我が家の育つ壁紙_2歳児にクレヨンを持たせたら
1歳から通い始めた保育園で、次年度からクレヨンを持ってきてください、あれもこれも、、、(略)ということで、慣れてきたと思ってた保育園生活にまた変化が起こるらしい。
クレヨン等の購入申し込み封筒がぺろっとお便りバサミに挟まっていたのですが、メーカーもわからないものを買う気になれず、メルカリで中古のクレヨンを探して購入する。
こういう学童用品って、授業ではちょっとしか使わないのに、やれ幼稚園だ小学校だ中学校だと、指定のものを新しく購入させられ、納戸の肥やしになっていくのを嫌だな、、と子供のころから思っていたので、こうして天下の回りものとして手に入れられる環境になったのを嬉しく思う。
さて、手に入れたサクラクレパス。
うっかり床に置きっぱなしにしていたところ、娘氏が興味津々、気付いた時には、リノベ4年目の我が家の真っ白な壁は、小さな画伯のキャンバスと化していた。
どんな風に描くのかなと、つい観察をしてしまう。
そして翌朝、「あ、これは世にいう落書きというやつか。」と冷静に壁を見つめ、すでに使い込まれた風のクレヨンを保育園のカバンにそっと入れた。
ーーー1年後ーーー
進級準備ということで、保育園からクレヨンが持ち帰られてきた。
彼女も思い出したかのように、1年越しに続きを描きはじめる。まるで、余白を埋めなければ、というオブセッションに駆られるように、届くようになった高いところを塗りつぶしていく。
「ダメなこと」を保育園で覚えてくるようになってきたから、もしかして来年はもう描かないかもしれないし、もはやここは「壁」ではなく「キャンバス」として捉えられていて、また続きを描くかもしれない。
どちらにせよ。
進化していく壁がある暮らしは、おおらかで、なかなかいいものであります。