メタちょい読み 2024/12
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、2週間ほど記録してみた、本の「ちょい読み」。
なんらかの流れはありますので、俯瞰する「メタちょい読み」を。
・ 12/15 『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』
『思考の質を高める 構造を読み解く力』
『塩狩峠』三浦綾子著(新潮文庫 1973)
・ 12/16 『心はこうして創られる ー「即興する脳」の心理学』
・ 12/17 『心はこうして創られる』 ニック・チェイター 著
・ 12/18 『「何回も説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』
・ 12/19 『読めない人が「読む」世界 ー読むことの多様性』
『行動の機構 ー脳メカニズムから心理学へー (上)』
・ 12/20 『忘却の効用 ー「忘れること」で脳は何を得るのか』
『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』 ゲーテ 著
・ 12/21 『暗黒の魔女』 ロバート・グレイヴズ 著
『忘却の効用』 スコット・A・モール 著
・ 12/22 『暗黒の女神』 ロバート・グレイヴズ 著
『忘却の効用』 スコット・A・モール 著
『グノーシス 異端と近代』
・ 12/23 『グノーシス 異端と近代』
・ 12/24 『小枝とフォーマット ー更新と再生の思想ー 』
『行動の機構 ー脳メカニズムから心理学へー(上)』
・ 12/25 『養老先生のさかさま人間学』
『精神現象学』 ヘーゲル 著 ・ 長谷川宏 訳
『諸原理について』 オリゲネス 著
・ 12/26 『ポストフォーディズムの資本主義』
・ 12/27 『ヴァリス』 フィリップ・K・ディック 著
『ポストフォーディズムの資本主義』
・ 12/28 『ファスト&スロー』 ダニエル・カーネマン 著
『ビジュアル・シンカーの脳』テンプル・グランディン 著
『錯視芸術の巨匠たち』 アル・ケッセル 著
・ 12/29 『洞窟のなかの心』 デヴィッド・ルイス=ウィリアムズ 著
『定本 尾崎翠全集 上巻』
『ビジュアル・シンカーの脳』
・ 12/30 『ピダハン ー「言語本能」を超える文化と世界観ー』
『いなくなくならなくならないで』 向坂くじら 著
『ことぱの観察』 向坂くじら 著 (NHK出版 2024)
・ 12/31 『ことぱの観察』
『ピダハン』ダニエル・L・エヴェレット 著
『ヨーロッパ精神史』 フリードリッヒ・ヘーア 著
『鯨と原子炉 ー技術の限界を求めてー』
目の前に見えている「こと」の読解力が、自分は浅いんだろうなぁと思い、
「読解力」についての本を読みだすも、言語学オタク(水野氏)のススメル本の数々が面白く、そちらに流れていく。
『心はこうして創られる』や『忘却の効能』など。
深層心理なんてものはなくて、「自分」なんて概念は後付けで
つじつまをあわせてつくられたもの。 説得力あり。
記憶力が良すぎると、物事を忘れられず、個人的体験から一般的概念を抽出するのが難しかったりする。忘却機能も人にとって重要。
注文してた本が届いたら、少し目を通したりするので、
千夜千冊関連、『暗黒の女神』(文明批判)や『グノーシス 異端と近代』などを。少し変わったものを、突然読みだすパターンではない。
養老先生の入門的な本は、動画で言われていた言葉が
頭にひっかかったので読む。もう忘却しつつあるわけですが。
言葉というものは、目の前のものを切り刻むことで、成り立つ概念。
それを否定するわけではなく、そのメカニズムを頭に置いておいて、
物事を考えた方が良いよ、というようなお話。
そして、入門本の方は、少し読んで、守衛さんにプレゼント。
ヘーゲルの『精神現象学』や、『ヴァリス』なんかは、
グノーシス関連ということでちょい読み。
グノーシスは、創造神を認めるけれど、その神はパーフェクトでは無いよ、
という思想も持つ。。。ということもあり、
キリスト教哲学でアウグスティヌス以前、考え方の基本となっているらしい
オリゲネス『諸原理について』を少々。
『ファスト&スロー』(経済行動学)、『ビジュアル・シンカーの脳』、
『ピダハン』なんかは、言語学オタク水野氏のオススメ。
ビジュアル・シンカー(視覚思考者)に関連させて、
錯視芸術や、洞窟芸術なんかも。
言語学オタクの動画「ゆる言語学ラジオ」は、
バリューブックスが関わっている。
多分、その関係で、向坂くじらさんの動画が現れた。
養老先生の「モノと言葉」に近いようなことを言われていて、
くじらさんのエッセイを読んでみようかと。
元々、心を扱ったものや、脳を扱ったものが、好みではあるので、
そのようなジャンルに偏るのかと。
大晦日、それまでの流れとは異なる『ヨーロッパ精神史』や、
『鯨と原子炉』なんか出てくるのは、大晦日の特別な日ならでは。
ま、メタちょい読み自体、後付けです。
(2週間だから、こんなもんだけど、
4週間のメタチェックは、ちょっとしんどいかも。)