【感情は怖くない!】感情への恐れを生み出す3つの誤解と、感情を自分の味方につける方法
〜2月1日 00:00
普段、心を扱う講座やセッションをやる中で、
つくづく感じることがあります。
それは、
ということ。
日常の中で ”厄介な感情” が生じる度に、
それに影響され翻弄され、
「いつまたその ”厄介な感情” が表に出てくるだろうか」
ということを、ビクビクと恐れている。
ここで言う ”厄介な感情” というのは
例えば不意にやってくる以下のような感情のことです。
無性にわきあがる『イライラ』
どうしようもない突発的な『怒り』
ふとした瞬間に一気にどん底に落とされたような『落ち込み』
何もやる気が起きない、何も手が着かないほどの『憂鬱』
この世で自分がひとりぼっちかのように感じられるような『孤独感』
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先ほど、「ビクビクと恐れている」と表現したが、
もしかすると頭では、「恐れている」という自覚ではないかもしれないですね。
どちらかというと、
そういう認識の人が多いかもしれない。
どうだろうか?
あなたは、感情というものに対して、上記のような認識を抱いていないだろうか?
もし、上記のような認識をどこかで抱いているのだとしたら、
その認識の底には、必ずといって良いほど、
『感情への恐れ』
の意識が隠れています。
私自身も、昔は感情というものを恐れていました。
私も、「恐れている」という自覚ではなく、どちらかというと、感情に対して、厄介で面倒なものだという認識を抱き、感情というものを毛嫌いをしていた。
日常の中の感情が揺れ動くイベント自体を「面倒だな」と感じていたし、
「感情が揺さぶられるせいで、自分のやりたいことに集中できない・・・」
「感情さえなければ、もっと効率よく、やりたいことを淡々とこなしていけるのに・・・」
「感情さえなければ、もっとフラットにスムーズに人と関われるのに・・・」
のように感じていた。
感情さえなければ、もっと日々充実感も感じられるはずだし、人生が上手くいくと思っていた。
だから、物事がスムーズに思い通りに進まないのは感情があるせいだ、のようにどこか感じていたし、
感情というものを封印できたらどれだけ良いだろうかと感じていた。
あなたも一度くらい、考えたことはないだろうか?
だからこそ、感情を抑え込もう、コントロールしようとしたこともあった。
だが、私自身これまで、
感情というものを、封印しようとすればするほど、
つまりコントロールしようとすればするほど、
感情は反比例して表に出てこようとしてくるし、
嫌というほどこちらを振り回してくるということを身をもって体験してきました。
あなたも、もしかしたら経験があるのではないだろうか?
だからこそ、私自身もこれまで色んな角度から、感情というものについて探求し理解を深めてきたのだが、
感情というのは、知れば知るほど面白いもので、
感情というものに対しての理解を深めれば深めるほど、
そして感情との関わり方を見直せば見直すほど、
という認識が、いかにただの誤解・思い込みであるかがわかったし、
同時に私自身も、感情に受動的に振り回されることもなくなり、
感情が厄介だと感じること自体もなくなった。
むしろ、感情が良き相棒というか、感情があることによって自分自身とのより良い関係性を築けている感覚すらもある。
だからこそ、
今、受動的に感情というものに飲み込まれている感覚がある人、
感情に対してネガティブなイメージが強めな人は、
是非この記事を最後まで読んでみてほしいなと思っています。
今日のこの記事内でお話する大まかな内容はこちら👇
どうでしょう?気になるトピックはありましたか?
ピンときたものがあれば、是非最後まで読んでみてくださいね!
この記事でお役に立てるのは、こんな方です👇
今、感情に受動的に振り回されている自覚がある方
感情に対して、どこか厄介で、面倒くさくて、邪魔な存在だという認識を持っている方
日常の中、人間関係の中で、『感情』というものが介入してくることを、何かと避けがちな方
感情を出す・表現するということに対して、どこか漠然と「怖い」「恐ろしい」といった、恐れの意識がある方
そもそも感情に対して、無自覚・無感覚な方
長らく感情というもの自体を封印してきた方
上記に当てはまっていなくとも、今回のトピックに興味がある方は、是非最後まで読んで頂けると幸いです。
それではいきましょう♪
感情への恐れを生み出してしまう3つの誤解
そもそも『感情』というものについて、
私たちの一番身近な存在であり、日々私たちに大きく影響を与える存在であるにもかかわらず、
「どのように付き合ったら良いか」
という部分については、学校でも教えてくれないからこそ、
多くの人が、『感情』との関わり方について誤解を抱いています。
『感情』というのは、
かなり主観的かつ、かなり個別的なもので、
『自分にとっての感じ方』しか、知り得ないものだからこそ、
それぞれが自己流で感情と関わるしかなく、
だからこそ余計に誤解を抱いてしまい易いものであるんじゃないかなと思っていて。
だから、『感情』というものについてしっかり学んだことがない人のほとんどは、
そもそも『感情』との正しい関わり方について誤解を抱いている可能性が高いと思ってください。
だから、あなたも、
これまで感情について積極的に学んだりしてきた経験が無いのであれば、恐らくどこかで『誤解』を抱いている可能性が高いでしょう。
ここでは、『感情』というものについて、
よく抱かれやすい誤解について、挙げてみたいと思います。
誤解その1:感情は、コントロールしなければならないものだ
まず抱きやすい誤解その1は、
というもの。
結構、これは抱いている人が多いんじゃないかと思っていて。
そして、これに対しての結論を先にお伝えしますが、
まず大前提として、感情とは、コントロールできないものです。
「え?」と驚かれる方もいるかもしれない。
「感情をコントロールする方法」とか、
「アンガーマネジメント」とか、
そういった言葉ってよく聞きますよね。だからこそ、
『感情は、都合に合わせてコントロール可能なものであるし、コントロールすべきものである』
という認識を抱きやすいかもしれない。
でも、それは大きな誤解です!!
その誤解を抱いていた方は、
まずは今ここで
” 感情自体は、コントロールができないものである ”
という新しい認識を持って頂きたい。
ただし、後から述べますが、
感情を『コントロール』することはできずとも、
感情と『良好な関係を築く』ということはできます。
そして、目指すべきは、
『感情をコントロール出来る状態』
ではなく
『感情と良好な関係を築けている状態』
であることを、押さえてほしくて。
単なる表現の違いじゃない?と思われるかもしれないですが、
この細かなニュアンスの違いがとても重要になるので、
ここではあえて強調させていただきます。
感情は、コントロールできませんよ!!良好な関係を築くんですよ!!と。
そもそも、よく考えてみて欲しいのですが、
感情って、意図して生じているものではなく、自然発生しているものなんですよね。
感情の発端は、『情動』と呼ばれる、生理的かつ本能的な反応です。
生理的かつ本能的な反応とはどういうことかというと、
例えば、顔がほてるとか、呼吸が浅くなるとか、心臓の鼓動が早くなるとか、汗をかくとか、鳥肌が立つとか、そういうものと同類ということ。
そういう反応って、意図的に生じさせてるわけじゃ無いじゃないですか。
「顔をほてらせたい」と思ってほてらせられるワケじゃないし、
「汗をかきたい」と思ってかいてるワケじゃないし、
「鳥肌を立たせたい」と思って立たせることって出来ないじゃないですか。
情動も、それと同じで。
あくまで "自然発生するもの" であるということです。
そして、生理的な反応として自然発生した『情動』を、頭で解釈しやすい言葉として「怒り」とか「悲しみ」のように分類・説明したものを『感情』って呼んでいるだけなんですよね。
つまり、感情って、ただ『発生』してるだけなんですよね。
自分で意図して出しているんじゃなくて、『発生』しているんです。
自然的に『発生』している、と言われたら、コントロールしようがないってわかりますよね。
そして、コントロールしようがない感情を、力尽くでコントロールしようとしてしまうと、逆におかしなことになります。
よくありますよね、自然に生じたものに対して、人間が手を加えてコントロールしようとすることによって、逆効果になってしまうような事例って。
例えば河川改修やダムの建設みたいに、洪水などの自然災害を防止してコントロールしようとした対策のために行われた施策が、逆に予期せぬ災害を引き起こしてしまったり、
あとは人間でも、ホルモン注射とか手術などによって人間が意図的に効果を引き出してコントロールしようとした結果、自然のバランスが崩れ、良からぬ副作用が生じてしまったりすることも。
自然発生するものをコントロールしようとすると、必ずどこかで歪みや反発が生じてしまうんです。
感情、情動に対しても、同じことが言えます。
感情は、意図してコントロールしようとしてはいけないんです。
自分の思い通りにコントロールできるなどと、思い上がってはいけないのです。
そういうものなんです。
だけど、感情ってどこか、
”自分”という存在そのものと、
つまり、自分の”思考”(=エゴ)というものと一体化しているように感じられるから(←この辺は、伝わる人だけ伝わったら良いんですが)
ついつい感情に対して、
みたいな認識になってしまいやすくて。
(もっといえば、先ほど挙げた『思考(エゴ)』さえ、「自分で考えている」というよりかは、「思考が『発生』している」の方が正しいんですけどね)
でもそうじゃなくて、
それをまずは認識として捉えて頂くと、これから感情と上手く付き合っていく上で、とても関わりやすくなっていきます。
誤解その2:感情は、人を飲み込んでしまうものだ
誤解その2は、
というもの。
これは、言葉だけだとピンとこないかもしれないが、
例えば、
一度感情が湧き上がってきたら、自分はどうすることもできない
一度感情が発生してしまったら、抑えることができないから、感情に対してなされるがまま状態になってしまう
一度感情に触れてしまったら、その後ずっと飲み込まれてしまう
そんな感覚があるのなら、きっとこの "誤解その2" を抱いているということだろう。
それこそ、この誤解があるが故に、抱いてしまいやすい思い込みとして、
というもの。こう言われると、ピンときた人もいるんじゃないでしょうか?
それこそ、私は普段のセッションや講座で、
幼少期のトラウマや心の傷について扱うことが多いですが、
「幼少期のことを思い出すのが怖くて、ずっと思い出さないようにしています」とか、
「昔のことを思い出すと嫌な気持ちになるので、思い出したくないです」とか、
そんなことを最初に仰る方は一定数いらっしゃいます。
このように、過去のトラウマとか、嫌だった出来事について
思い出すのが怖いとか、思い出したくない、ってなっている人は、
きっとこの、感情への恐れの思いが強いはず。
なぜこのような恐れの意識に繋がるかといえば、
という認識がベースにあるからなんですよね。
感情に対して、自分は立ち向かうことが出来ずに、無力な存在である、のような思い込みがあるからこそ、
過去の出来事に振れたときに出てきた感情に対して、どうしたら良いかわからず、ただただ飲み込まれてしまうような状態に陥ってしまうんですよね。
だから、
『過去の傷ついた出来事について触れることは恐ろしいことだから触れない方が良い』
という認識がさらに強化されてしまう。
しかし、それは単に、『感情への無知さ』が原因なんですよね。
無知が故に、どうしたら良いかわからないし、
無知が故に、ただただ飲み込まれるしかない。
だから、わけもわからず、感情を封印して抑え込むという対処法しかできない。
それだけなんですよね。
後でも触れますが、
「感情が人を飲み込んでしまう」と感じてしまっているのは、
あなたの中にある『感情』が、ある意味『反抗期』を起こしていると考えてください。
そう、思春期に起こるあの『反抗期』と一緒ですよ。
要は、感情が拗ねているだけなんですよね。
拗ねているから、その人自身に対してクーデターやストライキを起こしているって考えてみてください。
だから、そもそもあなたの中の感情が拗ねていなければ、
あなたの感情が、あなた自身を飲み込んでしまうような状況になることはないんです。
それを覚えておいてください。
誤解その3:感情を交えた会話は、人間関係を壊してしまうものだ
誤解その3は、
ですね。これもあるあるトップ3です。
みんな、感情を交えた会話をすることを、恐れすぎです。
これも大体は幼少期の経験が元になっているはずなんですが、
他者に対して感情を表現するのはいけないこと
他者に感情を表現したら、怖いことが起こる
人間関係に感情を持ち込んだら、相手との関係性が崩壊する
みたいな思い込みから、人間関係に感情を交えること、感情を交えた会話をすることを極端に恐れて避けている人が多いんですよね。
でも、これは、思い込みです。
いや、一概に『思い込み』と表現すると誤解が生じるかもしれないんですが。
あえてハッキリ言わせて頂きます。
それは、感情を交えること自体を恐れすぎです、と。
よく考えてみてください。
感情を交えて、お互いの腹の内を割った会話が出来た方が、より深い関係を構築できたこと、ありませんか?
感情をむき出しにして、真正面からぶつかった相手の方が、自分の素も出せるし、自然体で接することができていると思いませんか?
もしかしたら、「そもそも他者と、そこまで深い関係性を築いたことない」って方もいるかもしれませんが・・・
他人じゃなくても良いです。これは、家族間でも当てはまります。(「家族にすら、それをしたことない」って声も聞こえてきそうですが・・・)
一度でも、他者と本気でぶつかったことがある人なら、この意味がわかるかと思います。
逆に、他者とそこまで深く、感情を交えてぶつかったことがない人は、
そもそもあなたにとって、
「心から安心できる」とか
「心から自分が信頼できる」
って思える人自体が、身の回りにいないんじゃないかと思います。
ギクって感じましたか?そういうことです。
ちなみに、私自身もそうでした。
他者と感情を交えての交流を避けまくっていた頃は、
世の中で自分だけがひとりぼっちかのような感覚がずっとありました。
冗談抜きで、本気で世の中でひとりぼっちだと感じていました。
だけど、他者と感情を交えた深い関わりができるようになってからは、
そのような感覚は気づいたらいつしか消えていました。
そういうことなんです。
深い人間関係の構築には、必ず『感情』を交えた会話が必要不可欠です。
逆をいえば、『感情』を交えずして、深い人間関係の構築はできません。
じゃあ、なぜ、
「他者と感情を交えた会話や交流をすることは、いけないことである」
みたいなイメージに繋がってしまうのでしょうか?
まあ、先ほど挙げたみたいに、
幼少期の経験も一つ、大きな要因になっているかと思います。
例えば、
感情を出したら怒られてしまった
感情を表現したら、お母さんに嫌がられた(嫌われそうになった)
両親の感情的なケンカを見て、感情的な会話は関係性を壊してしまうと思ってしまった
こういう体験があると、
「感情」を他者に表現すること自体が良くないこと、のような思い込みを抱いて当然ですよね。
ただ、上記のような例は、
深い人間関係の構築に必要な『感情を交えた会話』ではありません!
『感情を交えた会話』と、
『感情に振り回された会話』
『感情を振りかざした会話』
は全然違いますよ!!
ここが結構勘違いされやすい所だと思うんですが。
そして、後者は確かに、人間関係を崩壊させます。
・・・ややこしくなってきましたね?
押さえておいて頂きたいポイントは、以下の部分です。
つまり、私がお伝えしたいのは、
『感情を交えた会話』は怖くないから、それをできるようになろうね
ってこと。
では、この違いは何で、どうしたら『感情に振り回された会話』ではなく、『感情を交えた会話』が出来るようになるのかは、
またこの後詳しく触れていきますね。
まずはここでは、上記の部分を押さえておいてもらえたらOKです。
是非取り入れて欲しい、『感情』に対する新常識
さあ、ここまでのところで、
多くの人が抱えやすい『感情への3つの誤解』について解説してきました。
「わかる~」って方もいらっしゃったんじゃないでしょうか?
じゃあここからは、
感情への誤解を解くために、感情に対しての新常識
をお伝えしていきたいなと思います。
新常識と一緒に、具体的な感情の扱い方についても、詳しく綴っていきますから、
是非、ここまでに解説してきた『感情への3つの誤解』のどれか1つでも持っていた方は、
その誤解を払拭するためにも、是非このまま読み進めて頂けたらと思います。
是非あなたの中に、この新常識を取り入れてもらって、
感情と良好な関係性を築いてもらえたらなと思っています。
では、早速いきましょう!
感情に対する新常識その①
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1月17日 14:00 〜 2月1日 00:00
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