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立派な人いっぱいだなー。過去現在未来、いつでも、どこでも、何にでも。そして、名もなき偉大なパイセン達にも想いを馳せたりしたりして…
またまた「中国古典名言辞典」より。
只今、「近思録」のところ。
の最後の方に、
|程明道《ていめいどう》、という人を
称える言葉が多数。
其の物に接するや、春陽の温なるが如し。
万物に接する態度は、春の太陽のようなあたたかみがある。(程明道を称えた程伊川の言葉)
其の人に入るや時雨の潤いの如し。
程明道は人を教えるのに、適当なことを適当な時に教えていく。それはちょうど、時雨が来て自然に土地を潤すに似ている。(程伊川の言葉)
*時雨(しぐれ、じう)、主に秋~冬の一時的に降ったり止んだりする雨。
浩乎として滄溟の際りなきが若し。
胸の内の広大で無際限なこと、あたかも大洋のようである。(程明道を称えた程伊川の言葉)
*浩、広いこと。
*滄溟、大きな海。
人に接しては、則ち渾て是れ一団の和気。
程明道は人に接するとき、そのからだ全体が一つの和気に満ちている。
*和気、おだやかな感じ。
ちなみに、
程伊川は、
明道の一つ下の弟らしい。
弟がこんなに兄を褒める!?笑
この兄弟は、「二程子」と呼ばれるそう。
朱子学・陽明学の源流となる人たち。
結構、有名なのかな。
まあ、すごい兄弟だったんだろうな。
全然知らんのだけど。
時代は11世紀、平安時代くらいか?
ついでにもう一つ。
胸中灑落なること、光風霽月の如し。
胸の中がまことにあっさりして、清らかで美しい。(周茂叔を称えた程明道の言葉)
*灑落、超越していて他にかかずらいがないこと。
*光風、風が吹き遠目に草木が光ってるように綺麗なさま。
*霽月、晴れた月。
この人、前に見たな…。
程明道よりちょいパイセンか。
この人もすんごいだろうな笑
でも、歴史に名を遺すことなく
消えていった人たちの中にも、
素晴らしい人達がいただろう。
むしろ、そっちのほうが圧倒的だろう。
そんな名もなき偉大なパイセン達に、
たまには想いを馳せようじゃないか!
★\(^^)/☆
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