MBA生によるロンキャリ
MBA生はキャリアフォーラムに行くべきか?
海外留学をしているMBA生が最後にしなければいけないのが就活。自分で会社をする方を除き、皆が通る道ですが、海外留学中の学部生が就職をする目玉イベントがボスキャリです。ボストンキャリアフォーラムの略で、その名の通りアメリカのボストンで開かれ多くの日本企業が参加してバイリンガルの採用をしています。基本的には海外の大学に参加している日本語も英語も堪能な方を対象としたキャリアフォーラムですが、これにMBA生が参加しても良いのか?結論から言うとOKです。多くの会社は新卒採用で枠を出しておりますが、中途の採用もあり、院留学や過去に留学していた方も対象となるようです。ただし新卒採用がメインで来ている会社に関しては、中途採用選考は別途していると案内をされるケースもあるので事前に確認をしましょう。
行く価値はあるのか?
これはit depends onです。ほとんどは日本でのポジションの採用枠になるので、日本に戻る人が基本的にはメインになるかと思います。一部の企業では海外ポジションを設けていたりしますが、ほとんどは日本になると思います。参加される企業はボスキャリだと200社ほど参加され、コンサルから監査法人、メーカー、国家公務員枠などさまざまです。基本的には行きたい企業があるのであれば行く方ありです。何と言っても最大の魅力はこの2〜3日程行われる短期間で内定まで貰えてしまうことです。ここに標準を合わせて準備をすれば短期集中で内定をいただくことが可能となります。また参加される企業はスタートアップから大企業までさまざまです。これだけの数があればおそらく自身の行きたいキャリアを探すことも可能でしょう。
ロンキャリ
ボスキャリの小さい版としてロンドンで開催されるのがロンドンキャリアフォーラム、略してロンキャリです。ボスキャリが秋ごろに開催される一方、ロンキャリは4月に開催されます。デメリットとしては20社ほどしか参加をされないという点です。この中に希望の会社があれば是非参加される意義はあると思います。
実際に参加して
実際にMBA生として参加しましたが、周りはみんな新卒で若い笑。私のようなおじさんが参加するとそのキラキラしたフレッシュさに圧倒されます。一方で周りと大きな差別化をできるチャンスでもあるなと感じました。これまで実際のビジネスを経験して再度学び直しをしている背景から、自身のストーリーも作りやすく、実際の仕事での悩みや達成感、どういう仕事が向いているのかを知っているので圧倒的に話せる内容が濃く面接官に与える印象も強くなります。私も色々なリクルーターの方と面談を重ね自身の人生やキャリアの棚卸しをし、強みや弱み、どういうことを軸に仕事をしているのか、どういうことに興味があるのか、将来どうなりたいのかを明確にした上で面接に臨んだので、ほとんどの質問には経験をもとにすんなりと答えられた印象です。結果として書類審査落選5社、内定2社、現在進行中3社という結果に終わりました。人生のまたは自分の仕事に対するビジョンを掲げ、それを軸に仕事や転職、インターン、MBA、MBAでの活動やプログラムに取り組んできたので全て繋がっておりストーリー性があったのが今回の結果につながったのではないかと推察しております。まだまだ道半ばですが、これからもそのビジョンをもとに世の中に貢献していけるよう日々学びと努力を続けていこうと改めて思いました。
まとめ
ロンキャリに参加した経験から、日本での就職を考えているならMBA生でも是非参加をするべきだと思います。その時に重要な事は下記です。
・リクルーターやメンターの方と自身の人生の棚卸し、キャリアの棚卸し、学生時代の活動の棚卸し
・そこから自身の強みと弱みを理解する
・何故その会社を選んだのか納得させられるような理由を自身の体験や経験、職務歴などからストーリーを作って伝えられるように準備する
・可能ならリクルーターを使っていくつか面談の練習をする
・それぞれの会社をしっかり調べて、入ったら何をしたいのか?を話す準備する
・早めにアプライをし、事前選考を可能な限り進めてキャリアフォーラム中に内定がもらえるようにする。
細かいことを書くと受けた会社や色々と大人の事情が絡んできそうなので抽象的な表現も多いですが、ご了承ください。細かいことを聞きたい方はDM下さい。あなたの就活がより良いものになるように願っています。