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はっきりと意見を言うことに対する感じ方の違い
こんにちは、なべです。
昨日、考えさせられる出来事があったので、記事にしたいと思います。
これは私の重めな気持ちの整理も兼ねているので、ちょっと文章が複雑です(爆笑)
大学のサークルや団体は今、新入生を歓迎し、新しい仲間を増やそうと必死のようです。
私が所属する管弦楽団でも、新しいメンバーを迎えようと、楽器体験やお試し合奏体験を行っています。
昨日、特に印象に残ったのは、ひとりの新入生の女の子がお試し合奏体験に初めて参加した時の事。
その新入生の彼女は、今まで独学で音楽を学んできたり、高校で吹奏楽や合唱に参加していたそうです。
合奏が始まってしばらくすると、彼女が突然「ちょっと、意見とか言ってもいいですか。」と全体に聞こえるように話し始めました。
なんと彼女は、私たちの合奏の演奏に対して、ストレートかつ少し厳しめの意見を投げかけ始めたのです!!!!!!
「この和音はこうだから、こういう展開になる」とか
「ピッチが凄い気になる、曲の初っ端から聴く気が失せてしまいそう」とかなど、
合奏開始から終了間際まで、何度も思ったこと感じたことを、しっかりと話していました。
発言の内容は、主に彼女の前にいる弦楽器の方々に向けて言ってて。
音楽をしっかり学んだ人からのアドバイスのようで、音楽の専門用語を交えながら的確に、
そして「この部分はこう」っと言ったような自信でありふれた発言をしていました。
凄い。めちゃくちゃ的を得ている発言。
実際に彼女が発言してくれたから、弦の人たちのピッチも良くなったし、音程に対する意識や合わせようとする心構えは変わって良かったって思って。
実際、私も管楽器とは奏法も違う弦楽器だからという理由(もはや言い訳)で意見をはっきりと言わないことが多かったので、
いつも弦楽器に対して思うことがあっても、あやふやにしていた部分がありました。
それをしっかり向き合って真っ直ぐに、しかも先輩とか関係なくズバッと言い切るその姿勢に、ハッとさせられた。
自分の意見をしっかり言う姿は、凛としていてカッコいいとも感じて。
それくらい言える人がいない限り、雰囲気に流されてしまう。
何事も受け身の姿勢で臨んでしまう。
そうならないためにも、「自分の意見をしっかり言う」この感じ、とても刺激的で最高でした。
しかし。
見るからに弦楽器の人達の顔は引きつり気味で。
ぶっちゃけ
楽しそうではなかった。
彼女の意見がみんなにとっては様々な感じ方がある。
特に弦楽器を担当するメンバーの顔はちょっと困ったように私は見えてしまっていた。
そして、学生指揮者の先輩。
普段よく一緒に喋る、同じ金管でお世話になってる女の先輩。
いつも元気ハツラツで、ニコニコしてる先輩。
新入生の彼女から言われたその時は、意見の指摘を受け止めて、感謝の言葉を交えつつ上手くまとめて仕切っていました。
けど、いつもより声が小さくなって、新入生の女の子の意見にどう対応していいか、ちょっと迷っている感じがあって。
学指揮の先輩は、「めちゃくちゃ勉強になった、色々意見を言ってくれてありがとうって思った」と合奏終わった時には言っていました。
けど、活動終了間際、
「今日初めて団を辞めたいと思った」
ってボソっと話してて。
普段は人に涙を見せない、甘えないと言ってる先輩が、初めて私の目の前で泣いて。
頑張って笑顔を見せようとしている姿を見て、辛かった(笑)
私は先輩の話す言葉を「うんうん」と聞きました。
自分の意見をはっきり言うことと、それがどう受け取られるか、そのバランスがいかに難しいかという発見でしたね。
でも、彼女のおかげで、音楽に対するみんなの意識が変わって、より良い方向に進むきっかけになったことは確かです。
私たちの日常では、自分の意見をストレートに言うことは勇気がいる行動だと思います。
特に、新しい環境や人々の前では、なおさら。
しかし、この新入生の女の子が見せた行動は、はっきりと自分の意見を表現することの力が凄いんだって、改めて思いました。
彼女の意見は、専門的で、具体的でもあって。
だから実際に演奏の質が上がったし、自分の考えをしっかり持ち、それを適切に伝えることがいかに重要かを気付かせてくれたと思ってます。
音楽の世界では、言葉にできないほど繊細な感情やニュアンスを表現します。
そのため、演奏に対する小さな改善点や指摘も、
楽器によって、経験によって、若干違いを生むこともある。
ここで、新入生の彼女のように、自分の意見をはっきりと伝えることができれば、
それは単に音楽的な技術を向上させるだけではなく、演奏全体の表現力を豊かにすることに繋がります。
でも、意見を言うっていうのは難しいこともあるんですよね。
どんなに良いことを言っても、
どうやって伝えるかによって、
みんなの受け取り方が全然違ってくるから。
彼女の意見が、一部の人にはちょっときつく感じられたと思っています。
でも、その意見のおかげでみんなが一歩前に進めたことも事実です。
つまり。
人に何かを伝えるときには、
ただ「正しいと思うこと」を言うだけじゃなくて、
どうやってその言葉を伝えるかも大事
って感じましたね。
相手がどんな気持ちでいるかを思いやりながら、自分の思っていることを伝える。
このことが、より良い関係を築く第一歩になるなぁ
って感じました。
彼女の意見は、本当にありがたいこと。
だって、音楽の愛が強く無かったら、まだ団員じゃない彼女はこんな発言をしないだろうし。
自分個人で好き勝手に音楽を楽しむことだって出来る。
だから、彼女は音楽への愛が強すぎたが故の、
素晴らしい(音楽への想いが溢れて止まらない)発言をしてくれた
そんな感じかな、って思ってます。
それも凄い好きだし、私は凄い気づきを得たから、本当に彼女に感謝しましたね。
私はぶっちゃけ、この世の中、
これが「みんなの正解」なんてものは無いと思ってます😆
そして、各々の人生が正解、って思ってます。
音楽にも共通する所あるかも。
そして、最終的には、何事も楽しむこと。
これがすべての始まりであり、終わりでもあるのかな
なんて、今は思っています。
私の所属している管弦楽団は、クラシック音楽が好きな人、オーケストラが好きな人、作曲家が推しな人、
とにかく音楽を楽しみたい人の集まり。
音楽の専門用語がわかんなくたって良い、凄いレベルの高い所を目指して演奏しようとしているわけじゃない。
純粋に、心の底から音楽を楽しんで、みんなで共有しながら演奏している。
団員として、ここに集まる理由は、何よりも音楽を通じて楽しむこと。
それを忘れないでいたいな、私も。
何事も挑戦なので、とりあえず伝えたり行動して、
試行錯誤でやっていきたい!!!!!(爆笑)
これからオーケストラを知る彼女との、良い化学反応を楽しみたいと思います。
(団員になるかは不明だけどねwwwwwwww)
また気づきや発見があったら、記事にしますよ❤️🔥
って感じで今日はこの辺で。
愛してるよビーム(ジャズビートバージョン)!!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました🌸