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ちょい読み 2025/ 2/ 6



・ 『財務省と政治』 清水真人 著(中公新書 2015)

   ー 「最強官庁」の虚像と実像 ー

  【千夜千冊以外】 14 / 297 頁。

   申し訳ないが、もう読まないであろう本も記録する。

本書は55年体制の爛熟期から安倍政権まで、大蔵・財務省との綱引きを追い、それを平成の統治構造改革の潮流にも位置づけて実像を描く試みだ。

まえがき ⅵ

興味をひかない。

20年以上の綿密な取材から描く、迫真のドキュメント

大蔵省・財務省側からの視点になると思うが、敵側だからではなく、
本として面白く無い。これは、私の「浅い思考」による感想だが、
著者の文体が、苦手なんだと思います。
中公新書の字を詰めるのが、辛いのかもしれない。

少し前から読んでいる、嶋田博子著『職業としての官僚』(岩波新書)、
倉山満著『検証 財務省の近現代史』は、まだ読みます。


・ 『有機農業と慣行農業』 松岡照夫 著(農文協 2023)

  【千夜千冊以外】 138 /169 頁。

   こちらもなぁ。私に読解力が無いだけなのですが。
   有機農業と慣行農業を並べ、天秤バランスがとれているような
   イメージを出されているが、少し無理がある、ように感じる。
   農業全般の話なので、米についての話は少ないが、
   例えば、慣行農業(農薬+無機系化学肥料)があって、
   農薬と化学肥料を減らした「特別栽培米」というのがあり、
   有機農産物に特化した「コープ自然派」では、
   省農薬(減農薬)の基準を ↓

コープ自然派の「省農薬」マークは、
ただ回数を減らすという基準ではなく、
コープ自然派が定める優先排除農薬や問題農薬、
さらに除草剤や土壌くん蒸剤を排除した農産物を対象にしています。

省農薬の基準は何ですか? | よくあるご質問 | コープ自然

そして、有機農業というものがある。農業形態にグラデーションがある。
慣行農業と有機農業との二択天秤ではない。

この本を発行している農文協が、『みんなの有機技術農業大事典』という44,000円もする本を出されるわけですし。

まだ途中で、今読んでいるところは、有機農業を扱っているわけですが。

でも、勉強になります、この本。産業革命時代のイギリスの農業事情を扱っていたりしますので。著者が留学されているのですね。

増えた人口の食料を支えるには、その生産量を増やさなければならなかった。その食糧増産が農村に求められた。こうした事情が、囲い込み(エンクロージャー)をさらに進行させた。同時に、地主から広大な土地を借りた資本家が農民を賃金労働者として雇い、生産した食糧を商品にし、その販売によって利益をあげることを目的とする農場経営が登場し、拡大していった。こうして産業革命をきっかけに、イギリスの農村から共同体的自給自足経営の姿が消えていった。このような18世紀後半、イギリスの産業革命とともに起こった農村社会の変革を、農業革命と呼んでいる。

3章 食べものが生産される場年の土


というわけで「浅い思考」を持つ私は、想像力が欠けているのを感じてますので、下記の本を入手しました。

・ 『想像力』 内田伸子 著(講談社現代新書 1994)

また、顔の表情・印象で、なんとなく、その人が分かるかと思うので、
下記の本を。ルッキズムではありません。

・ 『顔立ちから子どもを知る』 L.コルマン著(北大路書房 2005)