「後回しにしない」は技術
「自分は、手をつけるのが億劫なことは後回しにしてしまう性格だ。」
「先延ばしにしてしまうタイプだ。」
1年くらい前は、それが嫌で自己嫌悪になることも多かありました。
そこから、これもありのままの自分だ、まずは受け入れようとなって、自己嫌悪をすることは少なくなった気がします。
でも、自己嫌悪に陥ることが少なくなったからと言って、この「性格」が改善されたわけではありません。
気を抜くとすぐに「後回し」は再発します。
何とか仕組みやルールで対応しようとしていましたが、それでも油断すると、再発します。
どうしたものかと悩んでいたのですが、最近、また少し捉え方がアップデートされたような気がします。
キーワードは「技術」
世界的な記録を打ち立てたイチロー選手でも、失敗するかもな、打てないかもな、という不安はいつになっても消えなかったということです。
だから、あえて不安を消そうとはせず、不安は抱えたまま打席に立っていたと。
その不安をどうカバーしていたか。
それが技術です。
不安を抱えたまま、打席での勝負に勝つために、ひたすら技術を磨く。
メンタル的な部分で何とかしようとするのではなく、心に不安があっても成果を出せるような技術を身につける。
これがイチロー選手の考え方でした。
もう一つ、こちらは精神科医の先生が書いた「後回しにしない技術」という本の紹介動画です。
これまで、自分は後回しにする性格だと自分のことを捉えていて、それは仕組みやルールで解決するしかない、という考えでした。
仕組みやルールがあればできる、なければできない、という捉え方をしていたように思います。
もう少し踏み込むと、点で捉えて、できる時とできない時があるという認識で、できるようになる、という認識が持てていなかった気がしました。
これは性格的な問題だからしょうがない、と自分で勝手に線を引いて、無意識のうちに諦めていたのだなと。
これは個人的な感覚かもしれませんが、「技術」という言葉からは、鍛錬して習得するものということが連想できます。
一方で、「性格」はその人が本来持つもので、どうにも変え難いもの、というイメージがあります。
そして、「仕組み」や「ルール」はどう頑張ってもできないから、最初からフレームを決めておいて、半自動的に問題を解決するもの、というイメージです。
些細な違いかもしれませんが、今の自分には「技術」というワードが一番フィットしたので、習得に向けて日々鍛錬していこうと思います。