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📕34 逢うべき糸に 出逢えることを人は 仕合わせと呼びます




著者
林民夫
1966年生まれ。脚本家。
『永遠の0』、『ゴールデンスランバー』など脚本。


中島みゆきの珠玉の名曲「糸」。平成を代表する国民的人気曲が映画化に。

読了日
9/20

📕内容📕
中学1年の蓮と葵は運命の糸で繋がっていた。が、突然、葵は蓮の前から姿を消してしまう。蓮は再び会うために葵を探し出し、会いに行くが、大人たちによってその糸は引き離されてしまう。


👤登場人物👤
高橋蓮
学生時代はサッカー少年。高校卒業後、北海道のチーズ工房で働いている。

園田葵
中学1年の頃、大人の事情で突然、蓮の前から姿を消す。


🍀言葉🍀

世の中は、なるようにしかならない。

この世界は常に変化している。変化に対応できる者のみが生き残れる。逆に過去に固執する人間は駆逐されるんだ。

本当に気にしてるものこそ、そんなことは関係ないと、人は言うんだ。

なんでもない普通の日常。やがてそれは失われていく。どんな人でもやがて失われていく。永遠に生き続ける人はいないのだ。運命の糸。でもその糸はたまにほつれる。切れることもある。でも、またなにかに繋がる。生きていれば必ずなにかに繋がる。そういうふうにできてるんじゃないのかな、世の中って。

人間は死んで終わりではない。痕跡を残したすべての場所に生き続けている。

人は、出会うべき時に、出会うべき人に出会うんだと思う。

きっと大切なことは自分の知らないところですでに起きていて、自分ができるのは掴み取ることだけなのだろう。



💫1%のかけら💫

『なぜめぐり逢うのかを私たちはなにも知らない。』




この言葉通りだなって思う。



友達や恋人もそう。

どうやってめぐり逢ったのか、わからない。



ただ、この問いに対して僕はこう答えたい。


人とめぐり逢ったのは運命なんかでもない。


君が今までしてきた選択と

私が今までしてきた選択が


私たちをこの場所で合わせた。


つまり、私達は自分の意思で出会ったんだよ。



と。





逢うべき糸に 出逢えることを


人は 仕合わせと呼びます

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