ママになりました!無痛分娩での出産記録②
続きになります!
-病院到着から出産まで-
陣痛タクシーで30分ほどで、病院に到着しました。
朝6時過ぎということもあり、来院した旨伝えてスタッフさんを呼び出し。状況見て入院になるということだったので、荷物係のパパは一度帰宅、私だけ2階の病室に案内されました。
痛みの波はどんどん強くなるものの、まだしゃべれるレベル。助産師さんに「夜中頑張りましたね!」て言われて「いや、もう腰が痛くて、、」とかの応答はできてた気がする。
病室内でまず、子宮口の状態を確認、結果はすでに4センチ開いていて柔らかくなっているとのことで入院が決定。その後、PCR検査をして陰性だったので、早速着替えて分娩室へ移動。
分娩室で点滴と赤ちゃんの心拍と痛みを測るモニター(NSTかな?)も繋ぐ。その後、麻酔科医の先生がご登場、無痛用の麻酔を腰に打つ。私は痛みにめちゃくちゃ弱くて注射も大嫌いなんだけれど、この痛みはチクッとするくらいで全然耐えられる。ただ、腰に打ちやすいように海老反り体勢を命じられるんだけれどその姿勢が下手だったのか、はたまた麻酔科医の先生が下手なのか(失礼笑)「あれ、ダメだね〜」ていうのが聞こえて4.5回は刺される。おい、早くしろって全力で思った。笑
陣痛の痛みを測るモニターの数値は、マックスで60くらい。波がきた時はだいぶ辛いけれど、まだ耐えられるくらい。
10分ほど経つまで待ってから、麻酔で痛みが弱まっているか聞かれるがほとんど変わらないのでそう答える。きちんと腰に針が刺さってるか確認されるも、刺さってるとのこと。ほんまかい。
痛い痛い言ってるので、助産師さんが腰を押してマッサージしてくれる。ここらへん?て聞かれて押してくれるんだけれど、どこかと言われるとわからない。けど、痛い、!
時々、助産師さんが内診するねって言って子宮口の開き具合確認するが、まだ5センチ。
腰の痛みが増してきて、声が出そうになる。
1時間後くらいに院長がきて状況を確認する。子宮口5センチのまま。埒があかなそうなので、陣痛促進剤使うことを伝えられる。もうなんでもええわ!て気持ちでこっちはいっぱい。笑
でもこの時はまだ人の話を聞けるレベル。ハイハイ言って同意書にサインする。
促進剤入れて速攻痛みが拷問レベルに。笑
痛みの間隔が短くなり、痛みも増し、もうわりと地獄。笑
痛みの数値が100付近になると、もうとんでもない。ギリギリ声が抑えられるレベル。
「まだ3ccなのによく効いてますね〜☺️」て、助産師さんに笑顔で言われた時はサイコパスかと思った本気で。笑
無痛の薬、全然効いてる気がしない。笑
助産師さんに痛いと伝える。部屋で1人にされた時、ナースコールこそ押さなかったけれど、痛みがひどすぎて唸り続ける。部屋に助産師さん来てくれた時はさすってくれるけれど、1人の時は痛みと孤独でもうもうもう。。。
助産師さんが伝えてくれたのか、院長が状態見てくれたけれど、この段階で麻酔足すより子宮口10センチになってからの方がいいから今は我慢してとのこと。ひぃ。
先生的には「え、なんでこの人こんな苦しんでるの?」ていうテンションで(わからない!この時はもうみんな敵に見えてたから私の思い込みかもしれないけれど笑)。
普通の陣痛はお腹にくるので、麻酔効果でお腹の痛みは取れるけれど、私の場合、赤ちゃんが大きかったこともあり赤ちゃんの頭が腰の骨?にあたって痛むレアケースだったため麻酔が効かなかった模様。
麻酔は足されないまま、どんどん痛くなる。
促進剤の効きがとてもよかったみたいで、本当に拷問レベル。
助産師さんの「促進剤のレベルあげますね〜」ていう言葉には、本当に「この人にわたし、殺される。。」って思った。
徐々に痛みがレベルアップ。痛みがない数分はウトウトできるんだけれど、痛みの波の数値が100越え始めるともう声出るレベル。ベッドのフレーム掴んで、徐々に叫び始める。笑
記憶喪失タイム入ります。
時々、助産師さんの内診が入って、痛みがマックスの時の子宮口の開き具合を見たいとかアホなことを言う。笑 子宮口8センチになっている。
記憶喪失タイム②入ります。
助産師さん、というか周りにいる誰かに、「まだ?!」「あとどれくらい?!」と騒ぎ倒す。笑
12時前くらいに「もうすぐご飯きますよ〜☺️」て助産師さんに言われる。アホかと思った。食べれるかボケ!って。ということで、助産師さんを無視する。笑
ドラマで見るような叫び声を自分であげていることにびっくりする。この世の痛みとは思えない。諦めたくなる。もう一旦やめて明日出直そうよって挫けそうになる。とにかく早く終わってくれ、、無痛でこんなに痛いなんて聞いてない。そんな気持ちでいっぱい。死ぬかと思った。。
子宮口8センチのあと、どうなったのか知らないけれど。笑 助産師さんたちが旦那さん呼ぼうとなっていて、電話してってスマホ渡される。いや、無理でしょ!って感じ。LINE開いて、呼び出しだけ押して助産師さんに「おねしゃす!」て気持ちでスマホをぶん投げる。笑
助産師さんが旦那さんに諸々状況を伝えているが、その電話越しで私は痛みで叫びまくる。
記憶喪失タイム③入ります。
どこかのタイミングで院長が来て破水させた気がする。気づいたら子宮口全開になっていた。笑
もうひたすら目を閉じて叫びまくる。
モニター見て痛みレベル確認する余裕もなし。
「あと何分?!」「いつ終わる?!」と助産師さんにキレ散らかす。笑
助産師さん「今12時15分だから、13時までには終わりますよ〜☺️」と、のほほんと答える。なんかもうみんな信じられなくなって「嘘だ!絶対嘘!」て思った記憶。笑
いきんじゃいけないと言われても、もう無理すぎて勝手にいきみだす。笑
一回大人たちがドタドタドタって入ってきてただならぬ空気に。
酸素マスクつけられて、四つん這いにさせられる。ヘロヘロな私に
「ここ大事なところだからね!頑張って!!」て助産師さんにガチめなトーンで言われて、赤ちゃんか私に何かあったことはわかった。
叫びすぎて水を飲みたい、水をくれ、、と言うものの赤ちゃんの状態から帝王切開になるかもしれないから、我慢してと言われる。
帝王切開?聞いてない、、死んじゃうって思った。。
その後も何度も水を要求したけれど、ダメの一点張り。
記憶喪失タイム④入ります。
旦那さんが来ないからもう一回連絡しようって助産師さんたちが話してるのが聞こえる。
またLINE電話だけ繋いで助産師さんにスマホをぶん投げる。笑 助産師さんが笑ってるの聞こえた。笑 LINE電話の呼び出し音だけ鳴り続けてるのが聞こえる。
こんな時になにしてんだ!と本気で殺意。笑
もう来なくていい!いらない!早く(終わらせよう)!と叫び続ける。笑 (後で聞いたら、パパはこの時電波の届かない地下の部屋でPCR検査中だったみたい。いらないって言ってごめんパパ。笑)
その後も
「あと何分?!!」
「今何待ち?!!」
と、謎のディレクター風に騒ぎ散らかす。爆笑
それに対して
「赤ちゃんの頭が降りてくるの待ちですよ〜☺️」て冷静に答える助産師さん。
今思い返すとめちゃくちゃシュール。笑
記憶喪失タイム⑤入ります。
周りからあとちょっと!あとちょっと!て言われた気がする。
分娩台の足の部分が開かれたから、本当にあとちょっとなんだとやっと感じられた。
気づいたらパパが到着していた。
けど、そんなこと気にしてる場合じゃない。
頭降りてきてる!本当にあとちょっと!
頭見えてきたよ〜!と言われる。
ここで、先輩ママに教えてもらっていたサンシャイン池崎仕込みのいきみを発揮!
それがこちら👇
助産師さんたちに「いきんで!」て言われた時、痛みで薄れる意識の中で「今だ!!サンシャイン池崎ポーーーーズ!!!!」て思ったのだけは覚えている。笑
助産師さんたち、このポーズ、大絶賛!笑
遂に赤ちゃんが出てきた!!
先輩ママたちが書いていたドゥルン!って感覚はなかったものの、赤ちゃんが出てきたのはわかった。(たぶん、麻酔で感覚がわからなかったのかと。)
そのあと胎盤出したり、少し切れたお股を縫われたりしたけれど、その前の痛みに比べたらもう何にも感じないようなもの。。
縫ってる時に、「痛いですか??」てお医者さんに聞かれたけれど、「チクチクはするけど、さっきのに比べたら、もはや、、、」って答えて笑われる。笑
出てきてすぐは泣いてなかったからめちゃくちゃ心配したけれど、そのあと泣いてくれたから抱かせてもらった!
みんなこの時点で「わあ〜わたしの天使!」って思うみたいだけれど、とても冷静に「きたな!ガッツ石松!」て思ったの覚えてる。(本当にガッツ石松みたいな顔だったの、この時。笑)
自分が今子どもを産んだんだっていうのが信じられなくて、、正直、出産が終わったことに対する安堵と疲労でいっぱいだった。。
でも、私が出産後の出血ケアを助産師さんにしてもらっている時、後ろにいる赤ちゃんにパパが一生懸命話しかけながらパシャパシャ写真撮ってる音聞こえてきたら、なんだかすごい幸せな気持ちになってきました。
その後助産師さんに「頑張ったから、何食べてもいいよ!パパに買ってきてもらいましょう!」て言われて「じゃあ、海鮮丼!サーモンたっぷりの!」って言ったら、「すみません、、いちおう病院だからナマモノはやめましょうか、、何でもって言っちゃたのにすみません。。」と、助産師さん。いや、そりゃそうだ。最後までごめん。笑
後で聞いたら、四つん這いにさせられた時、赤ちゃんに臍の緒が絡まって息ができない状態だったらしい。。私から酸素を送らないと、苦しいサインを赤ちゃんが出していて急遽の帝王切開説があったみたい。
本当に恐ろしい、、お互い命懸けすぎ、出産。。
隣の部屋で同じくらいの時間に入ったママが、男の子産むのまだ頑張ってるみたいで、心の底から応援したくなった。
私めちゃくちゃスピード出産扱いされたんだけれど、これで?!て感じ。こっちは死ぬかと思ったよ。。
右太腿だけ麻酔の影響で痺れていたけれど、そのまま病室戻ったら全然元気!尿意もわかるくらいでした。
パパに買ってきてもらったフレッシュネスバーガーのセットにむしゃぶりついてたら助産師さんがきて「匂いこもっちゃうから窓開けますね〜」て換気された。笑 もう、ほんますいません〜。笑
その後出た夕食も完食し、笑 麻酔の影響で熱が38.0度台キープしてたけれどその他は問題なし。
腕に点滴と背中に麻酔のチューブつけたまま、その日は病室でおやすみなさい、となりました。
出産した日の記録は以上になります。
読み返すと、ツッコミどころ満載。笑
本当に必死すぎたけれど、当時の気持ちと状況は、日が経つにつれてどんどん忘れちゃうだろうな、それは寂しいな、と思ったので、ここに記しておきます。
誰の参考にもならないとは思いますが。笑
笑いながら読んでいただけると嬉しいです。
そして無礼を働きまくった助産師さん方には、きちんとその後謝罪とお礼を言ってるのでご安心ください。笑
Nabechaaan
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