自分の言葉で話せるようになるまで
私が初めてネパールに行ったのが2019年。
その時はColorbathの駐在インターンとして、約3ヶ月、現地に滞在しました。
その後、2022年に1ヶ月。
今度はColorbathで働き始めてから行きました。
それ以降ネパールには行っておらず、もうすぐ丸2年が経ちます。
その事実とは裏腹に、最近はネパールのことを人に話したり、オンラインでネパールのスタッフとやりとりをする機会が増えた気がします。
そして、3ヶ月の駐在インターンを終えた時よりも、スタッフとして1ヶ月の滞在を終えた時よりも、今現在の方が、より熱量を持って、当事者として伝えられるようになってきた気がします。
ネパールのことに限らず、自分が直接は担当していないマラウイの事業のことも、組織としてのColorbathのことも、会社の経営的なことも。
もちろん「今の自分の視点で」ではありますが、「私のこと」として、相手に届けることができるようになってきている実感があります。
何が変化したのか、時系列で振り返ってみると、
・Colorbathのインターンに参加させてもらっている私
・Colorbathに所属して、活動している私
・私が働いて、Colorbathの一部を担っている
と、少しずつ移り変わってきたのかなと思います。
もともとColorbathでは、メンバー一人一人がColorbathの表面積を担っている意識を持とう、と言われていました。
でもこれは、ただ意識するだけで到達するものではなくて、実際に「やっている」自分がいないと、体現することが難しい領域なのだろうなと思いました。
昨日は、自分も直接担当している「在留外国人サポート」の話を外部の方としていたのですが、その際、相手が興味を持ってくださり、オンライン国際交流DOTSの話になりました。
今、自分はDOTSに直接的に関わることは少ないのですが、なぜやっているのか、先生や子どもたちにどんな変化が起きているのか、熱量高く話している自分がいました。
何を、どうすれば、この感覚に辿り着くのかという点については、こうすればこうなる、と明快な答えが出ているわけではなくて、数をこなしていくうちに、自分でも納得感を持って話せるようになる、という解像度でしか理解できていません。
ただ、「数をこなす」過程では、うまく説明できないこと、説明はできているけど気持ちが伴わないことなど、モヤモヤしながら、それでも伝えなければいけないという状況を、たくさん通過する必要があるのかなと思います。
ある意味、自分を騙して世界観に入り込んで話す。
騙している感覚を、自分も認識はしているけど、それでもやり続ける。
そうすることで、いつしか言葉に引っ張られるようにして、自分の考え方やスタンスにも変化が生まれて、言葉と行動が一致するようになる。
この時、自分の言葉で話している自分に、違和感を感じなくなるのかなと思いました。
要はシンプルで、とにかくやり続ける、ということなのかなと。笑
ネパールのコーヒー事業は、私がColorbathに出会う前から始まっていました。
プロジェクトが始まった背景やそこに関わる人たちの想いは、始めた人たちにしかわからないものがあります。
思うようにいかないことも多いですが、2017年からいろいろなバトンが引き継がれて、今もこのプロジェクトが続いていることは嬉しいですし、そこに自分が携われていることも光栄なことだなと感じます。
まだまだやることだらけですが、少しずつ、でも着実に、前に進めていきます!