学習報告の素敵な例をご紹介します。
日々の学習に対して、何かしらの記録を残していますか？ 良いことも悪いことも含めて、気づきを残しておくことで、日々の成長を実感できるというメリットがあります。一手間かかりますが、その一手間が新たな気づきを生むことはよくあることです。
昨日、TOEIC の学習相談を受けている方から、次のメッセージをいただきました。
報告させていただいたことで、進捗を見返して目標に対して足りないところ+次こうすべきかなということが見えてきました
実際の学習報告をお見せしたいのですが、プライバシーの関係で、報告内容の項目をシェアします。これが素晴らしいフォーマットなんです。普段から、このような思考で、お仕事をされているのだろうと勝手に想像してしまうくらい。「PDCAサイクル」を意図的に作っているのがお手本のようです。
■先月設定した目標と計画
■上記に対する途中経過
■上記から2月残りのアクション
多くの学習者は「目標」と「計画」を設定することで満足し、日々の英語学習に立ち向かってしまいます。何もやらないよりはマシなのですが、目標に正しい努力を向けられているかをチェックする必要はあります。
そこで、途中経過を見て、目標と計画とのズレを確認するわけですね。ぼくの場合、定期的ではないにせよ、自分のなりたい姿に向かっているのかどうかをチェックする機会を設けるようにしています。
最後に、ズレから導き出せるアクションを言語化する。いろいろ分析した結果、「もっと英語をやります」では解像度が低すぎて、行動に移すことができません。だからこそ、「Part 7 の正答率を90％まで上げるべく、1日10題解いては本文を多読する」のような、具体的な数値ともに、行動を具体化するのは有効です。
正直、こういうのは面倒な作業で、時間がかかるものですが、いざ言語化してみると、気づきは多いです。お試しあれ。
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