします。

今は活動でいっぱいいっぱいなところもあるので、やりたいことの実現はまだまだ先になりそうです。

ですが、協力隊活動では国際機関の職員にはできない経験ができる。

このチャンスは絶対に逃したくない。

今のうちから活動外で自分にできること、やりたいことを模索してみようと思っています。


あとがき

本日もお読みいただきありがとうございました。

今回は、国際機関での協力隊活動について書いてみました。

国際機関でなべみのアイデアが必要とされていないのは、「今はまだ求められていないだけ」という説もあります。

もし仮に自分のアイデアが実現するとしても今じゃない、まだまだ先かなと思います。1年後とかそういうレベル。

でもそこで「何か成果を残さなきゃ!」と焦って何か手当たり次第にやろうとするのは、今の配属先では絶対に求められていない行為だと思っています。

だから今はとにかく焦らない。活動期間はまだまだ1年半もあるんだから。

今はとにかく何か動きたくても耐える。同僚といい関係を作る。それに徹する。


というわけで本日はここまで。

いつもなべみの記事をお読みいただきありがとうございます。

また明日お会いしましょ〜👋👋👋





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