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あなたは推しに何を求めるのか

愛情”の行きつく先が”呪縛”であるとはよく言ったもので、

『アイドルを推す』行為を極める(?)ことで、心理的な自由を奪われる人を何人か見てきました。(自分も含め)


今、この記事を見ているあなたは推し(好きなもの・人)に何を求めていますか?


この問いに答えはありません。

僕が聞いた・考えたものは以下のようなものです。

・人として成長する過程を応援する
・癒し(見た目・性格)
・(尽くすことで感じる)生きがい
・オタクとの交流
・バカになれる環境
etc...

どれも間違っていないし、正解なのでしょう。

ただ、”情”というものは上限値がありません。

「推しのために」売上に貢献しなきゃ
「推しのために」明るく振舞わなきゃ
「推しのために」動かなきゃ
推しのために推しのために推しのために推しのために推しのために推しのために推しのために推しのために推しのために推しのために推しのために推しのために推しのために推しのために推しのタめに推しのために推しのタメに推しのために推しのためにオシのためニオシノためニ推しのためにオシノタめニ推しのためにオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニオシノタメニ


あれ。それって本当に推しのため???


厳しいことを言うと、

推しのためにと思って投げたそのありったけのお金は、「推しのため」と思い込むことで自分を慰めているだけ。つまりは、オナニー自慰行為。快楽を求めているだけということになりますね。


心理学でいうと『依存』をしているのだとか。

言い換えると、『中毒』。普通に毒ですね。

この”依存”を推しやアイドルとの関係に変換すると、『"楽しい"という感情の中身がすり替わる』ということになると思います。

具体的に言うと、最初は会えて嬉しい!だったり、応援できることが嬉しい!みたいな感情から、徐々にこの人にとって必要な存在になりたいと思うようになり、その願望が叶うことに悦を感じるようになる。。。


悦を感じることは良いことです。楽しいですから。そのこと自体を否定しません。ただ、悦を感じる方法がそれだけになってしまったとき、それは毒であることに気づいてください。


今は、ビジネス構造的に”お金で殴ること”がオタクとして偉いというように勘違いされがちです。まるで、お金を払っていないと発言権を得られないとも言いたげに。

ただ、本当に推しのためになることは、あなたの言動で”新たなファンを増やすきっかけを作ること”です。優良顧客を増やし、お金を投じても良いと思う人が増えること。つまりは、あらゆる可能性を広げることです。

さらに言えば、自分が心から楽しむこと。それは、無駄にお金を投げることではありません。人によって『心から』の定義が変わると思いますが、それができていれば、自然と人は集まるのではないでしょうか。


昔、僕の”最も信頼する”オタクと推しについて真剣に話あう機会がありました。

題材は、推しの握手券が売れないのはなぜか?

僕は、原因がオタク側にあると主張しました。

「オタク側がれのちゃんのことを楽しませるような握手をしないと」

それを聞いた彼はこう言い放ちました。

「お金を払って握手してるのは俺たちだろ。俺たちに責任はない。」

その彼は今、別の趣味を見つけ、オタク時代に見つけた心から気の合う仲間とその趣味を楽しんでいます。(僕もたまに参加してます)


彼のように、スパっとした考え方ができない僕は、いつからか「自分のため」に推しごとをするようになりました。

自分のために推しごとをし、結果的に推しのためとなるように。

だって、魅力的な人がれのちゃん(推し)を紹介したほうが、れのちゃんが魅力的に見えるでしょう??悩んでばっかで、ロクに何もしないやつが好きなものなんてそれだけでネガティブイメージですもん。何も知らない人からしたら、HIKAKINさんがれのちゃんを紹介したほうが魅力的に映る世界なんですから。


もちろん、考えることが好きな人や強い自我を持っている人なら大丈夫です。ただ、思ったより人は強くありません。精神が不安定なときこそ愛情のコントロールができないものです。


依存すればするほど、好きになればなるほど、「自分の思うように」ならない嫌な部分が見えてくるようになってきます。推しからの愛情を受け取りにくくなります。

「ありがとう」という言葉が5文字の日本語で終わってしまいます。


どうか『推しのために』という皮を被って、自分を傷つけないでください。

あなた自身と推しのために。

以上、情の深いあなたへ。


ではでは。

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