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飲料水の備蓄方法〜脱プラを考える【買わない暮らし】

地震の臨時情報や台風報道を受けて、ペットボトルの飲料水を買いに走る人が殺到してスーパーやホームセンターに行列が出きたと聞きました。

不用意な買い占めは、本当に必要な人のところに届かなったり、一度に賞味期限が切れて廃棄になる可能性もあったりで、結局誰の得にもならないと思います。

この機会にペットボトルに頼らない、自宅での災害用飲料水の備蓄について考えてみました。

一日に無理なく汲み置きできる量を考える

ペットボトルの飲み物をほとんど買ったことがない我が家。外出時は水筒持参だし、毎朝やかんでお湯を沸かしてお茶をいれているし、ジュースや炭酸飲料は普段飲まないし。

とはいえ、災害時に備えて飲料水の備蓄は必要だと感じています。農林水産省の「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」では、飲み水は1人あたり1日1L、調理などで使用する水を含めると3Lを目安に備えておくことが推奨されているそうです。

約3日分の飲料水を備蓄するとなると、自宅に確保しておく飲料水の目安は、3L×3日間=9L/人。我が家は夫婦二人暮らしなので、全部で18Lの備蓄が必要ということになります。仮に18Lを500mlのペットボトルで確保するとなると2人分で36本。1ケースが24本とすると2ケース半…なかなかの量です。
本当にペットボトルの水を何箱も備蓄する必要があるのか、我が家の場合で検証します。

まず毎朝、やかんでお湯を沸かしてポットに入れるのが私の日課です。空のやかんには水を汲み置きしておき、朝お湯を沸かしてポットに移したら、空のやかんに水を入れておきます。
やかんもポットも容量1.5Lなので、両方合わせると3Lです。
料理に使う水はボトルに汲み置きしておき、それを約1日分の煮炊きに使います。鍋には水と一緒に煮干しをひとつかみ入れて冷蔵庫に入れておくと美味しいだしがでます。これで約2〜3L。
外出時には夫婦それぞれの水筒に水やお茶を入れて持ち歩くので二人合わせて1〜1.5L。

これで1日分の備蓄量3L×2人分の6Lです。

水筒にはカバーをつけて毎日使用

氷なら長期保存できる

汲み置きだけで足りない分はジップロックに水を入れて板氷にします。板氷なら邪魔にならないし、万一停電になったときは保冷剤の代わりになります。溶かして飲むこともできますし。

水を500ml入れて平らにして凍らせます

とりあえず500mlの水を8袋、計4L分を氷にします。

紙パックボトルで備蓄する

汲み置きの水と板氷で足りない分は、長期保存用に紙パックボトルの水を買い置きしています。万一避難等で水を持ち運ぶときのためでもあります。我が家に必要な飲料水の残りの備蓄量は2Lのボトルなら8本、500mlのボトルなら16本。バラで少しずつ買い足して、賞味期限を分散しておきます。

災害時には飲料水以外にもたくさんの水が必要だし、農林水産省が推奨する備蓄量はあくまで「目安」なので、これで安心が担保されたわけではないけれど。
いざという時にあわてないで、日々を大事に過ごそうと改めて思いました。









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