テンプレ+αの言葉を伝えたい|1通のメールから
「テンプレ+αの言葉を伝えられる人になりたい」と思った出来事のお話です。相手を思いやる、とか、謙虚でいつづける、とも言い換え可能かもしれません。
プロローグ
就活をしていたころ、数え切れないほどのお祈りメールをもらいました。
大抵の場合、どの会社も一緒の文面なんですよね。「厳正なる審査の結果、なんたらかんたら。〜〜お祈り申し上げます。」と。
テンプレって効率良いですし、採用しない人に対して労力を割く必要なんて企業側からしたらメリットないので、そりゃテンプレ使いますよね。というか、業務ではテンプレを使ってなんぼだと思います。効率が良いですもん。
分かります。ただ、特に最終面接で不採用を決める場合には、もうちょっと丁寧に書いてくれたら嬉しいなぁ、と思っています。
採用試験に落ちたときにもらったメールに「なぜ」が書かれていた
就活中のある日、A社の最終面接を受けました。それまでの面接の雰囲気から、最終面接も通れる気がしていました。
特別不安要素もなく面接を終え、後日、一通のメールが届きます。
不採用です。
あ〜そっかぁと思う私。ショックじゃないと言ったら嘘になりますが、メールの文面を読んだら割り切れました。何が書かれていたかというと…。
不採用の理由が書かれており、ミスマッチや適性の部分で判断したよと教えてくれたので、「その会社には合わなかったんだな」と気持ちにキリをつけられました。
実は去年、最終面接を受けて落ちた会社に、「なんでや!理由を知りたい!」と思ったときに、その旨を書いたメールを送ったのですが、返事は「多角的に判断しておりますので伝えられません」ということがありまして。
企業が不採用者に手間を割く必要なんてこれっぽっちもないので、その返事も分かりますけれど言わせてほしい。
就活生だって、かなりの準備をして真剣に向き合って話をしているので、その労力を考えたら質問に答えてくれても良いじゃないか。超大企業で、社長に聞くタイミングもない会社であれば仕方ないと思えますが。その会社は全社員140人くらいで、社長とも話す機会が往々にしてあるっぽかったし、最終面接を受けた人は7人程度だったので、「簡単でもいいから教えてもらっても良いじゃないか!」と思ったわけです。
そんな経験もあったがゆえに、今回のA社からいただいたメールには、心からありがとうと思いました。
上記の経験から、まだ本格的に社会で働いたこともない未熟者の意見ではありますが、テンプレ+αの言葉で伝えることを、普段の生活から意識したいと思える経験でした。
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