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本気で相手のためになろうとしているか

こんにちは!
もう、何日間、何ヶ月間空いてしまったかも忘れてしまうくらい久しぶりの投稿となってしまいました。

最近は、ネパールのコーヒーを届けたり、日本で暮らす外国人(ネパールの方中心)のサポートをしたり、引き続き、会社の会計、総務的な対応をしたりしています。

今年度に入ってから、特に8月以降は、
・コーヒーをより多くの人に届けること
・日本で勉強したい、働きたいネパール人と学校企業をつなげることにより力を入れて取り組んでいます。

ネパールコーヒーを使ってくださるカフェや小売店がないか、お店の方にコンタクトしたり、在留外国人と日本人という垣根をなくしていけるようなイベントを開催したり、日本での就労を希望するネパール人に興味を持ってくださりそうな企業さんに連絡をしたり、、

一般的には「営業」と呼ばれるような仕事が増えました。

10月も始まり、今日は、第二四半期を振り返り、第三四半期に向けた目標と戦略を再度目線合わせするミーティングを実施しました。

本当に相手の力になりたいと、心から思えているか?

ミーティングの中では、まず、全体的な目標数値の再確認と目標達成に向けたアクションのブレイクダウンを行い、後半で、顧客とのやりとりに関する相談、軽い営業ロープレを行いました。

そこで言われたのが、
「心から、本当に相手の課題を解決しようと思ってないでしょ?」
という一言でした。

相手に質問して、情報を書き出して、無理に自分たちの出来ることに繋げようとしてる、というのが、あからさまに伝わってくる。

ということでした。

「いきなり商品を押し売りするな。」
「真にお客さんの課題を解決しようと集中しろ。」

このような、営業をするのであれば、鉄則中の鉄則、というようなフィードバックももらいました。

でも正直なところ、いきなり押し売りをしてはいけないなんてこと、知識としては知っていました。
 
自分は社会人になってからこれまで、いわゆる営業という仕事はしたことがなかったので、今回、新規で企業やお店に連絡をするにあたって、色々と営業の心得、スキルみたいな情報は漁っていました。

「テレアポを獲得する方法」「クロージングの極意」みたいな、いかにも、という感じのコテコテの営業スキルに関する動画を見てみたり、一方で、「目の前の相手と真に向き合い、相手の課題を解決することに100%集中しろ」みたいな動画も何本も見たりしました。しています。

例え動画を見なくても、自分だっていきなりものを売りつけられたらいい気持ちがしないことは感覚的にはわかります。

「知っている」と「できる」の雲泥の差

でも、じゃあ実際にやってみたとき、それが出来るかと言われれば、全然出来ないわけです。

相手の状況に100%寄り添おうと思って電話をかけても、いざ電話口の相手の反応が悪いと不安になって言葉に詰まる。

相手の困りごとが見えそうになると、すぐ自分たちの商品、サービスを提案したくなる。

自分のサービスを紹介するための質問だけをする。


なぜそうなるか。

「とはいえ、営業目標もあるし、どうせ電話するなら、なんとか次の面談、そこからの成約に繋げたい。繋げねば。」

こんな、自分都合の気持ちがしきりにちらつきます。

相手が何も困っていなかったとしても、
「でもせっかくリサーチしたし、担当者にもつながったし、なんとか次に繋げたい、繋ぎ止めないと。」

と、相手のための行動をする、とは真逆の自分のための気持ち、行動が顔を出します。

どうやら今の自分は、
・目標達成のためにアクションを積み重ねる
ということと、
・真に相手の課題を解決する、役に立とうとする
ということを、分離して考えられていないようです。

滅私奉公と、あとはとにかく場数

動画で見ただけでできるなら、みんなトップセールスだし、そもそもトップセールスなんて言葉もないでしょう。

頭でわかっても、できるかどうかは話が別だし、通常運転で「できる」状態になるには、どうしたって場数が必要です。

今日のミーティングでは、「自分をボロ雑巾だと思え」という喩えをもらったのですが、本当に自分の邪念を消し去るためには、滅私の心が必要で、極端な話、人材採用の件で電話した相手が、奥さんとの喧嘩に困っているなら、全力でその相談に乗る、くらいに、今の自分は振り切る必要があるのだと思います。

今日、フィードバックをもらったからといって、また明日からも、きっとたくさんの「うまくいかない」を積み重ねることになると思います。いえ、必ずそうなります。

でもだからこそ、一打席一打席、集中して臨み、1本のヒットを打つための努力をしなければならない。

「僕のヒットの本数でいうと、8,000回以上は悔しい思いをしているということになります。」

イチロー選手が好きなので、彼の言葉を引用して自分を励まそうと思います。
彼が本気で毎回ヒットを打とうとしても、3割しか打てない。でも、本気で毎回ヒットを打とうとしなければ、2割はおろか、一本もヒットが打てないということにもなる。

自分が経験値を積むための場数、ではなく、本気で目の前の相手の困りごとに向き合った数を、一つずつ積み重ねていけるよう、明日からも頑張ります。







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